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December 27, 2007

一年の納めのエントリー

■ 今年の回顧である。
 一言でいえば、「前半絶好調、後半絶不調」という評価になるであろう。
 前半は、大学本格復帰、パリ旅行その他のイヴェントが連続した。
 後半は、身体の具合が悪くなるわ、株価は落ちるわで大変だった。
 ところで、この二、三年諸々の占いは、雪斎の「最悪期」を伝えていた。
 一昨年は、雪斎の「天中殺」であった。
 今年は、雪斎の「後厄」の年だった。
 しかし、そうした「最悪期」も終わりである。
 来年一年分の家賃と生活費は、既に手元に移したので、年を越す家計上の用意も完了である。
 かなり安心して年を越すことになりそうである。

■ 来年は、公的にも私的にも、色々と新たな局面を開いていきたいものである。

■ ということで、読者各位には、今年一年、お世話になりました。
  よき新年をお迎えください。
 
 

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December 26, 2007

政治家よ、「バラエティ番組」に顔を出すな。

■ たまには、「暴論」も書いてみよう。
 この数年、テレビといえば、NHKとテレビ東京しか観ていない、他にBS放送の紀行番組を観る程度である、
 故に、たとえば下のようなプログラムがあるのを知らなかった。
 □ 今日午後9時からの日テレ系「爆笑問題の証人喚問-太田光内閣がアノ関係者とっちめちゃうぞSP」
爆笑問題の証人喚問2007では”太田光内閣”にさまざまな閣僚が集合。官房長官の福留功男や環境大臣の東ちづる、年金担当大臣のえなりかずきらが一年の出来事を振り返りながらトークを繰り広げる。
証人として宮崎県知事の東国原英夫氏が登場。番組が宮崎県民にアンケートを行ったところ、周りが騒ぐほど自分たちの生活は変わっていないと手厳しい意見が届く。
農林水産大臣だった松岡利勝さんの自殺直前に謝罪を説得したという鈴木宗男氏や、プロボクシングの”亀田ファミリー”の行く末を握るといわれるアントニオ猪木も現れる。
女性議員が大集合!2007大反省会では、女性議員が石田純一と山本裕典を前に反省会を行う。島田智哉子氏は予算委員会でスカートのファスナーが全開になっていたと告白する。
【ゲスト】福留功男、テリー伊藤、デヴィ夫人、東ちづる、えなりかずき、カンニング竹山、ふかわりょう、木下優樹菜、やくみつる、原口一博、平沢勝栄、山本一太、亀井久興、森ゆうこ、島村宜伸、
アントニオ猪木、大村秀章、横峯良郎、片山さつき、姫井由美子、鈴木宗男、石破 茂、東国原英夫

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December 25, 2007

クリスマス・イブの「第九」

■ 今年も残すところ一週間である。拙ブログも,あと一、二度、エントリーを書いて「御用納め」である。

■ 毎年、クリスマス・イブの夜に、『第九』を聴いて、崇高な人類愛の世界に漬かるのを恒例行事するようになってから、だいぶ、時間がたっている。普段、「利益」と「権力」にまつわる話で頭が占められているので、こういうときだけは、「浄化」された気分になってみる。
 今年の『第九』は、次のものを聴いた。
 ●・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱
 エリザベート・シュワルツコップ(S)
 エリザベート・ヘンゲン(A)
 ハンス・ホップ(T)
 オットー・エーデルマン(B)
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1951年7月29日、バイロイト

 数ある「バイロイトの第九」の最新の復刻CDである。これは凄かった。


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December 24, 2007

政治という技芸

■ 「なるほど…」と膝を打った対応である。
 □ 福田首相「一律救済」を決断=議員立法で対応、今国会成立目指す-薬害C型肝炎
                   12月23日19時1分配信 時事通信
 福田康夫首相は23日、薬害C型肝炎の被害者について「全員一律救済ということで、議員立法とすることを党との相談の結果、決めた」と表明した。与党はそのための法案を今国会に提出、成立を目指す。民主党など野党にも協力を呼び掛ける。一律救済を求める薬害肝炎訴訟の原告側の主張を踏まえ、首相が血液製剤の投与時期などで救済対象を決める政府方針を転換した。これに対し、東京都内などで記者会見した各地の訴訟原告・弁護団は「大きな一歩だ」と評価。首相に対し被害者らと面談し実情を聞くよう重ねて訴えた。
 首相は、大阪高裁和解骨子案を踏み出して、原告側の要望に応えるには行政府としては限界があることから、自民党総裁として決断した。最近の内閣支持率の急落を受け、指導力を示す必要があると判断したとみられる。自民、公明両党は25日に幹事長ら党幹部が法案の内容を協議する。
 首相は23日午前、首相官邸で記者団に対し、被害者一律救済の議員立法について「一刻も早く作業を進めてほしい」と与党側に指示したことを明らかにした。その上で「可及的速やかに国会審議をし、問題解決に当たってほしい」と、野党側の協力も求めた。さらに「法案作成に参加してもらってもいい」と、野党との共同提案も視野に対応する考えを示した。
 また、「行政の責任は免れることはできないように思う」と政府の責任を認める一方、議員立法とする理由を「(一律救済は)司法、行政の枠を超える」と説明した。方針転換した経緯については「自民党総裁として1昨日、議員立法で対応できないかと相談を始めた。公明党の了解も得た」と述べた。 

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December 23, 2007

「雪斎の随想録」の三年

■ 拙ブログ「雪斎の随想録」を開設したのは、2004年12月23日であったから、本日を以って三年を経過したことになる。三年間の累計アクセス数は、350万くらいである。政治だの思想だのといった面白くもないネタを扱ったブログである故に、多くの人々に読んでもらっているのは、ブロ開設時には余り期待していなかった。よく続いたものであると思う。

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December 22, 2007

理想主義者が国を滅ぼす。

■ 「無難」というべきか。「羹に懲りて膾を吹く」の類というべきか。
 □ <サブプライム支援基金>3メガバンクが拠出見送り正式決定
                    12月21日22時1分配信 毎日新聞
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)などメガバンク3行は21日、米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題への対応策の一環として協力を要請されていた「米サブプライム支援基金」への融資枠提供の見送りを正式に決めた。基金側は今後、融資枠の金額を引き下げるなど条件変更し再度協力を求めてくる可能性が高い。基金には焦げ付きリスクもあるだけに3行とも警戒ムードは消えていない。
 基金が3メガバンクへ50億ドルの大規模な資金提供を要請した今月中旬以降、三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFGの3行の株に売り注文が殺到。株価は軒並み15%前後下落、3行が協力要請を見送る方針が伝えられた20日まで株価低迷が続いた。
 あるメガバンクでは今月中旬以降、連日国内外のアナリストや株主から「基金の要請に応じれば株を売る」との電話による“警告”が相次いだ。市場が拒否反応を示すのは「邦銀は欧米金融機関に比べサブプライム損失が軽微なのに、なぜわざわざリスクの高い基金に参加するのか。経済合理性がない」(幹部)という理屈だ。【坂井隆之】

 こういう三メガバンクの対応ををどのように評するべきであろうか。
 差し入れを出すときに、「皆さんで召し上がってください」と持って行くよりは、ひとりを捕まえて、「あなたにお土産を持ってきました」とやったほうが、感激してもらえる公算が大きい。それと同じ理屈で、三メガバンクで会わせて150億ドルも出すのであれば、「支援基金」などに拠出するよりは、メリルリンチやシティのような金融機関にダイレクトに出してやったほうが、インパクトはある。その意味では、三メガバンクの対応は、決して愚劣だとはいえない。
 ただし、此度の要請の断り方を観ると、「他人の尻拭いをしたくない」という後ろ向きのニュアンスしか伝わってこないのは、何故であろうか。

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December 20, 2007

「自由」への想い

■ 雪斎にとっては、「自由」が至上の価値である。
 雪斎は、六歳から九歳までの頃、障害児施設で暮らしていた。その時期、何が憂鬱であったかといえば、「食いたいものが食いたいときに食えない」ということである。アイスクリームが食べたいな思ったときに、駄賃をもらって店で好きなものを選んで買うというわけにはいかないのである。加えて、万事、規則ずくめの暮らしだから、息苦しいこと、この上ないのである。「こういうところからは早く出たい」と思っていた。
 だから、後年、社会主義体制の実態を知るようになったときに、「昔のこと、そのままだ」と思ったものである。
 「自由」とは「独立自尊」の同義である。
 そして、雪斎は、二十数年かけて、「自由」を手に入れた。カネは何のためにあるのか。それは、自分の「自由」を担保するためのものである。生きていく上での「不自由」は、カネがあれば減らすことができる。元々、物欲にも淡白な雪斎が何故、「投資家」もやっているかといえば、自分の「自由」のためである。
 「日本人は『自由』を勝ち取った歴史がない」というのが、一般的な説明であるけれども、少なくとも雪斎にとっては、「自由」は「勝ち取ったもの」である。これを失ってなるものかと思う。 
 そういえば、映画『ブレイブハート』でメル・ギブソンが演じるウィリアム・ウォレスが最後の所雄叫びを上げる言葉は、
   「フリーダム !!」
 である。
 スコットランドの「独立自尊」のために闘った男の物語である。
 それは、雪斎の骨の髄まで染み込んだ価値意識である。

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December 17, 2007

「軍師」の生涯

■ NHK大河ドラマ『風林火山』は、昨日、最終話放映である。
 「生きるために、武田の『軍師』になった男」の生涯を描いた作品である。
 雪斎は、このドラマにおける「勘助」を自分自身の人生の断片に重ね合わせて観ていた。
 ① 幼少時、隻眼萎脚の身の上の故、武士になるのは無理だといわれ、寺に入れられよようとしたのを拒んだ。
  / 雪斎も、幼少期はは「障害児施設」暮らしであった。絶対、外の世界で生きてやるのだと思っていた。
 ② 長い間、世jに容れられず「浪人」だった。
  / 雪斎も30歳直前までは、実質、「浪人」であった。
 ③ 武田信玄の「軍師」になったお陰で、活躍の場所を得た。
  / 雪斎も愛知和男代議士使えることができたお陰で、世に出ることができた。
 ④ 結局、「智謀」勝負の仕事であった。
  / 雪斎の活動も、そうである。
 確かに、過去の大河ドラマの主人公では、山本勘助は、「余りにも近すぎる存在」であった。
 そういえば、雪斎の授業を聴いている学生が、何時か、こう言った。
 「先生は山本勘助みたいなひとですね…」。

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December 13, 2007

走らない「師走」

■ 「結局、この様かよ…」というのが、率直な印象である。
 □ 民主の勉強会は逆効果?再議決は合法
 民主党は11日、対テロ新法案の衆院再議決と参院での首相問責決議案提出に関し、学識経験者を招いて勉強会を開いた。決議案提出をにらみ理論武装する狙いだったが、逆に再議決は憲法で規定されており、問責理由に結び付けるのは困難との「解説」を受ける結果となった。
 勉強会は、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長ら党執行部や衆参両院の国対幹部らが参加。
 衆院法制局出身で大東文化大法科大学院の浅野善治教授は、再議決を定めた憲法59条などの関連法規や過去の再議決事案などを挙げ「再議決は憲法でも法律でも認められている」と説明。問責決議が可決された場合でも、福田康夫首相が参院本会議などに出席することは「法的に支障はない」とした。
[2007年12月11日20時39分]

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December 12, 2007

アカデミズムという「桃源郷」

■ 昨日夕刻以降、サントリー学芸賞贈賞式に出掛ける。
 今年度の受賞作には、次の二作が入っている。
 ○ 飯尾潤   『日本の統治構造』(中公新書)
 ○ 宇野重規  『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ) 
 飯尾先生も宇野先生も、雪斎にとっては院生時代からの「旧知の人物」である。此度の両先生の受賞も、「取るべくして取った」という印象がある。
 雪斎は、政治学者としては、随分と道草を食った。さしずめ、齢四十過ぎまで仕官先のなかった「山本勘助」みたいなものであろう。だが、「戻るところ」があったというのは、よいことだと思う。「永田町」も、段々と「追憶」の世界になりつつある。
 そういえば、先刻、北大時代にお世話頂いた外川継男(上智大学名誉教授)先生から新著を贈って頂いた。
 ○ 『サビタの花―ロシア史における私の歩み』 
この書の中で、1950年代、北海道大学スラブ研究センターの草創期の頃、猪木正道先生と江口朴郎先生が「一緒の宿に泊り、同じ釜のを食い、一緒に温泉に入っていた」という逸話が紹介されていた。当時、猪木先生は「右」の代表的論客、江口先生は「左」の代的表論客といわれていた。その猪木先生と江口先生が「裸の付き合い」をやっていたのである。これは、雪斎が北大学生の時分から知っていた逸話である。外川先生から直接に伺った話だのたのかは、もう覚えていない。ただし、「人間同士で付き合うのに『右』だの『左』だの、そんなの関係ねぇー」という価値意識は、この逸話とともに雪斎の心中に刻み込まれた。外川先生の新著は、価値意識の原点を思い起こさせた。
 雪斎は、学者の世界では、色々な人々から「もらって」ばかりいて、完全な「入超」である。そろそろ、出さなければと思う。折角、「桃源郷」に戻ったのだから…。

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December 10, 2007

統治の二題

■ 少しは安心できるということであろうか。
 □ <国会>与野党対立よそに法案は次々成立
          12月8日19時48分配信 毎日新聞
 新テロ対策特別措置法案での攻防をよそに、与野党は今国会で、暮らしにかかわる法案を中心に合意を図り、成立件数を積み上げている。8日時点で政府が今国会に提出した10法案のうち、新テロ法案を除く9件が全会一致で成立した。今後の提出分なども含めると、成立が見込まれる法律は計21件。昨秋の臨時国会で成立した25件に迫る。「ねじれ国会」で政府・与党が対決法案の提出を控えたのに加え、野党が「反対ばかりでは国民の批判を浴びる」と、柔軟に対応した事情も反映されている。
 これまでに成立したのは、前国会からの継続法案も合わせると、政府提出案件が12本。「格差」批判への配慮から最低賃金の底上げを図る改正最低賃金法などが含まれる。このほか、野党の要求に応じて修正した放送法改正案も成立が確実だ。
 議員立法では既に3件が成立した。地震などの被災者への支援策を広げる改正被災者生活再建支援法など、対象者が具体的な法律が目立つ。まだ提出していない政治資金規正法改正案を含む4件でも与党と民主党などが内容で合意しており、成立のメドがついている。
 7月の参院選惨敗後に政府・与党は「野党が参院で抵抗し、ほとんどの法案が成立しないのではないか」と危ぶんだが、懸念は消えた格好だ。新テロ法案を除けば、野党の反発を招きそうな法案の提出を政府・与党の方であらかじめ避けたことが大きい。
 政府提出法案のうち成立した4件は人事院勧告に準じて公務員給与を引き上げる内容で、民主党も「現場職員に迷惑をかければ反発を招く」と協力せざるを得なかった。
 議員立法では、改正被災者生活支援法のように、与党と民主党がほぼ同趣旨の法案を衆参各院に提出。成立を優先するために双方が法案を修正して歩み寄る方式も定着しつつある。【田中成之】

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December 08, 2007

忘年会モード

■ 師走に入り、世は「忘年会モード」である。
 昨日は、文藝春秋忘年会に出掛けた。日本経済新聞出版社の会長になったS氏から、岩波書店社長のY氏を紹介して頂いた。「ぜひ、『世界』に書かせてください…」と思わず売り込んでしまった。ほどなくして、青山学院大学名誉教授のT先生と歓談する。「大学の先生の給料は、安いよね…。ただし、一年の半分は休みだから・・・」と仰せのT先生に、「仰せの通りです」…と反応するしかない。旧知の文藝春秋のM氏やK氏と話をする。文藝春秋は、様々な意味で「イデオロギーなど、どうでもいい」出版社である。イデオロギー過剰の論客は、そうした老獪な出版社の手にかかれば、「猿回しの猿」のように使われるだけであろう。
 それにしても、市川團十郎さんが居た空間は、独特の雰囲気が漂っていた。確かに、普通の人々にとっては、イデオロギーなどは、「どうでもいいこと」である。

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December 07, 2007

日本版SWF構想

■ 遅かったというべきであろうか。否、何故、今まで、これがなかったのか。
 □ 国家ファンド創設へ 議連発足 政府資産の有効運用目指す
         12月6日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
 世界2位の外貨準備や公的年金資産を有効的に運用する国家ファンドの創設を目指す自民党議員による「資産効果で国民を豊かにする議員連盟」が5日、発足した。来年3月をめどに中間報告をまとめ、早ければ来年末の設立を実現したい考えだ。
 世界の金融市場ではオイルマネーで潤う中東諸国や経済成長を続ける中国、ロシアなどの新興国の国家ファンドが、株式や不動産、企業買収などのリスク投資を積極化し、存在感を高めている。日本版国家ファンドは、ほとんどを米国債購入に充てている外貨準備の運用を多様化し、運用利回りを高めるのが狙いだ。
 議連には衆参両院の議員42人が参加、会長には山本有二前金融担当相、事務局長には田村耕太郎前内閣府政務官が就任した。このほか中川秀直前幹事長や塩崎恭久前官房長官などが参加している。
 山本会長は5日の会見で、「金融のグローバリズムに政治としてどう対処すべきか考える時期だ」と述べ、国家ファンドの必要性を強調した。
 議連の構想はシンガポールの政府投資公社(GIC)がモデル。政府出資の投資会社を設立し手数料を支払い、外貨準備や公的年金、政府保有不動産の一部について運用を委託する。
 日本の外貨準備は10月末で9544億ドル(約105兆円)に達し中国に次ぎ世界2位、米国債による運用益は毎年3~4兆円にとどまっている。
 議連では、運用資産1000億円程度からスタートし、徐々に10兆円台まで引き上げたい考え。国の収入となる運用益を増やし財政再建に貢献すると同時に、世界から金融の“プロ”を招聘(しょうへい)し、国内金融機関や市場の競争力強化につなげることも狙っている。                   ◇
 ≪議連の顔ぶれ≫
 【衆院】山本有二(会長)▽後藤田正純▽小池百合子▽西村康稔▽中川秀直▽山際大志郎▽片山さつき▽塩崎恭久▽大塚拓▽後藤茂之▽田村憲久▽中山泰秀▽船田元▽河村建夫▽尾身幸次▽石田真敏▽坂本剛二▽奥野信亮▽菅義偉▽竹本直一▽木原誠二▽今村雅弘▽佐藤ゆかり▽佐藤剛男▽福岡資麿▽塩谷立▽加藤勝信▽とかしきなおみ▽長崎幸太郎▽山口泰明▽赤沢亮正【参院】岸信夫▽関口昌一▽岡田直樹▽秋元司▽田村耕太郎▽世耕弘成▽椎名一保▽吉田博美▽山本一太▽山谷えり子▽愛知治郎=敬称略

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December 06, 2007

二十年後の自己イメージ

■ 二十年前、雪斎は、北海道大学の学生であった。
 「今の自分は、二十年前に『二十年後は、かくありたい』と思った自分と、どれだけ重なっているのか」。
 このようなことを、ふと考える。昨日夕刻は、学生と銀座を飯を食いながら、人生を説いた、
 二十年前の流行語は、「梵天丸」は、かくありたい」であった。
 それならば、二十年後にどういう自分でいたいのか。そのイメージを持つことは、特に二十歳過ぎの学生には大事であろうと思う。 

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December 04, 2007

「再可決条項」の道理

■ 「自分が衆議院で三分の二を握っていたら、こういう考えは起こすまいに…」という話である。
 □ 新テロ法、世論対策に本腰=再可決封じ目指す-民主
              12月3日21時1分配信 時事通信
 新テロ対策特別措置法案の廃案を目指す民主党が、世論対策に本腰を入れ始めた。参院での法案否決などを想定し、衆院の3分の2の賛成による再可決も視野に入れる与党側をけん制するため、再可決反対の機運を醸成するのが狙い。近く憲法学者らによる研究会を設置、再可決の「理不尽さ」をアピールする提言を発表したい考えだ。
 「これからは情報戦。どううまく国民に訴えていくかです」。民主党の山岡賢次国対委員長は2日、鳩山由紀夫幹事長と会い、世論対策のための研究会設置を提案。鳩山氏も「大切な問題なのでわたしがやる」と即座に応じた。4日の党役員会で設置を決定し、来週にも初会合を開く予定だ。
 再可決をめぐっては、各界の有識者による「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が先に、「普通のこととして使うべきだ」と提言。民主党が再可決阻止に向けて検討している福田康夫首相の問責決議案についても、否定的な見解を示した。

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December 03, 2007

「富」に関する一論

■ 確かに、十月半ば以降は、個人投資家にとっては散々な時間だあった。
 □ ロイター個人投資家調査:サブプライム問題による株安対応、「塩漬け」が82%
 [東京 30日 ロイター] ロイターが実施した個人投資家11月調査によると、米国でのサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を背景に世界的に株式市場が不安定な状況にある中で、多くの個人投資家が株式売買を手控え、82%が保有株を「塩漬けにしている」と答えた。一方、18%が「現金化」したと回答したが、そのうち過半が相場動向を見て株式市場への再投資を考えている。
 …中略
 調査期間中は、原油先物が一時1バレル=99ドルを超す水準まで上昇し、過去最高値を更新した。日経平均株価は、サブプライムローン問題を発端とする信用収縮懸念の強まりなどから下落に拍車がかかり、年初来安値を更新。節目となる1万5000円を割り込む場面があった。質への逃避行動の強まりで投資家の債券に対する投資意欲が高まり、10年最長期国債利回り(長期金利)は約2年2カ月ぶりに1.4%を下回った。外為市場では、米国でのサブプライム問題を背景にドル安が進み、約2年半ぶりのドル安/円高水準になった。
 <株価下落で保有株式「塩漬け」が82%、「現金化」は18%>
 サブプライム問題を発端とする信用収縮で株価水準が下がったことに伴い、対応を聞いたところ「塩漬けにしている」との回答が全体の82%となる一方で「現金化した」との回答は18%にとどまった。
 …中略
 「現金化した」と答えた回答者に今後その現金をどうするか聞いたところ、全体の63%が「タイミングを見て日本株に投資する」、27%が「別の金融商品に投資する」と答える一方「そのまま預貯金にしておく」との回答は11%にとどまり、様子見姿勢ながら株式に対する投資意欲が根強いことが示された。
 「タイミングを見て日本株に投資する」と答えた回答者からは「外需に頼らない割安銘柄に投資」(30代・男性)、「買いのタイミングがくれば業績の良い銘柄に」(20代・男性)、「底打ちを実感できたら買い方にまわる」(40代・男性)、「日経平均が1万4500円程度になってから」(60代・男性)──などの指摘が出ていた。
 一方で、「別の金融商品に投資する」との答えからは、外為証拠金取引や新興国投信に対して興味を示す声が少なくなかった。
 …中略
 日本株への投資スタンスを示すロイター個人投資家DIはマイナス48となり、前月のマイナス22から大幅に悪化した。前月に続き2006年1月の調査開始以来、最低の水準を更新し、投資マインドが急速に悪化している。
 年齢別にみると、「弱気」の割合は「50代」(82%)で最も多く、「60代」(75%)がそれに次いだが、全ての年齢層で60%超となり、「強気」の割合を大幅に上回った。
 「弱気」な回答からは「サブプライム問題絡みの損失が今後も膨らむ懸念有り」(40代・男性)、「外需依存型の経済だから」(20代・男性)、「中国は五輪の建設需要が一段落して、外需主導の景気もピークを打ちそうだから」(40代・男性)、「円高、原油高などで将来の企業業績が不透明」(60代・男性)、「政局が不安定」(40代・男性)──などの指摘があった。
 一方「強気」な答えからは「業績に比べて売られ過ぎ」(30代・男性)、「日本企業の基礎体力が強く、新興国の経済が好調」(60代・男性)──などの声が出ていた。
 …後略

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December 01, 2007

馬鹿の四乗・続

■ 結局、「へタレた」わけである。
 □ <額賀氏喚問>見送りで参院与野党合意 江田議長の要請で
                     11月30日19時4分配信 毎日新聞
 自民、公明、民主各党の参院議員会長は30日、江田五月参院議長を交えて会談し、12月3日に参院財政金融委員会で予定されていた、額賀福志郎財務相の証人喚問を見送ることで合意した。野党単独による喚問議決に反発した与党や、議決は間違いだったとした共産党が江田議長に見送りを申し入れ、江田議長が円満な解決を各党に要請したのを受けた対応。その後に同委員会の理事懇談会で、額賀氏と収賄容疑で逮捕された前防衛事務次官、守屋武昌容疑者の喚問見送りに全会派が合意し、峰崎直樹委員長(民主)が正式に決めた。
 会談後、民主党の輿石東参院議員会長は「他党の意見に耳を傾けないのは横暴だ」と述べ、他の野党が喚問強行に慎重姿勢を示したことへの配慮を理由に挙げた。
 額賀氏は、財務省内で記者団に「江田議長の労苦に心から敬意を表したい」と述べた。昨年12月4日にあったとされる宴席への同席は改めて否定した。【山田夢留】

 昨日のエントリーでインパール作戦時の佐藤幸徳中将の言葉を引き合いに出しながら、額賀証人喚問を急いだ民主党の対応に噛み付いていてみた。それが一転して、このざまである。この状況は、ミッドウェー海戦時の敗北を招いたとされる「「雷爆換装」の遅延の類であろうか。それとも、レイテ海戦時の「栗田艦隊・謎の反転」と同じ謂いであろうか。要するに、額賀証人喚問も、「とりあえず、やってみたかった」というレヴェルの話でしかないのであろう。

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