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November 09, 2010

政権交代の「クーリング・オフ」

■ ひさしぶりに、政治ネタいがいのことを書く。
 過日、発注していたハイエンド・ヘッドフォン 「SENNHEISER HD-800」が到着した。
 諭吉先生16人分という代物である。
 ヘッドフォンという部類では、これ以上の高額のものはない。
 デフレの御時世に、とんだ散財をしたものである。
 物欲に淡白な雪斎であるけれども、「まあ、いいであろう…」ということにしておく。
 まだ、エージングは済んでいない。
 きちんとした仕上がりができたら、「ブルックナーの世界」が待っている。
 楽しみである。

■ 民主党内閣が壊滅すれば、「政権交代可能な政治風土」の定着は、間違いなく遠のく。
 2009年以降の現在の民主党内閣が「第一期政権」であるとすれば、それは、今のままならば遅くとも2012年は終止符が打たれるはずである。問われるべきは、「第二期政権」の時期は、果たしてあるのかということである。これは、「第一期政権」の時期に何がなされるかにかかっている。
 だからこそ、「第一期政権」では、民主党は、その「統治能力」を世に証明しなければならないはずであった。
 実際には、「前言撤回」、「責任転嫁」の言辞のオン・パレードである。「有能であること」ではなく「無能であること」を躍起になって証明しようとしている感がある。
 NHKの最新世論調査は、支持率31、不支持率51という数字を出してきている。
 内閣支持率は、40以下の数字は観ても余り意味がない、もう、この内閣は浮上できない。
 「北方領土返還実現」とか「横田めぐみさん奪還」ということがあれば、話は別であろうが、そういう展望はない。
 だが、この調査で興味深いのは、「法案を成立させることが難しい「ねじれ国会」をどう打開すべきだと思うか」という設問に対する回答である。
 ●  「衆議院の解散・総選挙で改めて民意を問うべきだ」・・・38%
 ● 「与党と野党が政策ごとに連携すべきだ」・・・36%
 ● 「与党と野党の一部が連立政権を組むべきだ」・・・7%
 ● 「与党と自民党が大連立政権を組むべきだ」・・・7%
 宰相の「顔」を取り替えたところで、もう国民は納得しない。昨夏の「政権交代」それ自体をクーリング・オフにしたいという空気が、既に広がっているのである。もう、既に「解散・総選挙」を求める声が、選択肢の筆頭、4割近くに達している。折角、期待して買った商品が、「バチモン」だったということに、多くの国民が気付き始めたということであろう。普通の民間会社ならば、そうした代物を売って「最初の客」を失望させたら、その会社は終りである。菅直人は、、「石にしがみついも頑張る」と語っているようなので、「クーリング・オフ要求」は、ますます高まるであろう。
 「何分、初めてなもので…」という理屈は、通用しない。「政権担当ビギナー」であることを自覚するのであれば、「経験者」のいうことを尊重するのが筋であろうけれども、民主党は、必要以上に自民党議員や官僚といった「経験者」を敵視してしまった。これでは話にならない。
 話は替わる。雪斎の最近のエントリーを「党派的」と評する向きがあるらしいけれども、何を寝ぼけた反応をしているのであろうか。
 雪斎は、6月13日付けで、次のようなエントリーを書いている。
 ● 菅直人内閣の「成功」の条件 このエントリーでは、次のように書きだしている。

 菅直人内閣の「義務」とは、なにか。
 それは、「成功」することである。
 ならば、「成功」とは、なにか。
 菅内閣が、民主党の「政権担当能力」を国民にしっかりと認知してもらった後で、執政の幕を降ろすことである。

 「義務」を果たさない宰相や政権与党の面々に容赦ない批判を浴びせるのは、雪斎の職分からすれば当然のことである。むしろ、そうした批判を手控える姿勢の方が、余程、「党派的」ではないのか。
 
 政治ネタを書かないつもりが、書いてしまった。
 これが、あと三年、続くと考えると…。憂鬱である。

 

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Comments

では政治ネタでない方にコメントを
件のヘッドフォン、やっぱり素晴らしいのでしょうか。是非ご感想をお聞きしたいものです
できれば、「このヘッドフォンで聞く~は素晴らしい」というコメントも沿えて頂ければ、クラシックが好きな人間としてはとても嬉しいです

Posted by: eim | November 09, 2010 08:44 AM

×バチモン
○パチモン

麻生降ろしを図った輩のように、単純な覚え違いを、とやかくあげつらう輩もおりますからご用心下さい。

>ヘッドフォンという部類では、これ以上の高額のものはない。

私が数十年来愛用してメーカであり、本邦が世界に誇り得る数少ない高級オーディオメーカーの「スタックス」をご存じない?のはいけませんね。
http://www.stax.co.jp/index-J.html

Posted by: SS | November 09, 2010 09:42 PM

ハイエンド・ヘッドホン正直羨ましいです。
私はコストパフォーマンス・ヘッドホンで十分ですが。

さて、ビデオ流出名乗りでてきましたね。
ここで支持率70%に回復する素晴らしいアイデアがあります。

この海保職員を抜擢してしまう。
「危険を省みず民主党に代わって国民の知る権利
を守ってくれた、これこそ民主党の理念を体現す
る行為であり、感動した!(小泉総理風に)」
とか言って副首相にでもすればいい。

これで一挙に支持率回復しますよ。
いいアイデアでしょ、菅総理殿。

Posted by: ino | November 10, 2010 10:36 PM

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