「済州島を買え」という小沢一郎の発言
■ どういう算段の下での発言であろうか。
□ 「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす
3月11日21時45分配信 時事通信
「済州島を買っちまえ」。前連合会長の笹森清氏は11日夜、都内で開かれた会合であいさつし、かつて民主党の小沢一郎代表と会った際、小沢氏からこんな話をされたと明かした。笹森氏は面談の時期には触れなかったが、韓国の国民感情を刺激する話題だけに同国の反発を招きそうだ。
笹森氏によると、面談では小沢氏が「(長崎県の)対馬のことをどう思うか」と質問。笹森氏が「わたしは対馬のことを心配している。(韓国の)ウォン経済に買い占められそうだ」と答えると、小沢氏は「今は絶好のチャンスだ。円高だから(韓国領の)済州島を買っちまえ」と語ったという。
雪斎の疑問には、二つの側面がある。
① 小沢一郎さんが「済州島を買え」というのは、どういう算段に拠るものか。
② 連合前会長が、こういうエピソードをばらすのは、どういう算段に拠るものか。
①は、合理的に説明しようとすれば、苦しい発言であろう。昨日、拉致被害者家族と北朝鮮元工作員の面会が実現し、「日韓連携」を演出できた途端に、こういう発言が出てくると、そうした気分ですらも吹っ飛びかねないのではないか。この発言は、折角、沈静させていた「韓国の反日ナショナリズム」を刺激しかねないものだと思われる。小沢さんは、どういうメリットを期待したのか。
②は、民主党の最大サポーターの関係者として、「小沢はこれだけ斬新なことを考える人物だ」ということを訴えるつもりであったのであろうか。しかし、前に触れたように、これは、対外関係では、「斬新」というよりも「暴論」の類に近い。こういう「暴論」を暴露するのは、果たして小沢民主党への「応援」になるのか。
ところで、円高だからといって、わざわざ済州島などを買い取る意味があるのであろうか。雪斎には、これは、日本にとっては、何のメリットもない「買い物」のような気がする。「そんなものを買って、どうすうるの…」といったところであろう。済州島周辺には、なんらかのレア・メタルが埋まっているのであろうか。
つくづく、小沢さんという政治家は、「コンプレックスの塊」のような人物なのかと思う。これは、先刻の「第七艦隊だけでいい」発言以上に、民主党政権下の対対関係に不安を覚えさせるものであろう。多分に、小沢さんは、対馬が韓国資本に侵食される情勢に反発して、「やられるなら、やりかえせ」という風情で、こういう発言をしたのかもしれない。しかし、そうであるならば、それは、何と幼稚な反応であろうか。
それにしても、これを連合前会長が暴露するとは…。民主党の現状を踏まえれば、この発言暴露は、完全な味方への「誤爆」であろう。「誤爆」が「誤爆」であると御本人が気付いていないようであるのも、寒々としたものを感じさせる。
民主党も、本当に政権を執る気があるのか。こういう発言は、対外関係に絡むだけに、本当に怖いものである。民主党も、いい加減、小沢さんを黙らせたら、いかがかであろうか。カネの面でも、言葉の面でも、どんどんボロが出てきている。
「陰謀論」を書いてみる。小沢さんは、日本の「円」で韓国経済救済を考えているのであって、済州島それ自体はたんなる出汁でしいかない…。確かに、「陰謀」である。
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