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December 07, 2009

明日は「日米開戦の日」

■ この進言に、どこまで「魂」が入っているか。それが問題である。
 □ 外相、首相に「普天間」早期決断を進言?
12月7日5時16分配信 読売新聞
 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相は6日午後、首相公邸で岡田外相と約1時間20分間にわたって会談した。
 外相は、沖縄を訪問して5日に行った意見交換会の内容などを報告した。さらに、日米が合意した現行の移設計画が白紙に戻った場合、日米の信頼関係が深刻に傷つく、との危機感を伝えたものとみられる。
 首相は5日も北沢防衛相と首相公邸で約50分間会談しており、普天間問題をめぐる関係閣僚との協議は週末も含めて4日連続となった。
 外相は首相に対し、沖縄では「県外・国外移設」を求める声が強まっている、と現状を説明した。同時に、米側が「唯一実現可能な案」として、日米合意の早期履行を強く求めていることから、結論を来年に持ち越す考えを示している首相に対し、早期に政治決断するよう進言した模様だ。
 また、現行案が白紙に戻った場合、普天間飛行場が固定化するとの懸念と、米軍再編のもう一つの目玉である在沖縄海兵隊8000人のグアム移転なども実現しなくなる、と改めて説明したとみられる。

 普天間返還は、それ自体としては、「60点ぐらいの成果」であった。沖縄県民は無論、「どこも完全には満足しない」性格のものであったのは、間違いない。
 ところが、現内閣は、「100点満点でなければ駄目だ」と云って、今までの「成果」を御破算にした。日米合意それ自体は、十数年間、細心の注意を払って積まれた「積み木細工」であるから、これが崩されると、元に戻すのには、またまた途方もない時間と精力が要るのである。

 ところで、下の記事も興味深い。

 □ 太平洋戦争 旧海軍大将らの証言記録、刊行準備進む
              12月7日2時31分配信 毎日新聞
 旧日本海軍の大将ら幹部47人が、太平洋戦争を振り返った膨大な証言記録を旧海軍OBらで構成される団体が保管。来年春の刊行を目指し、準備を進めている。戦後、公の場に出ず「沈黙の提督」と呼ばれた井上成美(しげよし)、嶋田繁太郎元大将らが後輩の元軍人の聞き取り調査に応えたもので、昭和海軍の実像を伝える貴重な資料だ。
 記録を保管しているのは、旧海軍OBらが構成する財団法人「水交会」(東京都渋谷区)。1956~61年ごろ故・小柳富次元海軍中将らが聞き取り、冊子にしたもので「小柳資料」と呼ばれる。全44冊、400字詰め原稿用紙で約4000枚。元大将が10人、中将が30人(うち陸軍1人)。
 …中略
 また山本五十六連合艦隊司令長官と親しかった井上元大将が、「(山本が)対米作戦に自信がないと云(い)うことであれば、職を賭しても太平洋戦争に反対すべきであった」などと山本の言動を批判している。
 …後略

 井上が山本に加えた批判は、井上の伝記『井上成美』にも既に紹介されている話であるl。
 雪斎は、岡田克也外相と北澤防衛相にも、井上の山本批判と同じことを投げかけよう。「首を賭けて、対米関係の悪化を止めようという気はないのか」。
 要するに、鳩山内閣下の「同盟侵食」政策を閣内で抑えようとした政治家として歴史に名前を残そうとするか、、それとも「同盟侵食」政策に加担した政治家として名を刻むのかということである。

 これに関連して、、「JB PRESS」で紹介されていた下記の記事は、興味深い。
 ● 続・民主党よ、お前は何者か日米同盟破壊から日本破壊へ
 興味深いと思ったのは、ワシントンの声として紹介された次の言葉である。
 「マイケル・グリーン(ブッシュ政権下の国家安全保障会議上級アジア部長)が『鳩山政権は反米政権だ』と批判しても、私は『評価するにはもう少し辛抱が必要だ』とかばってきたつもりだ。しかし、シンガポール発言を聞いて、もはやかばうことをやめた」。
 米国で鳩山内閣をj庇おうとした人々ですら、「匙を投げた」状態である。
 寒々とした風景である。
 明日は、「日米開戦の日」である。

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Comments


民主党政権成立後の管理人氏の一連の主張は、内容自体は誠に御説御尤もで全面的に同意な正論です。
管理人氏が忌み嫌う政治的観念論な方々ならいざ知らず、本文中にあるように政治とは所詮ベストでなくベターな方を選ぶしかないでしょう。
しかるにその後の自民党の苦境から政権交代に繋がるきっかけになった安倍政権時に、その欠点にこだわって真っ先に泥舟を見捨てて逃げ出した「良識派」ないし「現実派」とでもいうべき面々の一人である管理人氏が、今更民主党内外の良識派に努力しろいうのは、安倍政権を最後まで支持した一人として言わせて貰いますとはっきり言って釈然としません。
あるいは安倍政権を潰して民主政権の方がマシだったとでもいうなら、それはそれで一貫していますが。

Posted by: 足軽 | December 07, 2009 at 09:54 PM

お前はアホか、キング牧師を反米団体のリーダーとよぶようなものだ。せいぜい産経アホ新聞と心中せんかい。

Posted by: 第四の敗戦 | December 08, 2009 at 09:40 AM

さてさて、ポッポ首相が八方美人か二枚舌でも、まだ自民党よりはマシと大多数の国民が思っているようなので、当分迷走民主を見守るしかないでしょう。
それより気がかりなのはこの次期においての小沢訪中です。政権政党の幹事長が大挙して訪中するのに「一民間外交です」はないでしょう。どうも怪しい中国コネクション。腹芸では4千年の歴史のある国の政治家とまともにやりあえるはずもなく利用されるだけだと思うのですが・・・・。
あるいはかの人は積極的な中国のエージョントだったりして。

Posted by: 笛吹働爺 | December 10, 2009 at 01:47 AM

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