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November 02, 2008

田母神論稿の「正しさ」と「愚かさ」

■ 田母神航空幕僚長更迭の件について記してみる。 
 雪斎も、件の論稿を読んでみた。
 率直にいえば、雪斎は、この論稿には高い評価を与えられない。「不可」に限りなく近い「可」というところである。「不可」にしなかったのは、「自分と意見を異にする論稿は、否定的に評価する」真似は、したくないからである。少なくとも、懸賞論文で「最優秀」を取るようなものではあるまい。選考した人々の見識は、どうなっているのであろうか。
 というのも、これは、雑誌『正論』辺りに載ったならば、航空幕僚長が書いたということを除けば、他の論稿に埋没するような「没個性的な」中身であるからである。とある漫画家の漫画に影響されて、保守論壇の作品に触れ始めた若者が、そういうものを必死になって真似して自前の論稿を書けば、こういうものができるという風情であろう。要するに、この論稿を航空幕僚長が書く「必然性」が、まったく判らないのである。

 たとえば、田母神論稿で提起された集団的自衛権行使の許容、武器使用基準の緩和、攻撃的兵器(策源地攻撃能力)の保持が、日本の安全保障政策上、必要であることは、雪斎を含む日本の安全保障研究者の間では半ば「共通の認識」になっている。たとえば、こういうレポートを読んでみればいい。その点に」関しては、田母神論稿は、「正しい」論稿である。こういうことは、雪斎は、飽きるほど語っている。因みに、日本核武装論が沸騰した頃に、雪斎は、トマホーク・ミサイルの導入を提起したことがある。
 しかし、田母神論稿に関しては、何故、歴史認識の開陳をやっているのかが、理解できない。こうした歴史認識の開陳は、政治(活動)家や思想家ならばやるかもしれないけれども、航空軍事組織のトップとしての職務とは、
まったく関係のないことである。「日本は侵略行為をしたのではない」云々という議論は、「そもそも、貴官が、それを語って何の意味があるのか」と雪斎は、いいたくなる。
 これは、中山成彬前国土交通大臣の失職と同じ趣がある。
 要するに、「文教族とはいえ、国土交通行政を所管する立場の人物が、安易に所管外のことに言及してよいのか」ということである。所管外のことに口を閉ざせということではない。所管のことに精力を傾注しない真面目さが疑われるということである。もっとも、石破茂農相のような人物ならば、所管外のことでも軍事を語るのには、違和感を覚えないけれども…。
 こうした「時と場所と場合を」わきまえない論稿や発言は、それに共鳴する人々からは「正しい議論」と評されても、「賢明な議論」とはなりえない。 雪斎は、政治家や政府高官の発言は、「時宜を得た」ものかどうかで先ず評価されるべきであると考えているので、「正しい儀論」と「賢明な議論」を比べれば、「賢明な議論」にこそ高い評価を与える。田母神論稿も中山発言は、「賢明な議論」ではないのである。
 しかし、多分、保守論壇方面は、「自分に近いことを言ってくれた」ということだけで、彼らを擁護するのであろう。もしかしたら、保守論壇方面は、此度の紛糾にも、左翼層の「悪意」をかぎつけるのかもしれない。保守論壇方面にとっては、政治上の「慎慮」に対する認識は、もはや希薄なものでしかないのであろう。こうして、ますます保守論壇方面は「蛸壺」と化す。
    ◆
 この紛糾は、実は、「軍事を語る人々=右翼」という従来からのステレオタイプを見事に補強するものになったようである。田母神論稿を内心、最も喜んでいるのは、旧来の平和主義者層や左翼層であろう。彼らにしてみれば、「それ見たことか…」という気分なのではないであろうか。
 もっとも、田母神論稿を批判する進歩・左翼系「「識者」の声というものは、どう観ても定型的である。たとえば、この記事で紹介された「小学校から勉強しなおせ」というのコメントは、明らかに言い過ぎであろう。田母神氏の世代は、小学校のときに、「あの戦争は侵略戦争でした」と教えられたであろうか。、「自分と意見を異にする論稿は、否定的に評価する」偏狭さをあらわしたコメントと呼ぶほかはない。また、この記事が伝えるように、「文民統制が危ない」」という議論も、かなりおかしい。問題発覚後、即時に更迭という対応が採られたことは、「文民統制が機能した」ことの証左ではないか。現在の日本の「政軍関係」を馬鹿にしてもらっては困る。
 実際のところ、陸海空三自衛隊は、特に1990年代以降、旧来の平和主義者層や左翼層の懸念を払拭しつつ、慎重に「国際貢献」の実績を積み重ねてきたのである。こうした実績は、「日本の自衛隊は、往時の日本の軍隊とは違う」という「共通の認識」の裏づけになっていることは、間違いない。。何のために、イラク派遣自衛隊部隊が給水車に「キャプテン翼」のステッカーを貼り付けるようなことを^したのか。総ては、「われわれは、旧軍とは違う」ということを言うためである。そうした「共通の認識」の上に立って、現在でも活動の幅を広げる努力が一歩一歩、進められているのである。インド洋給油活動再延長というのも、そうした努力の一環なのである。
 田母神論稿は、そうした過去十数年の活動の成果に、大きなダメージを与えるものであろう。田母神論稿のもうひとつの「愚かさ」というのは、このことである。
    ◆
 「軍事」と「保守論壇」を切り離したほうがいい。
 そして、「軍事」を忌避するのが「リベラル」の証だという思考も、退場させたほうがいい。
 田母神論稿に絡む紛糾は、そうしたことを考えていた雪斎にも、迷惑な代物である。
 「愚かな味方」と「賢明な敵」のどちらかを選ぶなら後者を選ぶというのは本当のことである。

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Comments

田母神論稿に一通り目を通しました。正しいという評価を得る内容であるとは思います。ただ文章を見ながら感じたのは、『思想家の文章なのか?』と言うことです。雪斎殿の仰る、時と場合を考えて発言すると言うのは大切だという事と、国につかえる立場の者が公式の場で発言するには周りに配慮が必要だという事です。この2つが欠けているだけで内容はどうであれ聞き手は清々しい気持ちにはなれません。

Posted by: へきぽこ | November 03, 2008 at 08:50 AM

この寄稿は一体いつ彼がどのような立場であった時になされたものなのでしょうか。秦氏はこの論文についてまったくの認識不足であるとか1935年が1936年であるとかいわゆる重箱の隅をつついたような事をさも大ごとのようにの賜っていたが、彼はあくまで自衛官であり、歴史家ではない。些細な年号の記載違いぐらいは許容範囲であるとおもわれる。それより私が恐ろしいと思うのは、このことをシビリアンコントロールと結びつけ、自衛官のマインドコントロールをしようとする風潮の方が恐ろしい。歴史観というのは人により、国により違って当たり前なのだが、どうも一定の方向へ(左派マスコミの好む方向へ)規制しようとしているのではないかと疑わざるを得ない。これがもし社会主義、共産主義糾弾の歴史観を自衛官全員に表だって強制した場合果たして左派信奉者および左派マスコミはどのように反応するだろうか。

Posted by: nanasi | November 04, 2008 at 01:12 AM

この寄稿は一体いつ彼がどのような立場であった時になされたものなのでしょうか。秦氏はこの論文についてまったくの認識不足であるとか1935年が1936年であるとかいわゆる重箱の隅をつついたような事をさも大ごとのようにの賜っていたが、彼はあくまで自衛官であり、歴史家ではない。些細な年号の記載違いぐらいは許容範囲であるとおもわれる。それより私が恐ろしいと思うのは、このことをシビリアンコントロールと結びつけ、自衛官のマインドコントロールをしようとする風潮の方が恐ろしい。歴史観というのは人により、国により違って当たり前なのだが、どうも一定の方向へ(左派マスコミの好む方向へ)規制しようとしているのではないかと疑わざるを得ない。これがもし社会主義、共産主義糾弾の歴史観を自衛官全員に表だって強制した場合果たして左派信奉者および左派マスコミはどのように反応するだろうか。

Posted by: nanasi | November 04, 2008 at 01:13 AM

正しい事を論文にされた田母神さんは武士ですよ。
そりゃ仲間内の座談論文の乗りだったのかも知れませんが、少なくともご本もおっしゃっておられる通り私もきっかけになってほしいです。
村山なんたらや池田なんたらや売国奴に洗脳された立場から見たら違和感が有るのでしょうが。
どうせ戦前戦中のそちらの勉強は嫌悪するのでしょうし、教えられた事を信じるのでしょう。
今の時代に大東亜戦争の歴史を勉強しないとは単なる怠慢です。
同じ日本人を見て単なる他人としか思えないでしょう?日本がいと惜しいなら同胞もいと惜しいと思えないといけません。私はそこまではいっていませんけど。
自慢じゃ無いですが最近外食するとき回りの日本人を見て少しですがいと惜しく思えるようになりました。これはyoutubeのお蔭です。
社会党は南京虐殺記念館を金出して作らせ
池田は会員をプロパガンダしてむちゃくちゃなってきましたぞ。
この閉塞間はなんなのか教えて下さいよ。
今の日本人と違って戦前の日本人はみんなが逞しくてのびやかですよ。

Posted by: すりっぱ | November 05, 2008 at 09:58 AM

遅まきながら、復活おめでとうございます。
この間、御著書も拝読いたしましたが、保守の方々の勇ましい言論にも、左派・護憲の方々の良い子ぶりっ子の言論にも違和感ありまくりでしたので、地に足のついた感のある雪斎さんの御意見は非常に頷ける部分が多く、楽しく読ませていただきました(^^

さて、田母神論文ですが、コミンテルンの陰謀を信じていたり、「濡れ衣」とか「被害者」とか「集団的自衛権も使えない」とか泣き言ばかり言っている点は空軍トップの発言としては甚だ情けないものの、全体を通して読めば「国を守るためには歴史や伝統に誇りを持つことが大切だ」という至極穏当な主張をしているに過ぎないので、クビにするほどの問題ではないなあという印象です。
かつての「粛軍」みたいなことを言っている政治家やマスコミの方が、私から見ると気持ち悪いです。

ただ確かに、東京裁判や村山談話への批判は(中山発言と同様に)八つ当たりというか、全く蛇足もいいところですね。
村山談話って案外良く出来ていて、国策の「誤り」と「植民地支配と侵略」の事実は認めているものの、「侵略戦争」ましてや「侵略国家」とは言っておらず、「あの戦争」を全否定しているわけじゃないです。
ですから、歴史認識問題が中台韓の内政問題と密接にリンクしている現状では、国益を考えれば、当面は村山談話をお経のように唱えてかわし続けるのが吉ではないかと考えます(もちろん、相手の言い分を100%呑む必要は全くない)。

今の日本(特に自衛隊)は世界平和のために立派に頑張っているんですから、もう少し前向きに考えてほしいですよね・・・。

Posted by: 板倉丈浩 | November 06, 2008 at 12:12 AM

"愛国者"は過去のカードを裏返すことだけにしか関心が無いように見える。

"愛国"といえば聞こえはいいが、要は自分にとって不愉快なものを許容できないだけのことで、政治思想というよりも精神病理の問題だとしか思えない。

そういう意味で、"愛国者"を政府や軍(自衛隊)の要職に据えるべきではない。精神的に不健全な人が、重要な地位につけば、国どころか地球全体を破滅させかねない。

Posted by: ネットサーファー | November 08, 2008 at 08:50 PM

はじめまして。

私もこの論文については、内容以前に構成が論文としての体裁を
備えていない点に、がっかりしました。

ただ振り返ってみますと結果的にこの論文の存在を知った時の
政府の対応は、とても素早く適切なものでしたので、
イメージダウンよりもイメージアップの方が大きかったかも
知れない、と思っています。

田母神氏については、実務はきちんとこなしており、少々問題
行動はあったものの総じて人当たりもよい人だったようなので、
もう少し知見を広く持っていれば優秀な空幕長として使命を全う
できたかもしれないと思うと、少し残念ですね。

ちなみにコメント欄にて思想統制だという意見が上がって
いますが、誰も田母神氏に思想を捨てるようには強制しており
ませんし、解雇したわけでなく降格しただけですので、これは
批判としてはポイントを外しています。

同様な事件として過去に小西誠という元航空自衛官による
在職中の基地内における反戦政治活動があり、その際はより
厳しい懲戒免職となっていますので、、言論統制だと言う人は
こちらの方をまず擁護しなければ、おかしいですね。

Posted by: k | November 10, 2008 at 07:29 AM

次の総理は田母神さんで決定です。
在日に票を売る民主党。
在日と組む自民党。
誰が本当の日本人か一目瞭然。

Posted by: 愛国者 | November 11, 2008 at 11:12 PM

田母神氏の更迭については「言論統制」だと叫ぶ人が多いが、そういう方々にお聞きしたいと思います。
もし極左思想の持ち主が正体を隠して防大に入り込み、トップに上り詰めたとたん自らの思想を声高に語り、幹部自衛官に植え付けはじめたとしたらどうですか?
彼が更迭されてもやはり「言論の自由」を盾に擁護しますか?
田母神氏の主張は、普遍的な国際社会の歴史認識や日本政府の公式見解を基準にすると、やはり「極右」と評価せざるを得ないものです。
自らの共感できる意見に対してだけ言論の自由を振りかざすのは、ご都合主義に過ぎません。

Posted by: oominoomi | November 15, 2008 at 07:23 AM

少し前から拝読させて頂いてますが、コメントははじめてです。
田母神航空幕僚長の更迭は妥当な処置です。
立場的には、局長クラスの高官に当たるポストであるといえ、そのような人間が不用意な発言をした場合の影響を考えると、素早い更迭は、正解であったと思います。
高位高官になるにつれ、周囲との無用な軋轢を避けるという基本的な身の処仕方をしなかった時点で彼には航空幕僚長の資格があったとは思えません。
現状打破を図るきっかけにするつもりで発表したにしても、まだ栗栖元陸将の意見の方が現実の日本防衛のためになることを言っていたと感じます。

Posted by: Suica割 | November 17, 2008 at 12:07 AM

論、拝見させていただきました。政治家や、政府方針作成にかかわる官僚であれば、その通りだと思います。ただ、彼は軍人です。戦術を行うに際しては絶大な権限がありますが、方針どころか動く動かないに関して自分では決めてはいけない立場です。
私見論文で、仕事中の示威行動など業務に影響があったものではありません。ここは「言論の自由」を振りかざしてもよい局面です。

さらにもう少し大事なことで、現実の日本周辺でのダイナミズムを考慮してほしいと思います。中国は勝手にガス電を掘り、領海に関して不当な要求を振りかざしています。韓国も竹島を占領したままです。北朝鮮に至ってはすでに犯罪国家で、主張も凶悪犯罪者の弁と同様になっています。

平和主義が破綻しているのは、もう、周知のこととなっていますが、このような状態において、最も効果的な悪意のある国家への論壇上の対抗手段としては、政府は従前の政策を引っ張っていておとなしい。ただ、世論は強硬なものがどんどん出現して支配的になっており、従前の主張を掲げる政治家はどんどん立場が危うくなっている。という現実でしょう。

国民国家のためには、今のタイミングではこのような世論を作っていくことが大事ではないかと考えます。

その意味では、田母神空将、本当に良いことをしてくれました。深い感謝をささげております。

Posted by: Todotake | November 17, 2008 at 02:40 AM

タモさんへの言論弾圧を叫ぶお方の一人として
僭越ながら、お答えします。

たとえ極左思想であったとしても、
個人の主義主張を理由に職を追われるなどと
いうことは言論弾圧に決まってます。
私は同じように批判すると思いますよ。

極左思想なるものが、今、それほど人々の共感を得るほど影響力を持つとは思えないというのも
ありますがね。
そんなの勝手にヤっとれって感じです。
それにうなずく方がおかしいんだから。

タモさんをみんなが寄ってたかってつぶすのは、
今、あなたや世間が極右と言って蔑視している
思想が、実は広く社会の共感を得るものだと、
恐れているからではありませんか?

タモさん個人の持論と本当に思うなら、更迭までして口をふさぐ必要はないでしょう。
心の底では彼の「持論」が今や「一般論」に
なりつつあることを認めているからだと思います。
ご都合主義とはどちらの方のことでしょうかね?

どんな言論でも弾圧してはいけない。当然です。
北朝鮮や中国ならともかく、ここは日本です。
悔しかったら、論理で戦って勝てばいいだけ。
極左思想などすぐに論破できるので、弾圧には
及びませんが、「極右」思想はそうはいかないから、
弾圧してるってだけでしょう?
私はその卑怯が何より許せません。

左翼なのはかまわんが、卑怯者はいかん。
マスゴミも政治屋もみんな論理で戦わない卑怯者
ばかり。
それが問題。
お答えしたいのはそれだけです。

Posted by: 使徒 | November 23, 2008 at 12:05 AM

民進黨是國民黨的傀儡政黨? 
  『 一夕之間 投誠 陳水扁政府。』
民進党は国民党の傀儡政党?
  『 一夕の間(わずかな間)陳水扁の政府に誠を投じます。』

 http://oca.com.tw/sidepage/magazine/98/98th_19.html
 
 http://72.14.235.104/search?q=cache:zvdaLkPvDuAJ:oca.com.tw/sidepage/magazine/98/98th_19.html+%E9%9F%93%E5%9C%8B%E8%8F%AF%E5%83%91%E7%9A%84%E5%8B%9D%E5%88%A9-%E5%83%91+%E8%AA%BC&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp&lr=lang_zh-TW
 
  華僑協會總會

   僑協雑誌

   韓國華僑的勝利-僑 誼

   李在方,祖籍山東。如同前財政部長 林全一樣,
   屬於少數 外省人 加入 民進黨執政行列,
   但讓 不少國民黨人士 不諒解的是,
   李在方 曾任 中華日報副社長、
   國民黨新聞黨部 秘書長 及 航運黨部 書記長等職,
   應屬國民黨的「忠貞黨棍」,
   但 一夕之間 投誠 陳水扁政府。
   據不少韓人透露,陳水扁 能獲得 南韓私立慶南大學、
   龍仁大學及
   俄羅斯 經濟大學的 榮譽博士,
   李在方 居間功勞顯著。
   陳水扁為報答李在方恩惠,
   遂提拔 李在方 出任 總統府國策顧問 及 駐韓代表。

民進党は国民党の傀儡政党?(続き)
 (日本語訳)

  李在方、原籍は山東。元財政部長の林全一のように、
  少数の外省人に属して民進党に参加して政治を行う人の
  列(つら)なりに並ぶ、
  しかし 少なくない国民党人士から是を良しと解されていない、
  李在方は中華日報の副社長、
  国民党の新聞党部の事務総長および水上運輸の党部の
  書記長などの職で、要(かなめ)を任じられ、
  国民党の「真心を尽くして正道を守る気持ちのある党の杖」
  に当然属するべきで、
  但し一夕の間(わずかな間)陳水扁の政府に誠を投じます。
  韓国人に少なからず拠りてロシアに通じ、
  陳水扁はよく韓国の私立慶南大学、龍仁大学及び、
  ロシアの経済大学の栄誉博士を獲得して、
  李在方はそれらの間に立って尽力した功労は著しいのです。
  陳水扁は李在方の恩恵に応えるため、
  遂に李在方を抜擢して総統府の国策顧問及び駐韓代表に
  担当させました。

Posted by: 野菜 | November 29, 2008 at 03:55 PM

田母神氏が書かれた内容は、事実ではないので
更迭されたんです・・・国家権力者の良心は、
憲法や法律を越えてはなりません。
ここが味噌です・・・これが分らないと、神様が
分らないことになります。つまり、事実を否認
したので、更迭されたのです。
私人でも公人でも、事実を否認しては、逃れよう
がありませんからね・・・危険人物だと言われ
ても、仕方がないのですね。

侵略とは、国家の戦略を伴う侵攻のことです。
なにも、主権を略奪するだけではないのです。
侵略の定義第3条に記載されている内容であり、
侵略とは、主権略奪だけではなく、他国の主権
と独立を脅かす侵攻は、全て侵略なのです。
そして、リットン調査団の報告書で
「自衛手段とは認められない」という公的な判断
がなされているのですから、これ以上、客観的に
「自衛でない侵攻」であることを判断したものはないのです。
だから、侵略でよいのです。
誤解を恐れずに言えば、侵略は、国家の正当な
権利なのです。

他国へ侵略できない軍隊なんて無能なのです。

問題は、その侵略の動機が、「正当」かどうかが
判断されるべきであって、それはまた、別なのです。
「自衛」かどうかだけが問題なのです。
自衛と侵略は対義語ではないのです。反対語では
ありません・・・

満洲事変にしても、大東亜戦争にしても、
先制的な武力による挑発をしておいて、
侵略・侵害行為をしていないでは、軍の最高幹部
としてお話にならないのです。

「かつて、安全保障上、一時的に他国の領土を
占領こそすれども、主権を略奪しようなどと
いう、侵略国家ではなかったと私は信じる」
と書けば、更迭されなかったのです。
「信じる」と書けば、「私人」としての「良心」
は、許されるからです・・・
民間の論文に応募したので多分免れたでしょう・・・


Posted by: hide | March 19, 2009 at 09:53 PM

少なくとも彼は日本を愛してました。
今国会議員はかなり多くが日本解体をしようとがんばってるそうです。それなのに、祖国を愛する人が辞めなければいけないのは悲しいです。20~30年後には日本はなくなると中国の偉い人が言ったらしいですけど、このままいけば本当に日本は終わりかもしれませんね。

Posted by: umino | March 30, 2009 at 06:34 PM

初めての投稿です!

雪斎先生のおっしゃるとおりだと思いました。

自慰史観-日本版王権神授説-9条改憲=「右翼」 VS 自虐史観-リベラル社会民主主義-9条護憲=「左翼」というようなラインの対立自体が2009年のこの時代において、古すぎるもののような気がしてなりません。
私が見るに、「右翼」も「左翼」も愛し方は違えど、日本を愛しているという点では「愛国者」ですし。
むしろお互いがお互いの論壇の中で、「蛸壺化」して、結局のところ日本の民主主義的活力が停滞し、世界から見て日本全体が「蛸壺化」することの方に警戒することが重要だと思います。その意味でネット社会って最近結構怖いなって思います。「蛸壺化」にフィットしやすいインフラですから。

雪斎先生がおっしゃるとおり、「保守」「リベラル」双方の現実的な国防論をきちっと議論する必要がありそうですね。

Posted by: アルコア | April 03, 2009 at 06:36 PM

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