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September 03, 2009

再起の条件

■ 選挙jに関して、「朝日」、「毎日」各紙に寄せる原稿・コメントを用意し、自民党には、早速、「自民党の捲土重来への道」と題した原稿を送った。これから、「産経」に寄せる原稿を書く手間がある。
 自民党本部に向けて、「微力ながら自民党再建に助勢仕る」と伝えておいた。これで旗幟は明らかにしておいた。鳩山由紀夫代表には、雪斎は好意的に観ていたことはあっても決してネガティブに観たことはない。だが、民主党という政党の側に立つことはできない。政治学者は、どんなときも政治的に中立でなければならないなどということはない。ハロルド・ラスキが、どういう人物であったかを振り返れば、それは判ることである。英国労働党の実質上の参謀であった政治学者である。、
 

たまたま、「朝日」の世論調査を読んでいたら、次の項目が目に入った。
 ◆ 「自民党は議席を大きく減らし、野党に転落することになりました。自民党に、民主党に対抗する政党として立ち直ってほしいと思いますか。そうは思いませんか」。
 「立ち直ってほしい 76 そうは思わない 17」
 
 故に、自民党再建は、大方の国民の意志である。再建に向けた最初の機会は、後継総裁選挙である。 
 目下、「首班指名選挙で麻生太郎と書きたくない」という声があるようようであるけれども 自民党全体で麻生総裁の切腹を「介錯」するのだと思えば済むことである。
 此度の総裁選挙の前提は、「最初から結果が判っている出来レースのような選挙」をしてはいけないということである。安倍、福田、麻生の三代を選んだ選挙は、「出来レース」の類でしかなかった。「橋本だと思っていたら小泉だった」という2001年の選挙と同じものにしなければならない。こうした「活力」を示せるかが問題なのである。。
 幾度でも書いているけれども、自民党は、戦前にはオールド・リベラリストと呼ばれた人々が作った。皇室の尊重、「自由」の尊重、中庸の精神、「国民統合」の保持、国際協調への志向、開放性、寛容の精神…。こうしたことがオールド・リベラリストの信条、ないしは原則と目されるものである。こうしたことをたっぷりと含んだのが、自民党の「統治」の出発点にあった感性である。黙って「原点」に戻ってもらうしかない。
 さて、九月に入ったけれども、今月の楽しみは、下旬にNHKで放送されるドラマ『白洲次郎』である。最終回は、吉田茂の側近として振る舞った戦後の姿が描かれる。麻生総理も、もうしかしたら、生前の白洲と交わったことがあると思われるので、このドラマを骨休みのつもりで観てもらえればよいのではないかと思われる。白洲もまた、往時のオールド・リベラリストの典型である。

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「国内政治」カテゴリの記事

Comments

首班指名選挙での自民党議員の票を自民党の総裁選挙の議員票とするという案はどうでしょうか。
「麻生」と書きたくない人は意中の人を堂々と書けますし、つまらない首班指名選挙を自民党がハイジャックする形になって盛り上がるでしょう。
お行儀が悪いですが、野党としてこれくらいやってみてもいいと思いませんか。

Posted by: motton | September 03, 2009 at 07:40 PM

麻生太郎は白洲次郎と交わっていて、次のようなエピソードがあります。学生時代麻生が仲間とバーにいたら、そこに白洲が美女を連れて入って来ました。白洲は麻生を見つけると、ここはおまえのような学生が遊ぶところじゃねえ、と言い捨てて出ていってしまいました。麻生が勘定をしようとしたらすでに白洲が済ませてくれていました。麻生は、そうか、白洲のオヤジは女性連れだったことの口止め料を置いていったんだと理解し、そのスマートさに唸ったというのです。

Posted by: 西法太郎 | September 04, 2009 at 06:04 AM

自民党がこれで四分五裂してしまった場合、その次の選挙はどうしたらいいの?という不安の方が大きいと思う。二大政党制を夢見ていた人も含め、まっとうな人ならそう思うはず。何せ、民主党以外は、左翼と宗教団体と、そして弱小保守系政党しかないんだから。下手すると、本当に日本の終末への序曲という歴史的瞬間に立ち会ったのかも知れないと思えてしまう。

今回のあたかもクリティカルヒットのごとき選挙結果にビビッている人が多いように思う。そういう人は、えてして「自民党が悪い。一回民主党にやらせてみようと思っただけで、決して支持しているわけではない」という逃げを最初から打っている。でも、投票しちゃった人は、逃げちゃ駄目だと思う。

Posted by: 通行人 | September 05, 2009 at 12:46 AM

今朝の朝日新聞 オピニオン自民党の半世紀とは09政権交代に団子の行方示せなくなったという
文拝読しました。今朝のNHk日曜討論では高瀬淳一氏らが政権交代で暮らしは変わるかという議論をしていました。民主党の覚悟が問われる局面そして自民党が白紙投票を本当にするのかという正念場が近づいています。

Posted by: 星の王子様 | September 06, 2009 at 11:41 AM

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