見苦しい風景
■ 北海道は、九月に入れば一気に涼しくなる。
東京で十一月過ぎに着るツィードのジャケットを札幌では九月過ぎに着ていた。
スズキ・ムネオ議員が有罪確定、近日収監と相成った。
雪斎が札幌にいた時も、「永田町」にいた時も、この政治家に対する「よき評判」を聞いたことがない。
ムネオ氏は、今では、「権力の横暴」の被害者のように語っているけれども、往時は、その「権力」をかさにきて強引なことをやっていたはずである。彼に関する「評判の悪さ」というのは、その「強引さ」が絶えず「下品」の趣を漂わせていたということにある。彼は、特に橋本、小渕両内閣期に何をやっていたか、それが外からどのように見られていたかを自省したほうがいいかもしれない。「因果は巡る」ということであろう。故に、雪斎は、彼の境涯には全く同情しない。
ムネオ氏の政治家としてのタイプは、多分に、世良修蔵に近いところがある。奥州人に蛇蝎のごとく嫌われる名前である。幕末、官軍の威光をかさに着て奥州諸藩に高圧的に振る舞い、奥州人の恨みをかった挙句、斬首された長州人のことである。斬首される前の命乞いは、まことに見苦しいものだったようである。ムネオ氏も、自分の保身のためなら、最高裁判決が出ても全く神妙にしないというというのは、政治家の姿勢として、見苦しいこと、この上ないと思うのだが…。
さらにいえば、こういう振る舞いは、「法の権威」に対する侮辱ではないのか。自ら「法」を立てる立場にある政治家が、「法」の権威を貶めるような振る舞いに及んでいいのか。
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