自動車業界よ、「『自動』車」を開発せよ。
■ われわれが自動車と呼ぶものは、「自動車」ではない。あれは、「人間の手で運転する車」であって、「自ら動く車」ではない。
苦境に立つ自動車業界に雪斎が期待するものは、電気自動車や燃料電池車の普及というよりは、まさしく人間の手による運転を必要としない「自ら動く車」の開発である。
今は、GPSが使えるご時勢である。事前に行きたい場所のデータを登録しておけば、その場所に自動的に誘導される車というものが、ないであろうか。軍事技術の分野では、GPS誘導の精密誘導弾や巡航ミサイルというものがあるのだから、GPS誘導の車があってもおかしいことではない。因みに、この「自動車」は、基本的に一人乗り用とする。もちろん、動力は燃料電池である。
イメージとしては、カーナビで自動制御された「トヨタ i-REAL」といったところか。
問題は、車間距離を保つとか信号待ちで一旦停止をするときにどうするのかということであるけれども、信号機ごとに制御装置を付けて、自動車の流れを制御するといったことができるようにすれば、よろしいであろう。こうした通信、制御システムの構築にこそ、公共投資を行なう。加えて、そうした自動車を駐めるスペースが必要である。「トヨタ i-REAL」くらいのものであれば、一、二畳程度で済むであろう。
田舎でも、高齢の人々に乗ってもらって、色々なところに出歩くのに乗ってもらえばよろしい。「自ら動く車」なのだから、自宅車庫に入れるときや行き先を示すデータを入力するときに少しの手間をかけること以外は、誰でも乗れる車になるであろう。これぞ、究極の「バリアフリー・カー」である。
こうしたものができれば、テレビが一人でに一台はなく、「自動車」が一人に一台の時代になる。電話が一家に一台であった時代が、携帯電話の登場によって一人に一台の時代に移ったように、「自動車」も一人が一台を持つようになれば、途方もない内需拡大の効果を持つであろう。今年の国内新車販売台数は、五百万台であった。年に同じ分だけ売るとして、一億二千万国民に行き渡らせるためには、二十数年がかかる勘定である。全世界にも広めることができれば、これは、すごいことjになりそうである。
…と夢想する。
日本経済も、とにかく酷い状態である。
それでも、雪斎は、日本の「技術」を信じる。
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