大阪の陣
■ 雪斎は、大阪には、まったく土地勘がない。
今期、NHK朝ドラは、岸和田が舞台であるけれども、実にクオリティの高いものを見せてもらっている感がある。尾野真千子というのは、大した女優である。
それでも、大阪には、「縁」があまりない。
ただし、今秋の「大阪の陣」の行方は、注視に値する。
客観的に見れば、橋下徹は、「強い候補」である。
大阪府政・市政の「二重性」を解消するという意図は、明確にある。
大阪市政に絡む障害を除去したら、彼は一転し市政を去り、府知事に戻るようなことを考えているのであろう。彼は、「大阪都」知事になれば、それで政治上の役割は終わりである。
彼に対する毀誉褒貶の激しさは、そのまま彼に「力」を与えている。
彼の政治手法を「独善」と批判するのは簡単だが、彼の政治的な勢いがある限りは、そうした批判は無意味であろう。
もっとも、彼が国政に色気を示すようになれば、途端に失速するような気がする。
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