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February 10, 2009

漫画「銭ゲバ」を読む。

■ この数日、集中豪雨的に「仕事」が入っている。
 それにしても、ジョージ秋山さんの漫画『銭ゲバ』は面白かった。
 日本テレビがドラマ化しているようであるけれども、不景気になれば、こういう身も蓋もないドラマが作られるようになる。安達祐美さんに「同情するならカネをくれ」と叫ばせたドラマが作られたのも、「第一次平成不況」の最中だったような気がする。
 漫画『銭ゲバ』に関して驚くのは、これが往時の「少年雑誌」に掲載されていたことである。今なら、これは、少なくとも「R・15」指定であろう。
 もっとも、主人公のキャラクターそれ自体は、ウィリアム・シェイクスピアの『リチャード三世』以来の定型である。
 殺人に手を染めなくても、この主人公に似たキャラクターの男などは、世に掃いて捨てるくらいいるであろう。
 ただし、主人公に類する破滅型の人物に共通するのは、「権力」と「カネ」を渇望するけれども、その使い方は、極めて愚かであるということである。
 振り返れば、「カネ」の使い方を教える人々は、意外に多くない。日本には、節約、堅実を説く話は掃いて捨てるほどあるけれども、「カネの使い方」に関する徳目はない。
 昨日のエントリーで、「世界を買い叩け」と書いた。ただし、次の言葉を付け加えることは大事であろう。
 「それも、スマートに…」。
 さて、道草を食った。「仕事」に戻ろう。

 追記、昨日、「ウィーン・アコースティック」のスピーカーについて書いたら、「『タンノイ』もある」といコメントいただいた。「いよいよ、本格的に選定しようか…」と思ったがが、突然、拙宅の十数年使用の冷蔵庫が故障し、急遽、買い換えである。
 そこそこのクラスのスピーカーの一本分のカネは、見事に飛んでいった。軒並み赤字計上の日本の家電メーカーの業績には、ささやかながら貢献したであろうけれども、「世界を買った」わけではないので不満が残る。残念なことである。
 

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Comments

今回は縁が無かったようで、残念です。

とは言え、そういう趣味のものは、長年にわたり一貫して欲しいと思っていると、どこかでチャンスが在るものだと信じています。

次の機会が巡ってくるまで、また待つも一手ですね。

Posted by: sal | February 10, 2009 at 01:43 PM

その昔、スタックスというメーカーが静電型のスピーカーを出していた。それを実際に聞いたことはないのですが、先輩が買って大いに気にいってたという話を聞いた記憶があります。
ヘッドフォンも有って、それは今でも作られています。
http://www.stax.co.jp/index-J.html

Posted by: 笛吹働爺 | February 10, 2009 at 11:49 PM

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