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November 29, 2007

ベーゼンドルファー

■ 昨日付『日経』に載っていた記事である。
 □ ヤマハ、オーストリアのピアノメーカー買収で合意
 【ウィーン=桜庭薫】ヤマハが著名な高級ピアノメーカーであるオーストリアのベーゼンドルファーを買収することで27日合意した。複数の交渉関係者が日本経済新聞記者に明らかにした。買収額は推定で1500万ユーロ前後(約25億円)で、28日にベーゼンドルファー側がウィーンで発表する。ヤマハはグループのブランド力を高め、課題だった超高級市場の攻略に乗り出す。
 ベーゼンドルファーは現在、米系ファンドのサーベラスの傘下にある。ヤマハはベーゼンドルファーの全株式を取得する方向で最終調整する。(07:00)

 「ベーゼンドルファー」は、音楽に少しでも興味のある人々ならば、その名を知るピアノ・メーカーである。「鍵盤の獅子王」と呼ばれたウィルヘルム・バックハウスは、「ベーゼンドルファー」しか弾かなかったという逸話があるそうである。故に、何分、値段が高い。最も安い「汎用品」ですら、五百万円程度だし、コンサート用のものだと二千百万円くらいにはなる。そうしたピアノ・メーカーの「最高級ブランド」を手に入れたのだから、ヤマハも「よい買い物」をしたのかもしれない。変なことをして、「ベーゼンドルファー」のブランド価値を損ねるような真似だけは、避けてほしいものである。
 因みに、「ベーゼンドルファー」は、ラウド・スピーカーも製造している。「物欲」には淡白である雪斎が唯一、「これは欲しい」と思っているモノである。
 ただし、このスピーカーは、雪斎の自宅には置けない。防音室を備えた別宅を構えなければ置けそうにはなそうである。 
 とすれば、早く「ミリオネア」にならないと実現しそうにない話なのである。
 只今、ニューヨークでは、ダウ平均株価が三百ドル以上も上昇している。
 とりあえず、十月半ば以降の「株価低落局面」は、収束に向かうのであろうか。それにしても、長かった。

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「学者生活」カテゴリの記事

Comments

僕がいつも読んでいる「天漢日乗」というブログで、日本にあるベーゼンドルファーの話が載ってますね。補助金バラマキで作られた地方のホールで、見栄でベーゼンドルファーを買ったが活用されていないケースが結構あるそうです。
あと、焼き肉屋や和食屋に置いてあるケースもあるとか。

かわいそうなベーゼンドルファー
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/12/post_7174.html

かわいそうなベーゼンドルファー(その2)ベーゼンドルファーをヤマハが買収へ
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/2_f157.html

こういう事例に比べれば、ヤマハがベーゼンドルファーを買収したことは、よほど良いことでしょう。
先ほどの2番目のリンクにヤマハの話もあったんですが、「風が吹けば桶屋が儲かる」を地で行くような多角化をやった企業なんですね。そのフロンティアスピリッツはホンダに匹敵するかも。最近も「初音ミク」の元となる技術を開発してますしね。

Posted by: Baatarism | November 29, 2007 at 12:26 PM

この企業は、オーストリアの宝のようなものだから、安易に国外に工場を移しそうな企業が買収したら、国も国民も黙ってないんじゃないでしょうか。

その点、ヤマハは長年、ウィーン・フィルの金管セクションのメンテだの特注品製作だの、ろくに金にもならんでしょうに裏方から支えてきたという実績があります。
そういうとこからも買収先として選ばれたのではと思ってます。

ヤマハとベーゼンドルファー、幸福な結婚でありますように。

Posted by: こいも | November 29, 2007 at 09:08 PM

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