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August 04, 2010

菅直人再選でよろしいでしょう…。

■ 「権力」を握れば、周囲が見えなくなるらしい。
 

□ 退陣要求が続出=消費税発言「心からおわび」と首相―再選出馬を表明・民主両院総会
                7月29日20時5分配信 時事通信
 民主党は29日午後、大敗した参院選を総括するため両院議員総会を東京・永田町の憲政記念館で開いた。菅直人首相(党代表)は、消費税増税を掲げたことを「不用意な発言で、重い、厳しい選挙を強いたことを心からおわびする」と陳謝。その上で、9月の党代表選に触れ「わたし自身の行動を含め、判断してもらう」と述べ、再選を目指して出馬する意向を事実上表明した。一方、出席者からは、首相の退陣を求める声が相次いだ。
 首相としては、同日の両院総会で責任問題に区切りを付けた上で、30日召集の臨時国会を乗り切り、再選への流れをつくりたい考えだった。首相の続投に根強い異論があることを裏付けた形だ。
 冒頭、あいさつした首相は、参院選大敗を陳謝し「全員野球で政策実現にまい進しないといけない」と党の結束を呼び掛けた。これに対し、出席者からは「戦争で大敗北した責任を最高司令官が取るのは当たり前だ」(川上義博参院議員)、「大切なのは責任はしっかり取る、そこだけだ」(松木謙公衆院議員)などと首相への退陣要求が噴出。執行部批判の大半は小沢一郎前幹事長に近い議員からだった。その半面、「前執行部の小沢、鳩山(由紀夫)両氏の連帯責任も感じる」(石井一副代表)、「辞めること自体が無責任だ」(近藤和也衆院議員)と、首相擁護の意見も出た。 

 この選挙は、鳩山・小沢体制下ならば、「もっと負けていた」はずの選挙である。
 だから、民主党内の小沢系議員は、「偉そうなこと」をいわないほうがいい。菅直人総理になったところで、「小沢的なるもの」を綺麗に忘れた人々などは、ほとんどいないであろう。「「菅降ろし」などに走らず、「謹慎」をしていたほうがいいと思うのだが…。
 この記事も面白い。
 

□ 菅直人首相、民主両院総会でつるし上げ
       7月30日8時1分配信 スポーツ報知
 菅直人首相(63)が身内からつるし上げられた。民主党の両院議員総会が29日、国会近くの憲政記念館で行われ、首相の消費税発言が敗因とした執行部総括案の報告を受け、首相や枝野幸男幹事長(46)らの辞任論が公然と噴出。菅首相は陳謝した上で、9月の党代表選まで現執行部体制を維持する考えを表明した。だが、党内最大の議員グループを率いる小沢一郎前幹事長(68)は首相批判を強めており、代表選再選―続投の道筋は見通せない。
 民主党の両院総会で、まるで野党からのような激しい怒声が飛び交った。執行部の総括案は、首相の消費税発言について「唐突感と疑心をもって受け止められた」として、政権交代から10か月間の実績に関する説明も不足していたと強調。約2時間で29議員が発言。その多くは、現執行部の責任を問うものだった.;
 小泉俊明衆院議員(53)は「誰にも相談しないで昨年衆院選マニフェスト(政権公約)を参院選の直前に執行部が変えてしまった。いつから民主党は北朝鮮になったんですか!」と激高。中津川博郷衆院議員(61)は「枝野幹事長、安住淳選対委員長が責任を取るのは当然だ。首相も自ら責任を取るべきだ」、松木謙公衆院議員(51)は「執行部は責任を取る係だ」と首相と執行部に引責辞任を迫った。後略。

 記事中、「何時から民主党は北朝鮮になったのか…」と叫んだ議員は、何かのジョークを語ったのであろうか。「何時から」と問われれば、「それは小沢幹事長がいた時期から」と答えるのが、せいぜいのところであろう。
 小沢氏のスキャンダルが追及されていた時、民主党の新人議員がテレビ・カメラの前でコメントしようとしたところ、先輩議員と思しき人物が、「●●、(コメントは)あかん」と一喝した。「民主党では、後輩とはいえ他の同僚議員を平気で呼び捨てにするのか」と雪斎は、驚いた。雪斎が見聞した限りは、自民党では長老議員が軽輩議員を呼ぶ時は、大概、「●●君」や「●●先生」だったはずである。他人の眼と耳があるところでは、特にそうである。だから、小泉jr進次郎議員が、「自由のあるのが自民党で、自由のないのが民主党だ」と語ったときには、思わず
膝を打ったものである。同じ小泉でも件の民主党議員は、何故、小沢幹事長の時代に、「何時から民主党は北朝鮮になったのか…」と叫ばなかったのか。
 民主党の党勢失速は、こうした言動の「ダブル・スタンダード」ぶりが矢鱈に目につくことに依っている。「俺はお前を批判するが、お前が俺を批判するのは許さない」といった風情である。世間では、それを「卑怯」と呼ぶのである。「政策以前の話」である。

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Comments

今回は大賛成

Posted by: おいちゃんも | August 04, 2010 at 04:53 PM

菅首相を批判できない連中が執行部批判を繰り広げる滑稽さを表す本文には納得ながら標題だけを読むならば違和感を感じてしまいます。

菅氏の党首としての再選ならともかく、前々回の参議院選挙で直近の民意を唱えて自民に解散総選挙を迫った民主党の党首が再び宰相の座に着くことは「それでいい」で済むことではないのではないでしょうか。
党利党略を優先するあまりに出てきた政策的な歪みであれば修正もやむを得ないと思いますが、政党政治家として唱えていた流儀を簡単に翻す民主党という政党はやはりブーメラン政党といったところでしょう。

そのブーメランで日本を巻き添えにしないことを切に祈ります。

Posted by: 暑さぼけ | August 05, 2010 at 07:43 PM

こんにちは。いつも勉強させていただいております。

国会議員って、首相になるまで「言ったことの責任」を取らなくてよい職業だったんだ。そして取る責任とは単に辞めるだけのことなんだ。お気楽な職業だなあ。鳩山&管を見ていて改めてそう思います。

民間にいると(特に営業は)新人の頃から「何を、誰に、どう言うかを」常に考え、結果責任を問われ続けます。

そして取締役になれば「言ったこと、したこと」の責任は辞任した後まで(株主代表訴訟という形で)ついて回るのです。

株主代表訴訟ならぬ国民代表訴訟のような、議員個人の賠償責任を(辞めた後までも)取らせる仕組みがなぜないのだろう?

仮にそういう仕組みがあって鳩山前首相が訴えられたら賠償金額はいくらになるのだろう?ついそんなことを考えてしまいます。

そういう仕組みでもできないと首相になる前に十分鍛えられないのではないかと思いました。

Posted by: チャーリー | August 06, 2010 at 05:27 AM

はじめまして

菅直人首相、無理ですか?
少し長い目で見てやると危ないですか?

Posted by: 森清美 | August 06, 2010 at 12:52 PM

いいとはあ思わないし、一端小鳩辞任により支持率が回復してるのだから責任転嫁も見苦しい。
君は小沢憎しで書いてるが最大の世論は選挙でありそこで負けたのだから敗軍の将兵を語らず。
菅氏自身も「この参院選が菅政権の信任選挙だ」と言ってたわけだから。
菅氏の権力欲の見苦しさは耐えがたい。

Posted by: ひろ | August 10, 2010 at 03:14 AM

基本がダメだと鍛える前に逃げてしまいますから。

何せ息子もニートなんだからどうしようもないでしょう。

Posted by: 希 | August 10, 2010 at 11:52 AM

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