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September 25, 2008

麻生内閣始動

■ 麻生太郎内閣発足である。明日金曜、産経「正論」欄に「麻生内閣発足」に関する原稿を載せる。今月は、三編書いたことになる。
 色々な見方があるとおもうけれども、雪斎が注目しているのは、次の三つである。
 1 中曽根 外務
 2 石破   農水
 3 小渕   少子化担当
 1980年代、「ナカソネ」の国際的な知名度は、たいそうなものであった。大勲位の子息が外相になるわけであるから、「ナカソネ」の名前は、ぜひ、活用してもらいたいものである。特に外交の世界では、貴族主義的な色彩が多分にあるのであれば、そうしたことは、かなり大事である。
 中曽根さんの外相起用には、「小泉的なるもの」の棚上げという意味合いもあるのかもしれない。中曽根さんは、あの郵政解散のトリガーを引いた「参議院の造反」の中心人物であった。そうした人物の重職復帰である。自民党の中でも、ギア・チェンジが図られているということおであろう。

 石破さんは、佳いポストに就いたと思う。農水相というポストは、近年、呪われたポストであったけれども、その呪縛は断ち切る必要がある。また、石破さんは、「軍事オタク」という印象が強いだけに、こういうポストでの実績を残せば、政治家としての「幅」を印象付けることができよう。加えて、軍隊は、「ハード・パワー」の根幹だが、食や農業は、日本の「ソフト・パワー」の重要な一部を成している。色々な意味で、、今の農水相は、昔日の利権ポストとは違い、「新しいこと」ができるポストである
 最後に、小渕さんの少子化担当起用は、よい判断である。雪斎が判断する限り、この国の抱える総ての課題は、「少子化」という点に関わっている。このことを何とかしない限りは、年金、介護のような内治も、安全保障も、施策としては「砂上の楼閣」である。小渕さんのように、妊娠、出産を現在進行形で体験する世代の女性の感性が、政策立案に反映されることの意義は、決して小さくない。是非とも、小渕少子化相には、できるだけ長く務めて、ご自身の子息を育てるように、「少子化対応施策」を育ててもらいたいとおもう。


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Comments

元外相麻生さんが誰を選ぶか興味がありました。個人的には嫌いではない石破さんの農水相も面白いと思います。現役ママの小渕さんもママさんの期待を集めるとおもいます。内閣発足して間もなく埃たたきが始まるかもしれません、埃があるところを叩くのか、埃が出るような叩き方をしてるのかはわりませんが、そのへんは程々にしてもらって、与野党マスコミ国民がきちんとした考えを持ち、日々励んで行ければとおもいます。

Posted by: へきぽこ | September 25, 2008 09:14 AM

こんばんは
私も少子化問題に注目しています。育ててわかることは、教育コストの高さと、成績という結果が先行し、個人を伸ばすという仕組みが少ないことかなぁと思います。
 少子化=教育問題ということもあるんですが・・

ところで小渕さん。ちょっとキレイになったかなぁ。
 

Posted by: SAKAKI | September 25, 2008 09:34 PM

釈迦に説法ですが、内政ですぐ効果を挙げることはできないし、外交もドラスティックな変化は期待できません。もし中曽根氏や小渕氏が適材適所だと仮定しても、選挙までに手腕を発揮する余裕はないでしょう。
その場合、「中曽根のバカ息子」と「小渕の小娘」を抜擢した麻生総理の政治センスを有権者はどう判断するのでしょうね。

Posted by: who | September 26, 2008 01:53 AM

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