« エイプリル・フールの怪談 | Main | 八千年の春 »

April 04, 2008

「頑張らない」生き方

■ 手抜きの生き方が完全に定着したようである。
 つまり、「いかに頑張らないか」ということを日頃の生活の基本にすえたら、世の中の風景も変わって見えてくるくる。
 『老子』を読んでいたら次のような記述に行き当たった。
 「人の生ずるや柔弱にして、其の死するや堅強(けんきょう)なり。草木の生ずるや柔脆(じゅうぜい)にして、其の死するや枯槁(ここう)なり。故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり」。
 今の日本の政治の難題は、「政治家が無駄に頑張りすぎている」よいうことにあるのではないであろうか。民主党は、福田政権打倒のために、「無駄に頑張っている」。揮発油税暫定税率失効を恒久化させれれば、それだけで今年のGDPの1パーセント弱分が底上げされるという試算も今では出されているのである。民主党が、この試算によった議論をしないのは何故であろうか。これが、民主党において、「無駄に頑張っている」故に、政策対応が硬直したものになっていることの証左である。
 米国では、減税が始まろうとしている。日本では、これだけ景況感が悪化してきているのに、「減税」という政策対応の考慮されないのは何故であろうか。福田内閣が景気下支え策として「暫定税率恒久凍結」を打ち出したら、さぞかし面白いだろうなと思う。こういうことは、「脱力」系宰相である福田総理には、一番、、似合っているような気がするのであるけれども…。
 現実には、政府・与党は、面子もあるから、再可決で暫定税率を元に戻すのであろう。
 どちらも、「無駄に頑張る」わけである。
 故に、雪斎は、「頑張らない」ことにした。
 「柔弱は生の徒なり」」。味わい深い言葉である。

|

« エイプリル・フールの怪談 | Main | 八千年の春 »

「国内政治」カテゴリの記事

Comments

>日本では、これだけ景況感が悪化してきているのに、「減税」という政策対応の考慮されないのは何故であろうか。

この質問の答えは、この論文の考察の延長線上にあるような気がします。w

VOICE - 財務省は経済成長が嫌い/若田部昌澄(早稲田大学教授)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080215-01-1401.html

Posted by: Baatarism | April 04, 2008 at 02:23 PM

 「柔弱は生の徒なり」
とても、すっと感じました。
嬉しい気分です。
ありがとうございました。

Posted by: 顧客心を捉える!儲かる仕組み請負人 | April 04, 2008 at 04:01 PM

わたしは「無駄」がスキですが。。。

「無駄」があとから「素敵」になる時もあるので。

Posted by: nao | April 04, 2008 at 09:02 PM

昨今の食料品値上げラッシュを見ると、暫定税率を戻す時に、定率減税を復活させたら、景気刺激にも・支持率にも効果があると思うのですがね。それもなるべく早く実施すれば効果が大きくなるかと。

世の中にはガソリン税なんか余り関係ない人もいっぱいいるでしょうし…

福田さんが、その程度の機転が利く方であってほしいのですが。

Posted by: けむ | April 05, 2008 at 07:13 AM

暫定税率を廃止したので、減税になりました。特に自動車を使う地方や商品配送に関わる運輸関係に手厚い減税です。あとは、国債増発して予算の帳じりを合わせればよい。

Posted by: biaslook | April 05, 2008 at 08:33 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71618/40760891

Listed below are links to weblogs that reference 「頑張らない」生き方:

« エイプリル・フールの怪談 | Main | 八千年の春 »