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December 18, 2009

イチフ・オザーリンの「独裁」

■ どういう神経をしているのか。
 □ .「努力だけは認めて」=政権3カ月で鳩山首相
       12月16日11時19分配信 時事通信
 「すべてがまだ完ぺきとは言えないと思う。一生懸命努力していることだけは認めていただきたい」。鳩山由紀夫首相は16日午前、政権発足3カ月を迎えたことについて、記者団を前にこう訴えた。
 米軍普天間飛行場移設問題や2010年度予算編成作業などの懸案に関し「閣僚の中でいろいろと声が上がって、(首相の)指導力がどうだという話がある」と認め、「それは分かっているが、いずれ国民もこの答えが最適だったと分かるときが来ると思う」。重要課題の政策決定で足踏みが目立つことへの理解を求めた。 
 
 鳩山総理は、何を勘違いしているのか。
 政治家の仕事には、誰も「完璧」などを期待していない。
 

 加えて、「努力しているのは認めて」とは、女々しいにも程がある。
 政治の世界は「結果」だけが問われるのは、政治における「イロハのイ」である。
 論評以前の話でである。

 ところで、前のエントリーで、政権党「剛腕幹事長」のことをイチフ・オザーリンと書いたものだから、時ならぬ数のアクセスが出てきた。
 だが、オザーリン書記長の呼称くらい現在の様相を適切に表しているものもあるまい。
 こうなると、ラブレンティ・ベリヤみたいな人物も、出て来そうであり、それが誰かを観察するのも、楽しそうである。さしずめ、国対や副幹事長クラスの動向を注視しておくことにしよう。
 雪斎も、ロシア・ソ連史は、若き日に叩き込まれたのである。

 □ 税率や所得制限、実際は陳情なし 「国民からの要望」に疑義
 民主党の小沢一郎幹事長が2010年度予算編成に向けて鳩山由紀夫首相へ提出した「重点要望」のうち、目玉項目となったガソリン税の暫定税率維持や子ども手当への所得制限導入について、実際には各種団体や自治体からの陳情、要望はなかったとみられることが17日、分かった。複数の党関係者が明らかにした。
 財源確保策として小沢氏ら党の独自判断で明記したとみられ、小沢氏が「全国民からの要望」としたことに疑義が生じた格好。鳩山政権は「政策決定の内閣への一元化」を掲げているが、与党が陳情集約だけでなく、政策判断にまで踏み込んだ構図があらためて鮮明になったといえる。
 民主党は11月以降に寄せられた計約2800件の陳情を仕分けし計18項目に絞り込んだ重点要望を提出した。だが党関係者によると、暫定税率維持に関しては、運輸関係団体から「仮に維持するならば、助成してほしい」との要望があった程度。子ども手当の所得制限を直接求めた陳情もなかった。このほか、重点要望の「土地改良事業費の要求額半減」についても、陳情に基づかずに盛り込まれたという。
 小沢氏は10~13日の中国、韓国訪問の前後に党内で財源確保策を検討する必要性を指摘しており、与党幹部は「いずれも小沢氏の意向で盛り込まれた」と述べた。2009/12/18 02:02 【共同通信】
 

 なるほど、オザーリン書記長殿は、「国民の要望」を僭称しながら、自らの意向を通しているわけである。予想されたとはいえ、見事な「独裁」ぶりである。
 そもそも、鳩山総理は、「総理の権限」を駆使すれば、こういう「独裁」にも対できるはずであるけれども、「自分が最終的に決める」の内実が、「先送りを決める」という意味となる鳩山総理の手腕では、どうにもなるまい。
 ただしオザーリンの「独裁」の実態が、次々と表に出てくるのは、結構である。大方の日本人にとっては、「独裁」くらい忌むべきものはない。 
 早くも下のような記事が配信されている。
 □ 政治 2009年12月18日 岩手日報
   天皇会見いったん見送り容認  「健康配慮なら」と中国側
 天皇陛下と習近平・中国国家副主席の特例会見をめぐり、会見が正式に設定される2日前の今月9日ごろ、中国高官が「陛下のご健康に配慮し会見を見送るなら、やむを得ない」と日本側に伝えていたことが17日、分かった。複数の中国関係者が明らかにした。
 11月下旬から特例会見を求め続けてきた中国側が、交渉終盤で見送り容認姿勢を示していたことが判明したのは初めて。10日からの訪中を控えた小沢一郎民主党幹事長の意向を受け、首相官邸による政治判断で方針転換し、特例会見が実現した実態が裏付けられた。
 中国筋によると、この中国政府高官は9日ごろ、日本側と中国国内で協議。日本側が「陛下はご高齢であり、健康状態を勘案してほしい」と説明したところ、高官は「そういう話なら会見見送りは理解できる。共産党指導部を説得できる」と受け入れた。
 中国側は同時に、宮内庁の「1カ月ルール」を守らなかった事実を認める一方で「前向きな対応を求めたい」と主張。「1カ月ルール」を理由とした会見見送りには難色を示したという。
 この中国高官は日本大使館勤務を重ねた日本通として知られる。

 オザーリン書記長としては、中国政府に思いっきり配慮したつもりであろうけれども、此度の紛糾で日本国民の対中感情が悪化するのは、中国政府も迷惑であろう。。流石に、梯子を外し始めたか…。しかし、これは、何という記事か。ちょっと、びっくりする。

 このエントリーのBGMは、下の一枚である。
 ● ドミトリー・ショスタコーヴィチ 交響曲第7番 「レニングラード」
   指揮/マリス・ヤンソンス 演奏/レニングラードpo
 ヤンソンスは、これとは別に、ロイヤル・コンセルトヘボウを振った「「レニングラード」がある。
 何故か最近、ショスタコ―ヴィチばかりを聴いているような気がする。「それで、いいのか…」と思う。

 うはっ。地震だ。 東京は、震度3か。伊豆で震度5があったばかりというのに…。

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Comments

スターリンの「票を投じる者が決定するのではない。票を数える者が決定するのだ」を地で行こうとして、思ってたよりも早く梯子を外され始めましたね。

さて、この後の政治劇が楽しみになってまいりました。

Posted by: 名無之直人 | December 18, 2009 at 07:48 AM

こんばんは
小生はマーラーの第6番 終楽章 に逝ってしまいました。重たいベルディーニ版でございます。

 天上から差し込む神々しい救いの光(民主党)は、人々の欲望により、断ち切られ、運命のハンマーが無残にも地上に振り下ろされる。
 敗戦が1度目、バブル崩壊後が2度目、鳩山政権発足は3度目の「ハンマー」なのか??
 
 私の記憶では・・暫定税率の継続にあんな姑息な手段で待ったをかけたのは民主党だったはず。
 なぜ?どうして?継続するのでしょう??自動車取得税くらいはゼロにしろよと叫びたいです。
 
 カップラーメン、ファミコン、ウォークマン、CDプレーヤーからYMOを世界に送出したあの伝説のCOOLな日本人たちは何処へ消えたのでしょうか!!

Posted by: SAKAKI | December 22, 2009 at 08:58 PM

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