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October 29, 2007

箱根八里は…

■ 本日午前七時過ぎ、『朝日新書』から出す書の一章分、50数枚が脱稿する。
 七月以来、4ヵ月が費やされた作業であった。時間が掛かり過ぎたと思われる。
 書いて削っての作業を延々と繰り返した。実際には100枚分は書いていたかもしれない。
 ふと、『箱根八里』のメロディーが頭の中を駆け巡る。執筆作業の最大の「難所」を越えた気がする、あと60枚で二年がかりの作業も終わりである。もう、ひと踏ん張りである。一冊の書を仕上げる作業は、山登りと同じ趣である。
 本日午前は、のんびりとメジャー・リーグの「ワールド・シリーズ」を観戦することにしよう。

箱根の山は天下の険
函谷関も  ものならず
万丈の山  千仭の谷
前に聳え  後方に支う
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
昼なお暗き  杉の並木
羊腸の小径は  苔なめらか
一夫 関にあたるや 万夫も開くなし
天下に旅する 剛毅のもののふ
大刀腰に  足駄がけ  
八里の岩根  ふみならす
かくこそありしか  往時のもののふ

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Comments

当方も藤原義江のSPでこの曲を週末に聞いておりました。21世紀のいまどき、時代錯誤のメディアですが、データが別メディアにコピーされていない分だけ、オリジナルの情報です。原典を参照するような気分でした。

Posted by: sal | October 29, 2007 at 11:18 AM

雪斎さん、こんばんは。

新書の脱稿、お疲れ様です。

私の方も、全ての整理と準備が片付きましたので、明日、明後日と少し休んで、11月より、心機一転、頑張ります。

雪斎さんも、どうぞ、ご自愛ください。

Posted by: forrestal | October 30, 2007 at 12:16 AM

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