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January 28, 2010

日米「太平洋」同盟の試練

■ 普天間基地移設案件は、迷走の最中である。
 名護市長選挙で、「移設受け容れ反対派」が勝利を収めたのは、予測の範囲内であったけれども、その後に、平野博文官房長官が、「選挙結果を斟酌する必要がない」と発言したのには、雪斎も目を丸くした。 
 多分、この騒動の結果、「普天間固定」という線が強まっているのではないかと思えてきた、「五月までに決着」というのが、鳩山総理の意向であるけれども、「政権の勢い」が落ちているところで、こういう案件を腕力で押し通すのも難しいであろう。
 そもそも、「五月までに」という期限の根拠が判然としない。1996年4月の普天間基地返還合意から2005年10月の辺野古沖移設合意までは、10年の歳月が経っている。向こう4カ月で落着できるという鳩山総理の見通しの根拠は、薄弱ではないのか。

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January 24, 2010

平野博文官房長官という「弱い環」

■ 木曜、金曜両日、予算委員会質疑の模様を観た。
 確かに、今までの質疑の光景とは違う。政府を問い質しいているのは、政権担当経験を持つ「最強の野党」である。
 この二日の質疑で気付いたことがある。平野博文官房長官における「戦闘能力」の乏しさである。官房長官とは、「内閣の要」と呼ばれるぐらいだから、その役割の重さは、外務大臣や財務大臣を遙かに凌駕する。現在、閣内から次々とバラバラな発言が飛び出し、自民党政権下でなら「閣内不一致」と批判される情勢を捌くことができず、それに鳩山総理務自らが釈明して事態を複雑にしているのは、官房長官の能力の乏しさの故である。
 谷垣禎一自民党総裁の「天皇と政治」に関する質問をを前に、右往左往したのは、その証左である。

 

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January 20, 2010

『カーマ・スートラ』の世界、そして「性事」としての政治

■ 何を思い立ったか、『カーマ・スートラ』を詠む。
 俗に、「インドの性典」と呼ばれる書である。
 しかし、実際に読んでみれば、誠に深遠な書である。
 インド哲学によれば、人生の段階で追求すべきものは、それぞれ異なっているそうである。
 青年期には、アルタを求める。アルタとは、権力とか富、地位といった「実利」に関わるものである。
 壮年期には、カーマを求める。カーマとは、「愛」に関わる官能的素養である。
 老年期には、ダルマを求める。ダルマとは、宗教。道徳上の義務に表される「美徳」である。
 要するに、若い時は、必死になって「富」を得て、その後には「薔薇の日々」を送り、老境に至っては「悟り」を開けということであろう。

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January 19, 2010

小沢一郎という「麻薬」と「小沢ジャンキ―」の時代

■ 人間は、上手くいっている時には自省しない。
 自民党の野党転落の理由は、「郵政選挙の折に何故、大勝できたののか」を検証しなかったことにある。
 あの選挙は、実質的に、国民が「自民党j」ではなく「小泉純一郎」を支持した選挙であった。小泉退陣後、自民党は、その勝因を忘れ、「小泉的なるもの」を次々と骨抜きにしていった。
 同じようなことは、今の民主党にもいえる。
 今、検証されなければならない一つの命題がある。
 「小沢一郎なかりせば、政権交代はならなかった…」。
 この命題は、果たして正しいのか。

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January 18, 2010

政権失速の裏で…

■ 在日外国人に地方参政権を与える動きがあったけれども、政府・中枢は、「もはや、それどころではない」といった風情であろう。 
 □ 小沢幹事長辞職を」67%、内閣支持42% 世論調査
               朝日  2010年1月17日23時25分
 朝日新聞社が16、17日に実施した全国世論調査(電話)によると、元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕された民主党の小沢一郎幹事長の政治資金問題で、小沢氏が責任をとって幹事長を辞職するべきだとの意見が67%にのぼった。鳩山内閣の支持率は42%と前回調査(12月19、20日)の48%から下がり、不支持の41%(前回34%)とほぼ並んだ。
 小沢氏の辞職は必要ないとの答えは23%。「辞職するべきだ」は民主支持層でも51%と多数だった。政治資金問題をめぐる同氏のこれまでの対応に「納得できない」は88%と圧倒的で、民主支持層でも81%がそう答えた。
 また、この問題で民主党に対する評価が「下がった」とする人が59%おり、「変わらない」は36%。鳩山由紀夫首相の対応にも79%が「納得できない」としている。 後略。

 支持率・不支持率の「逆転」は、時間の問題である。何よりも、支持率40パーセントの「防衛線」を割り込む手前まで来ている。小沢一郎が「血祭り」に挙げられない限りは、この傾向は止まるまい。「小沢抜きの民主党」の姿をを考える必要が出てこよう。
 

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January 17, 2010

政治家の秘書の四類型

■ 過去の疑獄事件で政治家の秘書が三人、まとめて逮捕されたという話を聴いたことがない。
 小沢一郎幹事長のことである。
 正確には、現役秘書一人、元職が二人だが、そのような差は、どうでもいいであろう。
 政治家の秘書を務めるというのは、誠に「ハイ・リスク」な選択だと思う。
 仕える政治家次第で、どのようjにも「運命」が変えられる。
 故に、今でも、「永田町」秘書稼業は、「極道稼業」と同じ印象を持たれることになる。

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January 15, 2010

十数日ぶりのエントリー

■ このブログも「週刊」状態になっている。
 ツィッターのように、「つぶやく」程度のものであれば、毎日、エントリーを上げられるかもしれない。

 政治家の中には、「ツィッタ―」を始める人々がいるらしい。
 だが、そうしたことは止めた方がいいと思う。
 「つぶやき」では、他人を説得できない。扇動はできてもであるl。

 この十日以上の「空白」の故に、雪斎のところに「圧力」が掛ったのではと思ったひとが、いたらしい。
 「圧力」はないけれども、今の内閣では、「建設的な議論」をしようというモティヴェーションが堕ちるのは、確かである。

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January 03, 2010

2045年へ…

■ 「近代日本の盛衰・四十年周期」説というのがある。
 幕末維新を起点にすれば、四十年後の1905年前後が一つの「山」となる。
 「坂の上の雲」に描かれた歳月である。
 それらか四十年後、1945年前後が、一つの「谷」である。
 それから四十年後、1985年前後が、また一つの「山」である。
 このパターンで考えると、今は、40年続く「下り坂」の最中であって、次の「谷」は、2025年前後だということになる。「失われた20年」どころか、苦境は、あと15年続くいう算段である。


 

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