« 震災初期対応 | Main | 震災の「気分」 »

March 15, 2011

日本のもう一つの『不幸』

■ これが、日本の宰相か。
 

□ 菅政権の政治主導演出へのこだわり、混乱を増幅
            読売新聞 3月15日(火)2時40分配信
 未曽有の大惨事となった東日本巨大地震をめぐり、菅政権の無策ぶりが次々と明らかになっている。

 放射能漏れや計画停電など、国民の安全に直結する問題では対策が遅れ、情報発信も不十分なため、国民の間には混乱と不安が広がる一方だ。
 菅首相が今なすべきことは、一刻も早く被災地復興に向けた全体計画を打ち出し、官民一体でこの国難を乗り越えるための強い指導力を発揮することだ、との指摘が政財界の各所から出ている。
 ◆どなる首相◆
 首相官邸の危機対応のほころびは、地震から一夜明けた12日午後、福島第一原子力発電所1号機で起きた水素爆発であらわになった。放射能漏れの可能性があり国民への一刻も早い周知が求められたにもかかわらず、菅首相は東京電力の技術者を官邸に呼びつけると、どなりちらしたという。
 「これから記者会見なのに、これじゃあ説明出来ないじゃないか!
 テレビは、骨組みだけになった1号機の建屋から煙が勢いよく噴き出す生々しい光景を映し出していた。爆発が起きたことは明らかだった。だが、東電の説明に納得がいかない首相は、爆発直後の午後4時に設定していた記者会見の延期を宣言。自らの言葉での説明にこだわる首相への遠慮からか、午後5時45分から記者会見した枝野官房長官は「何らかの爆発的事象があった」と述べるだけで詳しい説明は避け、「首相ご自身が専門家の話を聞きながら(対応を)やっている」と語った。
 結局、首相が記者団の前に姿を現したのは、爆発から約5時間がたった午後8時半。「20キロ・メートル圏の皆さんに退避をお願いする」と述べたが、こうした指示はすでに首相官邸ホームページなどで公表済みだった。「首相が東電の技術者をことあるごとに官邸に呼びつけてどなるので、現場対応の邪魔になっている」。政府関係者は嘆いた。首相は避難所視察も希望したが、「迷惑をかける。時期尚早だ」と枝野長官が止めた。後略。

 「まともな政治指導者がいない国は、不幸だよ…」、
 遠い昔、雪斎の父親が、こう言った。
 今、その「不幸」を実感することになるとは思わなかった。

 それにしても、ただでさえストレスを受けている民間人たる東京電力の技術者を、この御仁は、怒鳴り散らしているのか。乾いた笑いしか浮かばない。彼にとっての「政治主導」とは、「僕、頑張っているでしょ」というマスターベーションを国民に披露するということか。
 ところで、民主党の0前宰相と元代表は、何をしているのか。

|

« 震災初期対応 | Main | 震災の「気分」 »

Comments

小沢っちは本当に「政局の人」なのでしょう
だから政局が吹っ飛ぶと、存在感が無くなる。

鳩山前総理は...ヘタに喋らない今の状態
の方がいいでしょう。

枝野官房長官、最近太ったなー小沢より健康
状態悪くなるのでは?と思っていたが、ここ
数日で痩せたように見えます。

Posted by: ino | March 15, 2011 at 06:52 AM

 福島原発の自己は人災かもしれませんね。門外漢の私が書くべきではありませんが、もし大型の地震の後、津波が発電所を襲ったら、レイアウト上の問題として、冷却水充填のための電源装置が冠水してしまい、格納容器内の炉心が空焚きに至る可能性が早くから指摘されていたと聞きます。
そんな津波に備えても仕方ないというのが事務方の推論だったのでしょうかね。
 仮にその空焚き状態に至っても、幾重ものフィルターを通して中の圧力を抜けば、格納容器が爆発することもなく、人体に影響のない範囲での放射性物質拡散で収束するなんて考えていたのでしょうか。(あくまで推論です)
 首相は現実主義者と聞きます。もしそんな話を耳にしたら・・怒鳴るかもなぁ・・。
 
 

Posted by: SAKAKI | March 15, 2011 at 07:32 PM

んー首相批判ありきに思えます。今はまず直接的原因である
東電の責任追及が先でしょう
雪斎さんは保安院や東電の報告に妥当性を見い出せますか?
あれは明らかに嘘、誤魔化し、隠蔽に満ちたものです。
菅の怒りは当然です。おそらく東電は正しい情報を官邸に
伝えていないばかりか、現場からあがってきた報告に
対しても適正な指示を出せていない。
東電から安全との説明を受けて現地で作業にあたっていた
自衛隊員が爆破に巻き込まれた件は事故の二文字では済まされません。
これは人災です。
東電による発表は旧軍の大本営発表みたいなものです。
死の行進を強いられる末端の作業員の命を思えばこそ、
この東電の横暴は徹底追及するべきです

Posted by: 斉藤 | March 16, 2011 at 02:58 AM

手遅れだけど菅総理にアドバイスにならないアドバイスを

「言葉はタイミングとハートが命です。」

消費税、TPPが国民にも何となく苦くても飲まねば
ならない薬とわかっていても、菅総理の発言が顰
蹙を買うのはハート(理念)が無いのが見え見えだ
から。
ハート無いと「国民の為」「歴史への反逆」とTV
や国会で言っても、見てる方はハートの無さを威
勢のいい言葉で誤魔化しているように見えて虚し
さ100倍です。

消費税、TPPで小泉元首相の郵政解散のマネをす
るのは無理だったと思います。
なぜなら、好き嫌い、内容の正否など様々あるに
しても小泉元首相の郵政改革の志にはハートがあ
った。
国民も何となくではあっても、それが判るから大
勝ちした。
小泉元首相が嫌いな人達は、それを「国民は騙さ
れてるんだ!」と泣き言を言うが、聞かされる方
は、『よくもまー「お前ら国民は無知蒙昧で、優
れた我々の言う事が理解できないのだ。」に等し
い事を平気で言うよな、逆ギレされても迷惑だか
ら適当に相槌打つか』と思っていることに気付か
ない。

さて、東電幹部を怒鳴りつけ「撤退したら東電は
100%潰れる」と言ったらしいですが、この期に及
んで、さらに「痛いことやってますね」。
私が東電幹部なら表ヅラは平身低頭していても
内心では「100%潰れるのは、お前の方だ!この馬
鹿が!」と考えています。


「言葉はタイミングとハートが命です。」

Posted by: ino | March 16, 2011 at 10:37 PM

鳩山由紀夫、鳩山邦夫両名は、とりあえず10億円づつ被災者に寄付すべきでしょう。「時効」で国から返還された税金も相当あるよね。

Posted by: 菅ダダ | March 21, 2011 at 07:38 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71618/51123501

Listed below are links to weblogs that reference 日本のもう一つの『不幸』:

« 震災初期対応 | Main | 震災の「気分」 »