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December 24, 2009

政権の失速

■ 政権の失速は意外に早かったようである。
 □ asahi.comニュース .内閣支持48%に急落 首相の指導力に疑問符 世論調査
            2009年12月20日23時37分
 朝日新聞社が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は48%で、前回調査(11月14、15日)の62%から大きく下落した。不支持率は34%(前回21%)。鳩山首相がリーダーシップを発揮しているとは「思わない」人が74%に達し、内閣不支持の人の半数が理由として「実行力の面」を挙げた。
 内閣支持率を支持政党別にみると、民主支持層が84%(前回92%)、自民支持層は13%(前回24%)。無党派層は前回は支持39%、不支持27%だったが、今回は支持24%、不支持45%と、内閣発足以来初めて不支持の方が上回った。
 鳩山首相がリーダーシップを「発揮していると思う」との答えは18%にとどまる。内閣支持層でも「発揮していると思う」は30%しかおらず、62%は「そうは思わない」と答えた。
 民主党が衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)を改め、ガソリン税の税率維持と、子ども手当への所得制限導入を首相に要望したことに対しては、「納得できる」が50%、「納得できない」は43%。ただ、民主支持層では60%対34%と、「納得できる」が顕著に多い。「納得できない」と答えた人では、内閣支持は36%と不支持の48%を下回った。
 米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる内閣の対応は「評価しない」が60%で、「評価する」の30%を大きく引き離した。自民支持層では「評価しない」が78%に達した。
 天皇陛下と中国の国家副主席との会見を、1カ月前に申し込む慣例に反して実現させた内閣の判断については、「妥当だ」39%、「妥当ではない」51%だった。民主支持層は53%対38%と肯定派が多数だが、自民支持層では19%対74%、無党派層32%対54%と批判的な意見が目立つ。  後略。

 内閣支持率の「防衛線」は、40%である。
 ここで、鳩山内閣は、踏みとどまれるか。早くも、それが注目点になってきた。
 しかし、30%台に突入することになれば、ここからの反転は、余程の材料がない限りは難しいであろう。    
 といっても、「オザーリン書記長」殿は、相変わらずの風情である。

 □ 小沢幹事長、習中国副主席特例会見で「国事行為」論は撤回 - MSN産経ニュース
 民主党の小沢一郎幹事長は21日午後の定例記者会見で、天皇陛下と習近平中国国家副主席との特例会見を「国事行為」と論じていた点について、「憲法で規定している国事行為にはそのものはありません」と述べて撤回した。
 そのうえで小沢氏は「憲法との理念と考え方は、天皇陛下の行動は内閣の助言と承認によって、行われなければならない」と述べ、外交要人とのご会見も、内閣の助言と承認に沿って行われるべきとの考えを示した。
 また、「天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」と述べた。
 
 そもそも、「国事行為」論を撤回しても余り意味はない。小沢氏の議論は、「クジラは大きな魚である」論と同じ類ののものでしかない。
 だが、彼は、天皇陛下の御意志を忖度するような発言を平気でしている。、「天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」とは、どういう料簡であろうか。結局、彼は、何が問題とされているかを全然、理解していないのであろう。
 雪斎は、八月の選挙は、「小沢一郎に引導を渡す選挙」であると思っていた。彼は、「政権交代が実現しなければ引退する」と語っていた。「よろしい。引退させてやれ。雪斎は、自民党関係者に、そう嗾けた。実際は、選挙の結果は、小沢氏に巨大な権力を与えた。「裏に籠って政権を壟断する」という政治のスタイルは、一掃したほうがいいと思うのである。しかし、それは残った。

 前にも書いたとおり、雪斎は、16年前は、小沢一郎代表幹事率いる新生党の秘書団のひとりであった。それは、新進党解党まで続いた。小沢一郎という政治家は、あの頃から全然、変わっていない。少なくとも、「三つ子の魂、百まで」という言葉が、彼ほど似合う政治家もいない。当時の新生党以来、彼と一貫して歩みを共にした政治家は、皆無であろう。だから、今、小沢側近と呼ばれる政治家も、早晩、離れて行くのだろう。雪斎は、16年前の細川護煕内閣の時分に、、そうしたことを判った。「今更、小沢側近になろうとする政治家の神経が判らない…」。これは率直な所感である。

 ところで、紛糾の種になった陛下と習近平と面会の際、席を隔てた青い花瓶には、「中ぶりの黄色い薔薇」が活けてあったそうである。会見の写真では、「白い花」に「黄色い薔薇」が活けてあるように見える。
 「中ぶりの黄色い薔薇」の花言葉は、「あなたには、誠意がありません」だそうである。
 多分、宮内庁の儀典担当官が、余り深く考えないで、「黄色い薔薇」をセットしたのであろう。
 「黄色い薔薇」の花言葉も承知した上で意図的にセットされていたとしたら…という妄想も膨らむけれども、それは、結局のところは妄想の類である。

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Comments

小沢がゴリ押しした引見の日、12月15日は宮中賢所で皇室の重要な神事が行われる日だったようです。陛下は御所でその神事が終了する深夜まで起きておられるとか..宮内庁ウェッブページのの陛下のスケジュールにも賢所の儀式の件は確認できました。このような日に...「他の重要でない要件との優先順位云々..」という暴言も聞かれましたが、まさかこの祭祀の事じゃないでしょうね?
本日は鳩山首相が居直り会見。これではオザーリンも元秘書の議員が事情聴取を受けたとしても、蛙の面にションベン、痛くも痒くもないことがわかります。

Posted by: とんぼ | December 24, 2009 at 10:07 PM

 小沢氏に引導を渡すより、グダグダに見えてしまった自民党政権に引導渡すのが先という結果でしたからねぇ。
 小沢氏についていうなら、陛下への不敬な発言がたたって夏の参院選でボロ負けして政治生命終わるか、西松事件で終わるかではないかと。だから俺が首相やっても良いなんて言っているのでしょう。案外首相になれば逮捕されないとか思っているのかもしれません。
 解らないのは何で西松事件で辞める際に自分の後釜を鳩山氏にしたのか。
 言っては何ですが、過去に民主党党首を辞めさせられた人です。政権を取るつもりなら党首すら務まらなかった人に首相なんぞやらせたらこうなる事解っていたはずなんですけどねぇ。
 雪齋先生はこの点をどう見られているでしょうか?
 馬鹿だからどうとでも出来ると思って就けたのなら小沢氏も実は同レベルということなのでしょうか?
 私見ですが、小沢氏は選挙以外では全く使えない人に見えます。人間としてもかなり問題ありで金に汚い上に人の話を聞かない傲慢な人物。田舎の成金代議士が国政レベルまで何かの間違いで膨れてでかくなったように思えます。
 少なくとも人の上に立てる人物ではない。それならまだ亡き金丸先生の方が良い。金丸先生の元で選挙対策だけやっていればよかった人に思えます。というかそれ以外出来ない。
 政治家よりもアメリカの大統領選で出てくる選挙対策請負人(でよかったでしょうか?)やっていた方がよかったように思えます。
 後、習近平氏の会談の際の黄色い薔薇ですがミスではなく故意に思えます。
 儀典官が知らないとは思いにくいからです。賓客の中には当然女性もおられます。花言葉の意味を知らないで失礼を冒す危険を避ける為に花言葉について知らないという事はないでしょう。あえてどちらともとれる花言葉を持つものを選んだ。どっちに取るかは相手次第と。
 北京がどちらと見たか? 小沢氏は?
 後はほとんど妄想のたぐいですが、火生土の暗示。五星紅旗が国旗ですから五行では中共は火ではないかと。火徳の王朝の次は土徳の王朝、つまり黄色の王朝。
 火が燃え尽きて灰が残りこれが土となる。土は黄色ですから「礼を知らぬいずれ灰となり終わる国の賓客」という皮肉が入っているというのは妄想が過ぎるのでしょうが。
 
 
 

Posted by: almanos | December 25, 2009 at 10:49 PM

今は経済の失速の方が不安です。

 これからはコンパクトカーは海外生産した車を日本に
逆輸入して国内販売するのが主流となります。
今迄は日本の自動車メーカーは海外生産はしていました
が、それは海外で販売する車を生産していたのであって
逆輸入は殆ど行われていませんでした。

 しかし、状況が変わってきました(結構前から兆候は
出ていたので、驚きではないのですが)。
来年の1/5インドのニューデリーでモーターショーが開
催されます。
そこでトヨタ、ホンダ、スズキはエントリーカーを出展
します、これは今迄は考えられない事でした(これまで
は殆、話題にもならないショーでした)。
ニューデリーのモーターショーは話題にもならないショ
ーでしたが(日産/ルノーも何か出展するかもしれませ
ん)
これらの出展コンパクトカーは当然、新興国向けとなる
ので価格を抑えなければならないので、当然海外生産で
す。
問題は、このコンパクトカーが次世代設計のコンパクト
カーであるか否かです。
幸いトヨタはダイハツのパッソの簡素化したもの、ホン
ダはフィットの下のカテゴリーになるもので、真の本命
次世代設計のコンパクトカーではない様です。

 プラットフォームの共通化は新興国向けの車といえど
も例外は無くなる方向です。先進国向けと同じプラット
ホームとなれば、もはや国内向けであってもコストパフ
ォーマンス車は海外で生産し輸入するしかありません。

 これは、この不景気のなかで軽自動車やコンパクトカ
ーが、いくら多く売れても、なんら雇用に結びつかない
事になります。
また、新興国で日本の次世代コンパクトカーがバカ売れ
し、生産が追いつかなくなったとしても、CO2の25%削減
があるので、絶対に日本国内に工場を新設しません。
新興国で工場を新設します。
それどころか、現在のコンパクトカーを生産している国
内の工場を整理するでしょう(目立たない様にやるでし
ょうが)。

これ迄、空洞化と行っても海外の車は海外で、国内の車
は国内で生産でしたが、ニューデリーのモーターショー
は今迄の国内空洞化の質が変わる事を意味する警報だと
思っています。

政治家は「トヨタの部品コスト30%カットはけしから
ん!」なんて騒いで人気取りしてる場合か、そんな事や
ってもなんの意味も無いんだよ、真面目に学んで真剣に
考えろよ。

Posted by: えうのい | December 26, 2009 at 07:31 PM

almanosのコメントで、なぜオザーリンは鳩山などを
選んだのか?とありましたが、羽田政権の時に
オザーリンが言ってたじゃないですか、
神輿に乗るのは軽くてパーがいい、と。
オザーリンが馬鹿認定した、操りやすい人物を
首相に据えてるんですよ。

Posted by: とんぼ | December 28, 2009 at 08:24 PM

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