« 一般教書演説と「北朝鮮」ファクター | Main | 立春の雑感 »

January 31, 2008

「自民党戦国史」

■ 政治学入門の意味合いで間違いなく取り上げられるのは、伊藤昌哉著『自民党戦国史』(朝日文庫)である。伊藤昌哉は、池田勇人の秘書官を務め、宏池会のインサイダーだった人物である。テレビ朝日系の深夜番組『トゥナイト』に随時、政治向きのコメンテーターとして出演していたと記憶する。
 この書のことを思い出したのには、理由ががある。
 

 昨晩は、かんべえ殿、ぐっちー殿、やじゅん殿、純正野球ファン殿、そしてさくら殿という仲間の定例新年会に加わったわけであるけれども、そこで盛り上がったネタは、、「パチンコ・自民党戦国史」を作るという、かなりぶっとんだネタである。自民党が幹事長直属の広報戦略本部を立ち上げるらしいけれども、是非、このアイディアは実現させてもらいたいものである。確かに、この時代の政治家は、キャラのたった人々が多かった。『自民党戦国史』に描かれた大平正芳の姿は、鬼気迫るものである。権力と人間を知る上では、それは有益な書なのである。
 こうしたことをパチンコのネタにするというのは決して悪いことではない。
 ここは、是非、日本のサブ・カルチャーの伝道師である麻生太郎閣下に一肌、脱いでいただけないであろうかと妄想する。
 戦後日本政治の雰囲気を知る上で、もうひとつ大事な書がある。
 戸川伊佐武著『小説 吉田学校』(学陽書房・人物t文庫)である。
 そういえば、、「平成版・永田町戦国史」というのは、何になるのであろうか。
 キーパーソンが。小沢一郎氏であるのは、疑いを容れない。
 この二十年、日本の政治は、「小沢一郎」に振り回されている。
 一度も、最高権力を握ったことがない人物にである。

■ この数日の「脱力」状態が収まらない。
 昔なら、アニマル浜口よろしく、「気合だ…」の十連発で乗り切れたはずであるけれども、どうも具合がよくない。
 万事、意欲が湧かない状態である。
 総てを放り出して、引きこもりたいという不穏当なことを考え始めている。

 

|

« 一般教書演説と「北朝鮮」ファクター | Main | 立春の雑感 »

「学者生活」カテゴリの記事

Comments

もう世界が本物の戦国乱世になりましたから、平成版永田町戦国史などヒットしませんよ。

ロシア、アメリカ、イラン、ベネズエラ、ミヤンマーなどの指導者クラスこそまさに戦国大名。自民党戦国史など平和な戦後だからこそ成立したもので、何せグローバリズムの世界ゆえ、いくさ場も世界へ流れましたね。「ランボー」の新作もヒット、「アイ・アム・レジェンド」もヒットゆえ、今度はオマハ大統領でミヤンマー攻撃となるでしょう。彼はイラク戦争には反対だが、イラン強硬派ですから、リベラルではない。大統領が変わっても戦時大統領、戦争大統領。世間では彼に注目していますが、チェイニーとも血のつながりがある彼が平和主義者であるはずがない。

おそらく日本にも外国人選挙権、戦後処理問題で厳しく突き上げて来ますよ。もっと自由と平等をと。リベラル帝国主義、アメリカの正義をより激しく実現せよと迫る事で人気を高めるでしょう。

日本は何を武器にするかですな。原理主義の時代に何を掲げるか。我々にとってのハル・ノートが必要になる事は言うまでもありません。

Posted by: ペルゼウス | January 31, 2008 at 08:59 AM

「パチンコ・自民党戦国史」は面白そうですね。かんべえさんのところにあった角さんの「よっしゃよっしゃ」には笑いました。あのメンバーで酒の席でそういう話をすると、盛り上がるでしょうねえ。w

「脱力」状態ですが、本を一冊仕上げて相当放電したでしょうから、当分は充電期間と考えてゆっくりしてはどうでしょうか?

Posted by: Baatarism | January 31, 2008 at 11:50 AM

『小説吉田学校』好きです。
戸川猪佐武は人物描写が上手い。
三白眼を光らす三木武吉、
禿げ頭を叩く大麻唯男、
ドスの効いた声で唸る河野一郎とか、、、
実際に見たことない人物のイメージも
ありありと浮かんできます。

Posted by: who | January 31, 2008 at 10:17 PM

 含蓄のあるエントリーですね。ま、この暗闘で、どちらが勝つかは、投資戦略に関わる。一方が勝てば、ニューヨークのコピーのままだ。それならダウに連れ安する。PER10倍以下のトヨタでも、空売りOK。
 他方が勝てば、東証がデカップリングするかも知れん。内需の底値を拾うチャンスと見る。
 ま、竹中氏の住居が、どこになるかで、結果はわかる。

Posted by: はかたのさとう | February 01, 2008 at 09:12 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71618/17907075

Listed below are links to weblogs that reference 「自民党戦国史」:

« 一般教書演説と「北朝鮮」ファクター | Main | 立春の雑感 »