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April 13, 2012

カンボジアの「縁」の話

■ カンボジアという国がある。
 日本との「縁」は深い。
 クメール・ルージュの虐殺、内戦の後、この国の「復興支援」にもっとも深く関わったのは、日本である。国連カンボジア暫定統治機構の明石康代表、「和平」東京会議の開催、最初の自衛隊派遣…。
 特筆すべきは、民法の整備であろう。クメール語をコンピューターで使えるようにしたのも、日本人の努力である。
 ● カンボジアで民法の適用開始-長年にわたる日本との共同作業が結実-
 そして、その一方では、警察官やボランティアの「人的犠牲」の記憶もある。
 故に、この国が発展を見ると、対外関係において「徳」を積み重ねることの意義を実感する。初代駐日カンボジア大使は、「温厚」を絵に描いたような人物だった。
 ところで、とあるお笑い芸人がカンボジアに国籍変更をして、マラソン競技代表としてオリンピックに出ようとしたらしい。それに国際陸連が待ったをかけたようである。
 雪斎は、この芸人のことを知らない。
 だが、カンボジアの人々の復興への努力、あるいはそれを支援した日本人の努力の「上澄み」だけをさらっていこうという浅ましさが、この芸人の振る舞いにはある。それとも、カンボジアにメダルをもたらす確たる自信が、彼にはあったのであろうか。「競技レベルの低い」カンボジアからならば、オリンピックに出られると思ったというのが関の山であろう。
 全く以て不愉快な話ではある。
 

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