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April 10, 2012

「鳩山ブランド」の失墜

■ これは、幾ら何でも…、とおもう。
 □ IAEA批判発言「完全に捏造だ」と鳩山元首相
          読売新聞 4月9日(月)20時53分配信
 鳩山元首相は9日、イランのアフマディネジャド大統領と8日に会談した際、国際原子力機関(IAEA)を批判する発言をしたとイラン大統領府が発表したことについて「完全に捏造(ねつぞう)記事であり、大変遺憾だ」と述べ、訂正を申し入れる考えを示した。
 国会内で記者団に語った。
 鳩山氏は大統領らとの会談で核開発の疑念を払拭するための努力を求めたと説明し、「非常に有意義な議論ができた」と強調した。また、「二元外交」との批判を念頭に、「政府の考え方を逸脱する発言は一切していない」と語った。
 鳩山氏は6日からの日程でイランを訪問した。
 イラン大統領府は、鳩山氏が「IAEAがイランを含む特定の国に二重基準的な対応をとっていることは不公平だ」と語ったと発表した。
 
 そして、この記事である。
 □ 鳩山氏、イランに政治利用された…自公が批判  
            読売新聞 4月9日(月)21時45分配
 民主党の鳩山元首相がイランのアフマディネジャド大統領との会談で国際原子力機関(IAEA)批判をしたと発表された問題で、自民党などは「鳩山氏はイラン側に政治利用され、国益を害した」と批判した。
 イラン訪問を中止させられなかった政府の責任も追及する方針で、政府側は鳩山氏に苦り切っている。
 9日に帰国した鳩山氏は、会談でIAEA批判を行ったとするイラン側の発表を否定した。しかし、自民党は、大統領との会談を行ったこと自体が、首相経験者として自覚が欠如していると断じた。同党の安倍元首相は9日、「最も利用されやすい人が、のこのこ出て行った。日米間にくさびを打ち込もうとしているイランの思惑にまんまと乗った」と語った。茂木政調会長は同日、「(鳩山氏を)止められなかった政府・民主党にも大きな責任がある」と強調した。公明党幹部は「鳩山氏は利用された。何を考えているか分からない」と問題視した。

 鳩山氏が積極的に「IAEAは不公平だ」とは語っていなかったかしれない。
 ただし、アフマディネジャドが「IAEAは、うちらには矢鱈にきついのよね・・・。あそこのトップは日本人なのだから、なんとかするように言っくてくれないか…」という趣旨のことを言い、鳩山氏がに同意を与えるようなことを言ったと想像することは、難しくない。要するに、「IAEAは、イランには殊更に厳しい。故に、不公正だ」というイランの認識を否定しなかった故に、「鳩山も、そう思ってくれた」ということで、件の記事になったのであろう。
 これでは、鳩山氏を全く擁護できまい。「滑稽」と評する他はあるまい。
 鳩山内閣期、「鳩山の外交ブレーン」と称する人々は、結構、いたはずである。彼らは、どうしたのであろうか。
 ちゃんと知恵を出さないのであろうか。
 鳩山由紀夫という政治家は、悪い意味で、「いいひと」なのであろう。
 政治の世界に来ずに、普通に「大学教授」をやっていてくれれば、「名門・鳩山家の惣領」として、「尊敬され愛される人生」を送っていたはずである。彼の周りには、学者・文化、芸能人などが集まり、楽しい空間になっていたろうに…。鳩山由紀夫・邦夫兄弟の代で、政治家系としての鳩山家のブランド・イメージは、地に堕ちた感がある。
「鳩山家五代目」というのは、もはや考えられまい。

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Comments

「Web2.0」ならぬ「Trust me 2.0」でしたね。

鳩山氏が総理になったのが悪いのか、選挙の結果
として鳩山氏を総理にすえた国民が悪いのか...

日本人として、選んじゃった自分達にも責任の
一端があるのでしょうが、誰か止める事の出来る
人いなかったのかな。

「お金持ちだからといって、必ずしも羨む事は無いのだ」
と身をもってナチュラルに示してくれたのかもしれません。
その点は国民にとって大変な参考になったでしょう。

Posted by: ino | April 11, 2012 07:57 PM

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