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April 25, 2008

告別の辞

■ 一昨日のブログ運営停止宣言は余りにも唐突であったので、あらためて「告別の辞」を記す。 

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April 23, 2008

ブログ運営停止のお知らせ

■ 本日未明、「やってられないわ」という気分を表明したところであるけれども、段々、その気分が亢進したので、このブログの運営も潮時だなという想いも出てきた。
 ということで、突然ではあるけれども、このブログの運営も相当な期間に渉り、停止することにする。
 思えば、このブログの運営は、政治学者が世の「床屋政談」に付き合ってみるという趣旨で始めたものであったけれども、そうしたことにも、限界を感じている。誰か、雪斎のほかに、世の「床屋政談」に付き合おうとする政治学者がいれば、その活躍を期待するけれども、雪斎がその奇特な役割の一端を担いつづける必要もあるまい。
 雪斎は、「永田町時代」から、仕えた愛知和男代議士の意向と無縁であることを強調しながら言論活動を続けてきたけれども、「永田町」から撤退して一年過ぎても、「永田町」とのつながりを云々する向きがあるのを知れば、「床屋」と「永田町」、あるいは「大学」を架橋するという「義侠心」だけで、このブログを運営するのも率直に虚しいことであるという結論に至った。
 過去三年半近く、お読み頂いた方々には謝意を表する。過去のアクセス数は、三百九十万件であった。
                                 雪斎

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「やってられないわ」という気分

■ 野村證券の中国人社員が起こしたインサイダー取引事件は、二つの意味で「またかよ…」という印象を世に与えることになる。一つは、野村證券という日本の最大手証券会社が起こした不祥事ということで、「またかよ…」であるけれども、二つは、中国j人絡みで起こった問題であるということで、「またかよ…」である。日本の金融資本主義の実態が与える対外印象の点でも、チベット情勢が惹起した対中感情の悪化を更に進めそうだという展望の点でも、「よいこと」は何もない。
 ところで、今、野村のCMに登場しているのが、阿木燿子・宇崎竜童夫妻である。奥さんの阿木さんは、一体、おいくつなのであろうか。三十年前から容貌が全く変わっていないのが、不思議な女性である、
 この夫妻の代表作品に山口百恵さんが歌った「絶体絶命」がある。次のような一節が有名である。

さあさあ  さあさあ
すっかりカタはついたわ
すっかりカタはついたわ
すっかりカタはついたわ
やってられないわ

bye bye bye bye やってられないわ
bye bye bye bye やってられないわ

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April 21, 2008

ショート・コメント

■ 産経新聞「正論」欄に最新論稿を載せた。
 これは、「民主党批判」の論稿ではない。
 そういう短絡した反応をする人々が、中にhはいるから困ってしまう。
 「前歴がそうであったから、今も…」と考えるのは、「惰性」である。

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April 19, 2008

中国との「距離感」

■ 長野・善光寺が「聖火リレー」のスタート地点になることを辞退したそうである。
 聖火リレーの段階で、もめている。
 メーン・スタジアムも、まだ完成していないそうである。
 これだけの不安のあるオリンピックも、1980年のモスクワ以来であろう。 

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April 18, 2008

古色蒼然とした判決

■ 誠に面白い判決が出たものである。
 □  自衛隊イラク派遣に違憲=兵士空輸「武力行使と一体」-名古屋高裁
                         4月17日19時41分配信 時事通信
 自衛隊のイラク派遣は違憲として、愛知県などの弁護士と各地の住民らが国を相手に、派遣差し止めと慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は「米兵らを空輸した航空自衛隊の活動は戦争放棄を規定した憲法9条1項に違反する」との判断を示した。派遣差し止めと慰謝料請求の訴えは認めなかった。
 自衛隊イラク派遣をめぐる同様訴訟は全国で起こされているが、違憲判断は初。国側は勝訴のため上告できず、確定する見通し。1審名古屋地裁は憲法判断をせずに訴えを退けていた。
 原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。高裁では初めて。
 青山裁判長は、イラクの現況について「国際的な武力紛争が行われ、特にバグダッドは戦闘地域に該当する」と認定。その上で空自が2006年7月以降、米国の要請を受け、クウェートからバグダッド空港に多国籍軍の兵士を輸送している点について「多国籍軍の戦闘行為に必要不可欠な軍事上の後方支援」と指摘し、「他国による武力行使と一体化した行動で、自らも武力行使を行ったとの評価を受けざるを得ず、イラク特措法や憲法に違反する」と述べた。 

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April 17, 2008

中国の「孤立」

■ 中国も、「孤立」への道を驀進するのであろうか。
 □ 中国で仏カルフールの不買運動、チベット問題が飛び火
4月15日15時46分配信 ロイター
 [北京 15日 ロイター] 中国のネットユーザーが、仏小売り大手カルフールの店舗での不買運動を呼び掛けている。チベット独立を訴えるグループをカルフールが支援しているというのが理由。
 不買運動の推進者らは、カルフールがチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世にも資金面で援助しているとし、携帯電話のメッセージやインターネット上の掲示板を通じ、5月1日からカルフールで買い物をしないよう呼び掛けている。
 カルフール現地法人からのコメントは今のところ得られていないが、15日付の新京報は、今回の不買運動について調査中だという同社スポークスマンのコメントを報じている。

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April 11, 2008

チベット騒乱への視点

■ 「憤兵は敗れる」という言葉は、『漢書』に出てくる言葉である。同じ『漢書』に次のような記述がある。
「利人土地貨寶者、謂之貪兵、兵貪者破」(人の土地、貨宝を利する者、之を貪兵と謂う。兵が貪る者は破れる)。
 要するに、それは、「他人の土地、財貨、宝玉を手を入れようとして行われた軍事行動は、貪兵と呼び、その軍事行動は必ず自らの破滅をまねくであろう」でという意味である。
 チベットの話が何故、これほどまでにヒート・アップしているのか。チベットは元々、漢民族の土地ではない。故に、ダライ・ラマが亡命する契機となった一九五〇年の「チベット解放」なるものは、その実態は、「人の土地、貨宝」を手に入れようとした「貪兵」の振る舞いだったということになる。戦前は、たとえば満州をめぐって日本の「貪兵」に抵抗していたはずの中国共産党は、戦後に政権を掌握した後は早速、自ら「貪兵」の振る舞いに手を染めたのである。
  故に、もし、今の中国に、往時の日本における石橋湛山のように、「チベットを放棄してでも、国際社会の協調を図ることが大事だ」と唱える人物があれば、今後の中国の隆盛は間違いなく続くのであろう。そうでなければ、中国共産党政府も、「貪兵は破れる」の例外ではありえないことになる。その「破」がどのようなものであるかは定かではない。日本としては、その「破」の火の粉を被らないようにした上で、高見の見物を決め込むのが賢明であるかもしれない。
 福田康夫総理は、中国共産党政府を一貫して「甘やかす」姿勢をとり続けるのであろう。そうした「甘やかし」は、普通に考えれば、中国共産党政府の「破」を促すことになる。雪斎が中国の影響力を削ぐことを考えるならば、そうした「甘やかし」は、充分に有効であろうと思われる。「親中派」、「媚中派」と呼ばれる人々のほうこそが、実は中国政府にとっては危険な存在であるという逆説も、成り立つのである。
 ところで、聖火リレーは、長野でも行われるようである、
 雪斎は、リレーそれ自体は粛々と混乱なく進めるのが、よろしいであろうと思う。ただし、沿道は、チベットの民衆との連帯を標榜する横断幕なりチベットの「雪山獅子旗」なりで埋め尽くすのである。これで、整然と「行事」と「抗議」を笑って同時に進める日本人の不気味さが世界に伝わることになる。ぜひ、やってもらいたいと思う。

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April 09, 2008

不同意理由の逐次投入

■ 第二次世界大戦中、ガダルカナル作戦やインパール作戦における日本軍の愚行を表すものとして言及されるのが、「兵力の逐次投入」である。
 この伝でいえば、日銀総裁・副総裁人事案件を前にした民主党の対応は、さしずめ「不同意理由の逐次投入」と評されるものである。
 日銀総裁・副総裁人事案では、民主党は、渡辺副総裁案を「天下り反対」ということで不同意にするつもりのようである。何故か。小沢一郎氏が反対したためだそうである。
 武藤総裁案、田波総裁案のときは、「天下り反対」という理由は前面に出ていたであろうか。
 要するに、次から次から「別の理由」を持ち出しては、不同意にしているのである。
 人間の心理を荒廃させるのに一番、有効な方策は、「何時、終わるのかが判らない状況」に人々を追い込むことである。人間が「冬の寒さ」を堪えることができるのは、「冬の後には春が来る」ことを知っているからである。そうした展望がないところでは、人間の精神はおかしくなる。
 その点では、小沢一郎氏は、日本の「政治の風景」を荒涼としたものにすることには間違いなく貢献している。
 日銀総裁・副総裁人事を「何時、落着するのか判らない状態」に放り込んでしまったわけである。
 こういうネチネチとしたやり方は、間違いなく「報復」される。その「報復」が具体的にどのようなものであるかは、雪斎の知るところではないけれども…。

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April 07, 2008

春眠から覚めた後に考えたこと

■ 土曜日の午後八時に就寝して、起きてみたら日曜日の午後四時を過ぎていた。二十時間は寝ていたことになる。こうしたことは、過去十数年にはなかった。
 母親が開口一番、「死んだのかと思った…」である。
 これこそ、「春眠、暁を覚えず」というところか。

■ モーリス・ラヴェルの「ボレロ」、ジョルジュ・ビゼーの「アルルの女組曲」を聴く。
 演奏は、アンドレ・クリュイタンス指揮でパリ音楽院管弦楽団である。
 単純なリズムの繰り返し、それに依った偉大な作品である。
 たいした変わりもない普段の生活も、後々に偉大な作品に昇華できれば、それは凄いことに違いない。
 学者の「望み」は、そうしたことにしかないような気がする。
 

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April 05, 2008

八千年の春

■ 『荘子』に次のような記述がある。
 「上古に大椿なる者有り 。八千年を以て春と為し、八千年を以て秋と為す」 。
 この伝でいけば、人生八十年など一瞬の出来事でしかない。
 近頃、雪斎は、「万事、頑張っても仕方がない」という思うようになった。
 パブリックな次元でいえば、これからの雪斎にとっては、「やること」は、そんなに変わらない。書を読み、文を書く時間が流れるだけである。これは、別段、「頑張る理由」にはならない。
 プライヴェートな次元でいえば、これで妻子がいれば、「妻子のために」というのが、「頑張る理由」になるのかもしれないけれども、そうした理由は今のところない。老いてきた母親さえ生活に困らないようにすれば、他には何の義務もないのである。
 それにしても、身体状況は相変わらず良くない。困ったものである、
 雪斎は、「長生きししそうにはない…」と率直に思う。
 「脳性小児麻痺の障害を抱えると、加齢の影響がストレートに出てくるというのは、こういうことか…」と暗澹たる気分になる。

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April 04, 2008

「頑張らない」生き方

■ 手抜きの生き方が完全に定着したようである。
 つまり、「いかに頑張らないか」ということを日頃の生活の基本にすえたら、世の中の風景も変わって見えてくるくる。
 『老子』を読んでいたら次のような記述に行き当たった。
 「人の生ずるや柔弱にして、其の死するや堅強(けんきょう)なり。草木の生ずるや柔脆(じゅうぜい)にして、其の死するや枯槁(ここう)なり。故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり」。
 今の日本の政治の難題は、「政治家が無駄に頑張りすぎている」よいうことにあるのではないであろうか。民主党は、福田政権打倒のために、「無駄に頑張っている」。揮発油税暫定税率失効を恒久化させれれば、それだけで今年のGDPの1パーセント弱分が底上げされるという試算も今では出されているのである。民主党が、この試算によった議論をしないのは何故であろうか。これが、民主党において、「無駄に頑張っている」故に、政策対応が硬直したものになっていることの証左である。
 米国では、減税が始まろうとしている。日本では、これだけ景況感が悪化してきているのに、「減税」という政策対応の考慮されないのは何故であろうか。福田内閣が景気下支え策として「暫定税率恒久凍結」を打ち出したら、さぞかし面白いだろうなと思う。こういうことは、「脱力」系宰相である福田総理には、一番、、似合っているような気がするのであるけれども…。
 現実には、政府・与党は、面子もあるから、再可決で暫定税率を元に戻すのであろう。
 どちらも、「無駄に頑張る」わけである。
 故に、雪斎は、「頑張らない」ことにした。
 「柔弱は生の徒なり」」。味わい深い言葉である。

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April 01, 2008

エイプリル・フールの怪談

■ エイプリル・フールである。
 大学は年度初めの教授会があるので、千葉・流山まで出かける。
 しかし、病み上がりの身の故、具合が悪くなり早退と相成る。
 身体状況を悪化させるだけのために出かけたような気がする。

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