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April 09, 2012

鳩山由紀夫のイラン訪問の「怪」

■ この件について、考えてみよう。
□ 鳩山元首相:イラン外相と会談 「核兵器持つべきでない」
毎日新聞 2012年04月08日 10時02分(最終更新 04月08日 10時34分)
 イランを訪問している民主党の鳩山由紀夫元首相は7日、同国のサレヒ外相と会談した。イラン学生通信によると、鳩山氏は、第二次大戦で広島と長崎に原爆が投下されたことに言及した上で「どの国も大量破壊兵器、特に核兵器を持つべきではない」と述べ、交渉を通じたイラン核問題の解決に期待を示した
 サレヒ氏は、近く再開する見通しの国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国との協議が「欧米との信頼関係を築く機会になるだろう」とする一方で、イランの核開発は平和利用が目的であり、その権利を放棄することは決してないと述べた。(テヘラン共同)
 
 日本は、欧米諸国とは異なる対イラン関係を築いてきた。
 そういえば、ダルヴィッシュ有投手も、「イラン人の息子」だったはずである。
 日本には、「反イラン感情」はない。震災の時も、イランは、色々な支援をしたようである。
 だから、色々なチャンネルを通じて、「働きかけ」が行われること自体は、決して否定されるべきことではない。
 問われるべきは、鳩山由紀夫という政治家が、その働きかけを手掛けるのに相応しいのかということである。
 鳩山氏がイランに特段の「縁」を持っていたとは、雪斎は、全く承知していない。
 議員レベルの交流の枠組としては、日本・イラン友好議員連盟というのがあったはずであるけれども、鳩山氏は、その有力メンバーであったのか。また、外務省ウェブ・サイトには、「各国要覧・イラン」の項目には、過去にイランを訪問した有力政治家の名前が出ているけれども、そこには、鳩山由紀夫の名前は見当たらない。必然性が感じられないのである。
 さらにいえば、鳩山氏は、特に米国からは全く信用されていない政治家であろう。もし、総理経験者ということだけで自分に相当な影響力があると思っているのであれば、途方もない勘違いであろう。
 それにしても、鳩山氏は、何故、イランに行ったのか。「核開発はよくない」というだけのためならば、テヘランではなく平壌に飛んでもらったほうが、余程、インパクトがあったものを。国際政治は、「高度の常識」を反映した営みである。その「高度の常識」が、鳩山氏の行動に、どれだけ反映されているのかは、定かではない。

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