自民党四役への取り敢えずの所見
■ 午後五時からは、安倍総理の「院内会見」を観る。五十過ぎの人物にしては、異様に「老けた」印象がある。今後は、のんびりと各界の人士と幅広く交わるのがよいであろう。
ところで、自民党新体制の布陣は、下記の通りである。
福田康夫 総裁
幹事長 伊吹文明
政調会長 谷垣禎一
総務会長 二階俊博
選挙対策委員長 古賀誠
幹事長代理 細田博之
国会対策委員長 大島理森
普通の人々ならば、既に「定年」を迎えている年齢くらいの人々が、「土日を忘れる」ほどの激務をこなしている。政権与党の幹部級の政治家であれば、それが「通常のこと」になる。雪斎には、到底、務まらない仕事である。
ところで、平均年齢六十歳代後半という布陣には、雪斎は何の依存もない。伊吹文明幹事長の起用は、予想できなかったけれども、「知り難きこと陰の如く」を地で行ってもらえれば、これは「佳い起用」であったといえるのではないか。古賀誠氏については、雪斎には人物月旦をする材料はない。とにかく、相手のとの「対立点」を際立たせるような政治の手法は、その目標が伴わなければ、決して上策とはいえない。民主党は、対立点を際立たせることばかりに忙しいようであるけれども、それが何らかの政策の実現という目標を伴わず、ただ単に「政権交代」
という動機に結び付くものでのしかないならば、早晩、破綻するであろう。
故に、福田総裁の「次の次」に来そうな現在、五十歳代半ばくらいの政治家にとっては、「福田/麻生」時代は、大事な仕込み時であろう。当面、米国におけるドワイト・アイゼンハワーの時代のように、政治上は全然、エキサイティングではない日々が続くのかもしれないけれども、それで構わないのであろうと思われる。「次の次」にこそ、「清新さ」を掲げた政治指導者が登場するのではなかろうか。
自民党機関紙「週刊自由民主」と産経新聞「正論」欄に寄せる原稿が片付く。
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