梅雨時の三題
■ 梅雨時は、誠に嫌な時節である。暑いのか寒いのかがはっきりしない時節は本当に困る。
お陰で、身体的な状況は悪い。
「何とかならぬか…」と思う。
もっとも、この時期の選挙に駆り出されずに済んだのは、幸いであったと見るべきであろう。
今日で、大学の前期授業は終了である。
暫く休めるかと期待する。
■ 雪斎保有の鉄鋼株は、ようやく上昇モードに入ったようである。だいぶ、ここまで待たされたような気がする。
二月末の「上海ショック」以来、えらくもたついていた、
特に「五体不満足」な人物には、カネは確かに要る。
「贅沢な暮らし」というよりも、「身体に負担の掛からない環境」を手にするためである。
地震などの後で、避難所の生活などをやっていたら、雪斎は、おそらくは三日ももつまい。
雪斎ならば、被災地から早々に脱出して、ホテル住いをしようと考える。
そうでなければ、「自衛」ができない。
国際政治とか安全保障とかの議論の前提は、自らの「自存自衛」を図ろうという意志である。
そうした「意志」の裏付けなくして、この手の議論をしても、つまらない。
「自存自衛」のためにも、「カネ」が要る。個人で出来ることといえば、そうしたことであろう。
「立国は私なり。公に非ざるなり」。
新潟の地震を前に、そうしたことを考える。
■ 今夜の一枚
○ Peter Ilyich Tchaikovsky (1840 - 1893)
Symphony no 6 in B minor, Op. 74 "Pathetique"
Temirkanov, Yuri / Royal Philharmonic Orchestra
「ミネラル・ウォーター」のようなチャイコフスキーである。
「学者生活」カテゴリの記事
- 「バブル」の夢、「世界第二の経済大国」への追憶(2011.01.06)
- 対韓同盟という「迷い」(2011.01.03)
- 日本の「手の文明」(2010.10.27)
- 「資源のない国」の神話(2010.10.08)
- 真夏の「仕事」(2010.08.06)
Comments
雪斎さん
おはようございます。
大学の講義、お疲れ様でした。まだ、論稿など、お忙しいとは思いますが、ご自愛ください。
私はというと、この時期、毎年ですが、グッタリで、尚、朝早く妙な意心地の悪さで、目が覚めてしまいます。エアコンは、オフタイマーにしているのですが、二時間ぐらいすると、暑くて、目が覚めてしまいますね。
self-helpは、国際政治で言えば、その手段として、軍事力と経済力でしょうか。これは、基本ですね。
鉄鋼株ですが、インドでの設備投資が本格化すれば、まだまだ、上がりそうですね。
本当に、この時期は、ハワイにでも行っていたい気持ちです。
どうぞ、暫く、ごゆっくりしてください。
Posted by: forrestal | July 19, 2007 at 06:01 AM