新著刊行報告
■ 昨日、通勤途中で派手に転倒し、頭部と手に傷を作って、大学に辿り着く。大学に着くなり、医務室に駆け込んで手当てをしてもらった。転倒したのが、車道の「ど真ん中」であったので、流石に慌てた。
同僚のT准教授に、「9・11テロですな…」と寒いジョークを言ってしまった。本当に寒いジョークであった。T准教授には悪いことをしたなと思う。反省する。
■ 本日十二日付けで雪斎の新著が刊行される。
● 『漢書に学ぶ「正しい戦争」』(朝日新書)
拙ブログの「雪斎の著書」欄でも紹介した。
雪斎は、このエントリーをヨハネス・ブラームス作曲、交響曲第一番を聴きながら書いている。ベルナルト・ハイティンクの指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏のものである。ブラームスは、二十年がかりで交響曲第一番を
完成させた。宮崎駿監督は、紆余曲折の末に、その名声を高からしめた『風の谷のナウシカ』を送り出した。どちらも、「芸術家43歳の作品」である。
本書もまた、雪斎の「43歳の作品」である。無論、ブラームスや宮崎監督の傑作に本書を並べるなどは、おこがましいことには違いないけれども、それでも、雪斎にとっては、本書がひとつの「区切り」であることには違いない。
雪斎にとっての「最大の幸運」は、良き師匠・先達に恵まれたことである。
北海道大学では、木村汎、長谷川毅、外川継男、中村睦男、中村研一、長谷川晃、山口二郎、川崎修、酒井哲哉の各先生にお世話になった。
東京大学では、佐々木毅、五十嵐武士、故・鴨武彦、高橋進、猪口孝、田中明彦の各先生の謦咳に接した。
そして、北岡伸一先生、中谷巌先生、松本健一先生には、言論家としての「烏帽子親」になって頂いたようなものである。
本書は、愛知和男代議士に奉げた。
次は、「新たな地平」を目指さなければならない。
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Comments
鴨先生ですか 懐かしいですな。昨日は業務多忙で自宅の最寄り駅には9時頃着き書店をのぞく機会がありませんでした。今日書店に行ってみます。
Posted by: 星の王子様 | September 13, 2008 07:39 AM
今朝ほど読了いたしました。これは雪斎どのの代表作と言っていいのではないでしょうか(あくまでも現時点において、ですが)。少しでも多くの人に読まれることをお祈り申し上げます。
「溜池通信」内の与太ばなしが、本書誕生のきっかけになったというエピソードは、たいへん名誉なことであります。
Posted by: かんべえ | September 18, 2008 05:20 PM
雪斎殿の著書読ませて頂きました。ひとつの不満以外は食事に例えればとても美味しく頂く事が出来ました。ひとつ不満と言うのは、手に入れる事が少し困難でした。都内に住んでるにも関わらず書店を3件まわってしかも在庫1つだった事です。その分有り難みも増しましたが… 改めて気付かされる事が多く大変勉強になりました。僕自身がタカなのかハトなのかフクロウなのかは分かりません。ひとつ思うのは、バランスが大切だと言う事です。ある程度偏った方向に傾く政策や姿勢を取ることがあっても体勢を整えて少しずつ前進して行く、丁度平行棒の上を歩くような感覚です。急いで進むと体勢を崩しやすく、急激に傾けば落下しかねない、バランスを取るというのは大変ですが重要であると言う事です。そう考えるとやはり雪斎殿の仰る柔軟性は必要だと感じました。
読みながら、この文章を書いている方は体力精神力も含めて物凄いエネルギーを費やしているのではないか?と率直に感じました。正直僕自身読み進みながらエネルギーを使ったと言う事もありますが…
とにかくこのエネルギーの塊が発行部数故なのか、売れ行きが好調だからなのか、発注する書店の店主にセンスがないからなのかは分かりませんが、探さないと見つからない状態では困ります。
毎度毎度の勝手な書き込みに対する寛大な対応に感謝しております。これからも雪斎殿の著書読ませて頂きます。
とりあえず今回の著書はもう一度読みかえします。そして学生の頃はつまらなく感じて避けていた古文、漢書にも手を伸ばしてみたいと思います。
ありがとうございました
Posted by: へきぽこ | September 30, 2008 09:31 PM