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August 28, 2011

三ヵ月の空白

■ 菅直人の退陣表明の後、次の民主党代表が決まったら、何かを書こうと思っていたら、三カ月も経っていた。
 「論じ甲斐のないものを論じても仕方がない」。そう思い続けた三か月である。
 実質上、此度の民主党代表選挙は、前原誠司か海江田万里かである。
 

 結論からいえば、海江田万里が選ばれれば、それは、「民主党の死亡宣告」を意味しよう。小沢一郎の「影響力」が見え隠れするような代表ならば、世論の受けは悪いであろう。自民党も、こういう代表の民主党に協力しようという気は起るまい。菅が消えても、小沢に対する「忌避感情」が消えたわけではない。そもそも、海江田が、宰相の座を目指したこと自体、「分不相応」である。
 前原誠司が選出されたら、即日、彼の持論の通り、「集団的自衛権の行使は認めます」と宣言してもらえればよろしい。これに加えて、「インド洋給油活動の再開」と「普天間基地の辺那古沖移設」を明言してもらえればよろしい。
  民主党内は、ゴタゴタしそうであるけれども、自民党は、おそらくは乗る。
  「大連立」をやりたければ、「仕掛け」が要る。そういう「仕掛け」を用意できそうなのは、候補の面々では、野田佳彦か前原であろう。

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Comments

◎ついでにアメリカに対する債権の百パーセント放棄も宣言すればいうことはないのにね。

Posted by: アメリカの執事 | August 28, 2011 at 04:25 PM

ブログ再開をお待ちしておりました。
産経新聞等への寄稿は拝見していたので、ブログはどうしたのかなあと思っておりました。
確かに「論ずるのが空しい」政権でしたね。
菅総理の3ヶ月間の必死の延命は、そのまま日本全体へのダメージとなりました。日本のエネルギーを吸い取り、菅直人個人の自己顕示欲を満たしていた様なものです。正直、思い返すのも不愉快ですね。

雪斎様は「前原総理」に期待されているようですが、少々過剰評価なのではないかなと私は愚考いたします。今までの前原氏の実績を考えるにつけ、有能であるとはとても思えません。

「永田メール事件」
「八ッ場ダム問題」
「JAL再建問題」
「尖閣諸島・北方領土に関する中露への対応」
「外国人献金問題」

ざっと考えてこれだけの問題が思いつくのですが、どれ一つとして責任ある対応・能力の片鱗が見える対処ができたとは思えません。
今回も出馬して早々に小沢被告へ土下座してしまい、自らを窮地に追いやるというポカをやらかしています。総理になったとしても、雪斎様の期待されているようなことはきちんと達成できないように思えます。無論海江田氏が総理になったからと言って安心できるわけでは全くないのですが…。

日本の総理大臣を選出するという重大な選挙に、希望が見いだせないのは、国民にとって大変不幸なことですね。無駄だとは知りつつも、次期総理には就任直後の解散総選挙を期待してしまいます。

Posted by: お父ちゃん | August 28, 2011 at 11:07 PM

 民主党新代表、野田氏に決まりましたね。やはり小沢アレルギーはあまりにも強かったということでしょうか。雪斎さんがおっしゃられる「集団的自衛権の容認…・・・」云々のことは、実現されればこの上なく喜ばしいことですが、民主党に所属する議員は国家理念や政策の方向性があまりにもばらばらで、党内で意思統一をする能力すらなく、まともに政党の体をなしていません。残念ですが、どだい無理な気がします。

Posted by: 読書子 | August 30, 2011 at 11:42 AM

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