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February 05, 2008

立春の雑感

■ 雪斎は、このところ急速に体力と気力に「萎え」が生じてきている。二十歳代、三十歳代に成功を追い求めて「無理」を重ねた付けが一挙に回ってきたような感じではある。脳性小児麻痺の重度身体障害を抱えた状態で世間で張り合っているのだから、どこかで必ず無理をしたはずだと思っていたら、案の定といったところである。
 

 もっとも、一般的にいえば、人間が寿命を縮める要素は、深酒、喫煙、荒淫、暴食とのことらしいけれども、そうした要件は、雪斎には全く該当しない。
 雪斎は、生まれてこの方、煙草をくわえたことはない。煙草は火を使うので、防災上危ない。うまい酒が好きで、過日、フランス大使館外交官に「ワインにお詳しいようで…」と感心してもらったのはうれしかったけれども、それにしても、一晩に呑む量は、ワイングラスで最大二杯である。毎日の食卓にしても、たとえば昨夕の食卓は、納豆飯に味噌汁、鳥の唐揚げという一汁二菜であった。講義中、学生相手に「グラビア・アイドル」談義をやるのは、楽しいけれども、それは、「荒淫」ということを意味しないであろう。昔、永井陽之助先生が授業中に映画『O嬢の物語』を観賞させていたという話を聞いたときには、吹っ飛んだものであるけれども、それをやる度胸は今の雪斎にはない。
 身体に害を及ぼしそうなことは、一切、やらないというのが雪斎の「生活の鉄則」だが、それでも、生きているだけで「消耗」するというのが、現実ではある。
 ただし、何時もオーバー・ワーク気味であることは、間違いない。

■ このような状態のときに、大学後期試験の答案採点作業をやる。昨日、ひとり前、2000字のレポートを延べ200人分、読んだ勘定になる。それなりに大変な作業ではある。

■ 米国政治の天王山、「スーパー・チューズデー」である。
 米国政治を把握する際の一つの見方は、「経験豊富は決してポジティブ要素ではないという」ことである。
 リチャード・ニクソンが退いて以降、連邦議会議員¥からホワイトトハウスに到達した事例はない。
 ● ジミー・カータ-     ジョージア知事
 ● ロナルド・レーガン  カリフォルニア知事
 ● ジョージ・H・W・ブッシュ 副大統領
 ● ウィリアム・クリントン アーカンソー知事
 ● ジョージ・W・ブッシュ テキサス知事
 という按配で、ワシントン・アウトサイダーが続いているのである。ジョージ・H・W・ブッシュは、一応、「非議会人」という扱いにしておく。何故かといえば、一つの説明は、米国国民にある「ワシントン不信」の感情が作用しているというものである。
 だとすれば、「ワシントンにおける即戦力」を強調するヒラリー・クリントンの戦略が功を奏するかは、かなり微妙である。
 此度の大統領選挙の結果、久しぶりに連邦議会議員から大統領になる事例が復活しそうな雰囲気であるけれども、米国国民の「ワシントン不信」が払拭されているのか。
 その点、バラク・オバマは、「いい候補」ではある。雪斎が米国国民ならば、間違いいなく支持する。

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Comments

がんばって。
がんばって。
がんばってぇ〜happy02

Posted by: nao | February 05, 2008 at 04:19 PM

同じく重度脳性麻痺40代後半のゆみちゃん。息子の世話が楽になったと思ったら、第2子代わりに犬を衝動飼いして、今、子犬の後を這って追いかけてヘトヘトです。
オバマは素晴らしい人物です。数十年にひとりの逸材でしょう。

Posted by: うみおくれクラブ・ゆみ | February 05, 2008 at 08:56 PM

頭休めに超短編映画(60秒)はいかが?
http://eyevio.jp/channel/eyevio_99411
http://www.xippi.com/ssc_coffeebreak.html

これらは北信濃小布施映画祭の60秒シネマコンペティションの作品です。
http://www.obusefilmfestival.jp/

Posted by: 笛吹働爺 | February 06, 2008 at 12:04 AM

追記
60秒シネマコンペティション2006年のエントリー
http://www.obusefilmfestival.jp/award2006top.html

Posted by: 笛吹働爺 | February 06, 2008 at 12:14 AM

thunder問題は「ヒラリー・クリントン副大統領」の存在でしょうね。彼女が副大統領候補になるとオバマ氏の足を引っ張るのは目に見えてます。正直当選するためには何でもやるという姿勢は危険ですな。副大統領というと危急の事態には大統領になる人間ですから、単に初女性大統領だとかいう事で選ばれるようでは困る。特に共和党支持者はヒラリー選出は全力で阻止するでしょうから、彼女を副大統領にとなるとオバマ氏の当選が難しくなる。そうなるとマケイン氏は不利ではない。有利になる。

一番アメリカに有利な体制と言うとオバマ大統領・マケイン副大統領という路線でしょうね。早い話がアメリカ版「大政翼賛会」です。これが世界や日本にとって良い事かと言うとまったく別ですが・・・。

Posted by: ペルゼウス | February 06, 2008 at 09:02 AM

もしオバマが大統領になったら、またニュース速報で見たくもない光景をみることになりそうな気がする。 ケネディ一族と一緒のところをテレビで見ると、その嫌な予感が一層強くなる。 もっとも本人は、その最悪のケースをも想定して立候補しているのだろうが。  

Posted by: 借金王 | February 06, 2008 at 04:18 PM

そもそも20世紀を見ても、多くの大統領が副大統領か知事の経験者であって、上院議員からというのはケネディ、ハーディングくらいでしょうか?どちらも任期中に亡くなっていますが。上院議員というとなんとなく現職に挑んでボロ負けするイメージがあります(前回は接戦でしたが)。経験不足を言われたケネディですら、ワシントンに14年もいたのですから、今回の民主党の有力候補3人がみな上院議員でありながら、いずれもキャリアが10年にも満たないというのは意外ですね。オバマの経験不足を攻撃するヒラリーにしても、マケイン相手に経験を訴えるのは難しそうですし。共和党はみな首長やベテラン議員ばかりで、それらしい人をそろえていますが。

Posted by: 田中数 | February 06, 2008 at 10:11 PM

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» オバマは希望の星になりえるか(4) [うみおくれクラブ]
 海の向こうから、スーパーヒーローの名前が聞こえてきて、「オバマ、オバマ、ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっちゃ」と、三々七拍子で、応援したい気分のゆみちゃんである。ぜひ彼には、米軍のイラク撤退、国内の社会問題の解決を図ってほしい。アメリカが変れば、日本が変る、日米関係が変る、どうか、もう対米追随はおやめになってくださいと、オバマ氏から、日本は丁重にいわれちゃったりして。  ああ、そうなったらいいなぁ、とゆみちゃんは、夢を描いてしまう。  オバマの生い立ち、経歴をみると、貧困や格差は必ずしも連鎖... [Read More]

Tracked on February 05, 2008 at 08:43 PM

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