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October 17, 2008

歴史の「瞬間」に立ち会うということ

■ 昨日の日経225は、1089円の暴落である。
 下落率でいえば、1987年10月の「ブラック・マンデー」に次ぐ史上第二位を付け、1953年3月の「スターリン暴落」を超えた。後世、確実に経済・金融の教科書に載るような事態に、リアル・タイムで立ち会っていることになるわけである。
 ところで、こうした事件というのは、それを受け止める人々が、どれだけ切実な関心を抱いて接したかによって、その持つ意味合いが変わってこよう。21年前の「ブラック・マンデー」の時分、雪斎は、「バブルの狂騒」と無縁の時間を過ごしていた。

 色々な筋から聞いたところでは、バラク・オバマの優勢は、もはや動かない模様である。この一ヵ月の「経済」に絡む環境の変化は、余りにも劇的であった故に、人々の関心は、ジョン・マケインの提起する安保ネタには反応しなくなったのであろう。
 だが、それも決して悪くはない。
 ぐっちーさんの最新エントリーには、次のような記述がある。
 「いよいよ本家本元のアメリカンライフ(つまり、ビッグマック3つ食ってコーラ飲んで、リッター2Kしか走らない車のタクシーでジムに行き冷房がぎんぎんに効いた部屋で運動し熱を発散し、挙句の果て電動のトレッドミルではあはあ言ってCO2を大量発生させ、熱いシャワーを浴びてでかい冷蔵庫できんきんに冷えたビールをしこたま飲んでテレビとクーラーと電気をつけっぱなしで寝る生活のこと)の変貌を余儀なくされるかもしれません」。 アメリカン・ウェイ・オブ・ライフは、地球環境に対する負荷という点からすれば、最悪のものである。だから、アメリカ人が自分の生活スタイルを改める契機になるのであれば、此度の経済危機も悪くない。次の経済発展局面までに、環境に負担をかけない生活スタイルが浸透すれば、地球人類の自滅は、回避されたということになる。
 そうとでも思わなければ、現在の経済危機を乗り切るモチヴェーションにならないような気がする。
 雪斎の消費は、今年は、生活にかかわるもののほかは、書籍と音楽CDだけである。地味な生活である。全然、日本経済には、貢献していない地味な生活である。

■ 雪斎も、来週は、「人間ドッグ」入りである。
 幼少の頃の体験がラウマになっているせいか、雪斎には、病院ほど嫌な場所もない。
 もっとも、看護婦さんは好きだが、病院の空気は、雪斎には、気分が悪いこと、この上ない。
 病院の中でだけは、「最期の時間」は、過ごしたくないなと思う。
 理想の死に方は、ブルックナーの「交響曲第8番」でも聴きながら、秋風に当たりながら逝くことだが…。
 というわけで、来週は、拙ブログのエントリー更新も見合わせである。

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Comments

(事務連絡です。公開不要)
「ドッグ」に入るのは難しい気がします(笑)。
ドックですね。

Posted by: 南面堂 | October 17, 2008 at 03:03 PM

自身は入院未経験ですが、よく家族のお見舞いに行きました。外科病棟は傷が癒えれば退院できるのでそうでもなかったのですが、その他の病棟は元気のなさと言うか少しさみしい様な印象があり長期にわたって闘病生活をおくる方や身の周りの方はかなり大変だろうと想像します。 なるべくなら長くはお世話にならないようにしたいと思い定期的に診察を受けるようになりました。
最近の経済不安で損した得したと一喜一憂したり、頭を抱えたりと言う風景が想像出来ますが、重い病も宣告されず日々の食事に幸福を感じれるだけ有難いと思う気持ちもあります。やはり元気ありきで 株式等の投資活動でしょげた気持ちになれるだけエエじゃないかと思ったりもします。結果はどうであれやりたい事を出来る健康状態は素晴らしい事です。雪斎殿の検査結果が良好であり、雪斎殿の望む活動が出来る事が 毎度毎度稚拙な文章を送る僕自身の元気のひとつでもありますので、心身ともに健やかである事を願います。

Posted by: へきぽこ | October 26, 2008 at 09:20 PM

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