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April 24, 2009

言葉という「刃」の使い方の加減

■ 昨日夕刻、拙ブログの累計アクセス数が、500万件を突破した。
 読者諸賢には謝意を表する。

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April 23, 2009

二つの外交懸案

■ 「北方領土」と「拉致被害者」は、ともに、日本が他国に返還を要求している案件である。
 だが、この二つの案件は、決定的な違いがある。
 「北方領土」案件は、解決が長引いたところで困る人々は、実質的には誰もいないであろう。
 故に、日本政府は、「四島一括返還」原則を押し通すことができる。敢えて「中途半端な妥協」に踏み切る必然性はない。自分の手柄にしようという「下心のある政治家」がいれば、話は別だが…。
 だが、「拉致邦人」案件は、明らかに様相を異にする。 
 それは、「急がなければならない」案件なのである。
 たとえば、半世紀後、「拉致被害者」が世を去ったような事態になれば、何を「解決」といえるのか。
 横田めぐみさんならば、雪斎と同世代なので、半世紀後も存命であることは考えられるけれども、それでは、両親との再会は無理であろう。それは、他の「拉致邦人」に関しても、同様である。
 故に、これは、解決に向けた「期限」を予め設定しておかなければならない話である。佐藤栄作は、「向こう二、三年以内に」と期限を設定して沖縄返還交渉に臨んだけれども、同じことを日本の政治家が打ち出す必要があるわけであるl。そうでなければ、「邦人拉致」案件は、時間だけが経っていて結局は余り進展していない「北方領土」案件と同じ類のものになる可能性があるのである。

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April 20, 2009

北海道根室支庁国後郡

■ 昨日の続きである。
 北方四島は、法制上、日本の領土なので、既に行政上の位置付けは正式に与えられているのである。
 国後島は、「北海道根室支庁国後郡」とのことである。
 択捉島は、「根室支庁択捉郡」、色丹島は、「色丹郡」となる。
 戦前も、そうした扱いであった。
 確かに、返還後の移行考えれば、これが無理のない仕方であるl。
 ところで、択捉島は、沖縄本島よりも、三倍弱の広大な面積を有する。 
 千島全島の一部でしかなかった時代とは、「島」の性格も違っている。
 こうした区域を管理するのに、「郡」というのは、かなり違和感がある。
 返還後、本当に「郡」のままでいいのかを検討する必要はありそうである。

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April 19, 2009

北方四島「面積等分」返還論

■ これは、単純に考えないほうがよい案件であろう。
 □ <「3.5島」返還>谷内代表の発言…政府、火消しに躍起
               4月17日23時21分配信 毎日新聞
 政府は17日、谷内(やち)正太郎政府代表(前外務事務次官)が毎日新聞のインタビューで北方領土問題を巡って「(四島ではなく)3.5島返還でもいい」と発言したことについて、「個人的見解」(河村建夫官房長官)として、四島の日本への帰属を確認する政府方針に変わりがないことを繰り返し説明するなど火消しに追われた。麻生太郎首相は外相時代に四島の面積等分に言及したこともあり、ブレーン役の谷内氏の発言は波紋を広げている。
 麻生首相は17日夜、首相官邸で記者団に「発言の内容は承知していない。政府代表としては政府の従来の方針に従って行動されていると思う」と述べたうえで「帰属の問題が明確になれば、後は柔軟に考える」と強調した。麻生首相は外相時代に国会で「択捉島の25%を残りの(歯舞、色丹、国後の)3島にくっつけると(面積で)50-50の比率になる」と答弁している。
 外務省はこの日、ワシントンに滞在中の谷内氏に発言内容を電話で確認し、河村官房長官にも報告。谷内氏は「日露関係には大きな戦略が必要で、その中で領土問題を解決できればいいという趣旨の発言はした」と説明したという。外務省幹部は「谷内氏は余計なことを言うべきではない」と不快感を示した。【犬飼直幸】


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April 14, 2009

日本の「バザール」戦術

■ 大使をはじめ、ニューヨークの外交官たちには、「ご苦労様」と声をかけるべきであろう。 
 □ 対北非難声明を評価=麻生首相
                4月13日19時20分配信 時事通信
 麻生太郎首相は13日夜、国連安保理が北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する議長声明案で合意したことについて「国連決議1718への違反、(発射への)非難、決議の履行、この3つがきちんとした形でこの時期に出せるのは評価すべきことだ」と述べた。
 日本が当初主張した新しい決議でなく、法的拘束力のない議長声明になったことについては「決議にするために言葉の内容を弱めるなら、この方がいい。このスピードで、まとまったメッセージが正確に伝わることが大事だ」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。 

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April 12, 2009

カワイイ kawaii

■ NHKが土曜深夜に放送しているプログラムに、「東京カワイイTV」というのがある。
 「カワイイ」をキーコンセプトにして、特に女の子たちの流行を紹介する番組である。
 白状するには気恥ずかしいけれども、雪斎は、割合、頻繁に視ているのである。
 だが、こうした「カワイイ」の世界が、現代の日本の「ソフトパワー」の一翼を担っているのであれば、その中身に少しは関心を払ってもいいであろう。麻生太郎総理も、中国のファッション雑誌の表紙を飾った「あゆ」や「香里菜」のことに言及していた。既に、こういう世界に触れておくことは、一つの「教養」にはなっているのである。
 実際、次のような記事も配信されている。
 □ 「カワイイ大使」にカリスマモデルら 
 若者ファッションを引っ張るカリスマモデルや女優ら3人が26日、外務省から「ポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)」に任命された。マンガなど日本文化の最新の潮流を世界に売り込む広報活動の一環だ。

 日本の外務省も、こういうところは、きちんと目配りをしている。きちんとした「パワー」の裏付けになるものが用意されていれば、彼らは多くのことができる人々なのである。
 そういえば、昔、西洋方面で伝えられた話に、「人生におげる幸福とは、…日本の女を妻にすることだ」というのがあったはずである。
 天照大御神以来、日本は、基本的に「女」で持っている国である。その伝統は、途切れることがなく続いているということであろうか。
 こうして観ると、「日本男児」は、もっとエネルギッシュに振る舞ってほしいものである。最近は、「草食系男子」という言葉が流行っているらしけれども、どうも雪斎には、ピーンと来ない。雪斎は、若い時には、「武闘派」、「瞬間湯沸器」と呼ばれるアブナイ性格の持ち主であったので、若い男は、「毒」と「狂」を持つべきと思っている。
 話は換わる。
 とある筋から、「保守論壇の重鎮である英文学者W氏と独文学者N氏が雪斎を非難している」と伝えられた。
 保守論壇の両重鎮から揃って非難されるとは、雪斎も出世したものである。「いやはや光栄なことである」。
 そうとしか反応のしようがない。それ以上の関心はない。

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April 11, 2009

ミサイル騒動の後先

■ 北朝鮮のミサイル発射は、成功だったのか、それとも失敗であったのか。
 余り語られていないけどもも、その鍵は、あのミサイル発射の後、「北朝鮮からミサイル技術を買いたい」と思った国々が、どれだけあったかということである。
 北朝鮮政府が「大本営発表」をやっているように、人工衛星打ち上げに成功したのであれば、北朝鮮も、「衛星ビジネス」に参入する道に入ることができるかもしれないけれども、そういところに活路を見出そうとしている様子もない。
 ミサイルに関していえば、結局、兵器としては「弓矢」の展開形である以上、その価値を決めるのは、「的にあたる」精度である。北朝鮮が、たとえば、グアム島を狙ってミサイルを発射すれば、その弾頭は確実にグアムに落ちることが前提であって、サイパンにおちても意味はない。テポドンⅡは、射程だけならアラスカも含んでいるけれども、弾頭を果たしてアンカレッジに落とすことができるのか。そうしたことが問われているのである。
 ミサイル技術は、、陸上競技の「やり投げ」「砲丸投げ」ではなく、「アーチェリー」なのである。だから、「半数必中界」という概念も用意されている。核戦略体系の中で、戦略爆撃機という柱が残っているのは、爆弾を確実に目標地点に投下させるためには、航空機で運ぶのが最も確実であるからである。
 然るに、件のミサイルは、第一段目は指定区域に落下させることができたけれども、第二段目と第三段目はきちんと分離できずに太平洋の指定区域を大きく外れたところにおちたようである。どこを狙って、打ち上げたのであろうか。これでl、「北朝鮮からミサイル技術を買いたい」と称する国々が出てくるのかは、甚だ怪しい。
 雪斎は、ミサイル発射は、「実質上、失敗」であったであろうと判断する。無論、北朝鮮は、「成功したことにしたい」であろうけれども、それは、内向きの事情でしかない。

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April 06, 2009

金正日の誤算

■ 北朝鮮のミサイル発射は、「失敗」に終わったようである。
 ロケットの第一段目が日本海に落ちて、二段目依以降は、弾頭部分を含めて太平洋に落ちた模様である。
 □ 北の「ミサイル」発射を安保理提起へ=強力な国際社会の対応を-米大統領
 【プラハ5日時事】オバマ米大統領は5日、声明を発表し、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射したと断定、「明らかな国連安全保障理事会決議違反」として、安保理に問題を提起する考えを表明した。大統領はまた、プラハ市内での演説で「違反は罰しなければならない」と述べ、強力な国際社会の対応が必要だと訴えた。核開発放棄を実現させるためにも、国際社会の一致団結した圧力が必要との認識を示した。
 大統領は、「北朝鮮の弾道ミサイル技術の開発・拡散は、北東アジア地域および国際社会の平和と安全に脅威をもたらしている」と指摘。ミサイルの発射は、北朝鮮に対しあらゆるミサイル関連活動を禁じた安保理決議1718の明白な違反と結論付けた。
 これを受け、大統領は、北朝鮮によるミサイル発射問題の安保理提起に向け、クリントン国務長官とライス国連大使を通じ、日韓両国や安保理メンバーとの協議に直ちに着手。ライス大使は米テレビ番組で、既存の制裁措置の強化を軸に新たな安保理決議の採択を目指す考えを表明した。(2009/04/06-00:25)

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April 02, 2009

北朝鮮ミサイルの「虚」と「実」

■ 北朝鮮が、「人工衛星」を今月4日以降、8日までの間に打ち上げると発表している。
 

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