« 不愉快な二題 | Main | 安倍総理のインタビュー »

April 20, 2007

「したかったこと」と「したこと」

■ フランス行きの件のエントリーに付き、色々とコメントその他を頂いている。ありがとうございます。
 ということで、色々な準備を始めている。
 今度の渡仏は、十日近くの長丁場なので、色々なことを考えている。
 ただし、フランスで、どこに引き回されるかは判らないので、ほとんど「闇鍋」を突っつく状態で十日を過ごすことになるのであろう。
 

■ 人間の人生では、「したかったこと」と「したこと」は往々にして異なる。
 たとえば高校時代の雪斎が志望していた大学は、東京大学と一橋大学であった。ただし、手にペンを持てない身では数学の試験答案を書くわけにいかず、どちらも試験を受けるに至らなかった。数学を入試に課さない旧帝国大学系+高商系大学で残ったのは、北海道大学しかなかく、そこを唯一の選択肢にして臨んだ。だが、札幌での五年の歳月には、概ね満足している.いい時代であった。
 「永田町生活」も、学生時代に「したかったこと」とは異なる。だが、愛知和男代議士に仕えて十余年も「縁」を頂くことになった。「永田町生活」は、雪斎にとっては、「百利」があって「一害」もなかった。「想定外の出来事」であった「永田町生活」は、結構、恵まれたものであった。
 今度のフランス行きも、雪斎が以前から「したかったこと」とは異なる。だが、今までの経緯からすれば、これもまた、将来に渉る「縁」をもたらしてくれるような気がする。こうしたことが事前に予測できていれば、フランス語をやっておいたと思うのであるけれども、それは今、口にしても仕方がないことである。
 とはいえ、「想定外の出来事」ほど、面白いものであるし、雪斎にはことごとく「プラス」になっている。セ・ラ・ヴィ…といったところか。

■ 今朝の一枚
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
   マリス・ヤンソンス 
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

|

« 不愉快な二題 | Main | 安倍総理のインタビュー »

「学者生活」カテゴリの記事

Comments

雪斎先生、フランス楽しんでこられてくださいね(^o^)

「したかったこと」がそのとおりできることはもちろん幸せなのですが、望んだわけじゃないんだけど、それを受け入れてすすんでいくうちに実はすごくその道がおもしろかった・・・ということもまた人生の味わい深さですよね。私の永田町生活は、当初望んでいたことと違うのですが、だけどぐるっとまわって本当に好きなことを、そして考えもつかなかったけどすごくいい形でさせてもらっていることに感謝です。あとお給料がもうちょっともらえれば最高なのですが、石破ゼミで学べることはpricelessだなあ・・・ということを、今朝の電車のなかで考えていました。自分の願いを胸に秘めつつも、大きな流れに任せると、さらに人生は楽しくなるものですね♪

素晴らしい出会いと新たな発見に満ちた、よい旅になりますように!

Posted by: さくら | April 20, 2007 at 10:53 AM

「摘め、摘め、汝の若さを。」とは就職する先輩の我々後輩へのはなむけの言葉でした。ご帰国後のエントリーを楽しみにさせていただきます。お邪魔いたしました。

Posted by: 通りすがりの勘助 | April 21, 2007 at 12:04 AM

私は大学卒業した後、就職できなかったので、身体障害者の職業訓練校に入りました。そこでN君という脳性麻痺者と知り合いました。彼は東大に現役合格。弁護士志望だったが、言語障害があって、挫折。1年で東大を中退。私のような凡才単細胞の脳性麻痺からみればもったいない話。司法試験を合格すればいくらでも道があったでしょうに。私の初恋のR君は、国立大理学部志望だったけれど、松葉杖では実験ができないと断わられ、人文学部に入学しましたが、さぞかし失意だったでしょうね。性格が変わりましたもの。

Posted by: うみおくれクラブ・ゆみ | April 21, 2007 at 06:56 AM

雪斎さんはこの旅で、運命の女性と出逢うかも。
私からお餞別代わりに、予言の言葉を。私の予感はけっこう当たるんですよ。私がパリに行ったとき、スウェーデンに留学した友人とド・ゴール空港で待ち合わせました。学生時代、私は彼女に「貴女の良さは日本人男性にはわからない。きっと外国人と結婚する」と予言しました。その通り、彼女はかの国の男性と結婚しました。雪斎さんて、ヨーロッパの女性の好みのタイプじゃないかしら?フランスでロマンス、なんて素敵だわ~。

Posted by: うみおくれクラブ・ゆみ | April 21, 2007 at 07:12 AM

雪斎さん

したかったというより、したいことと現状は、異なりますが、それでも、そこに楽しさとやりがいを見出しやっています。

ただ、先のことはわかりませんが、、、目標はあきらめません。 そういえば、4年以上も勉強した、フランス語も殆ど使ってませんね・・・

>ゆみさん はじめまして

それ、ド・ゴール空港でって、辻仁成さんと中山美穂さんですねw 

Posted by: forrestal | April 21, 2007 at 11:03 AM

>とはいえ、「想定外の出来事」ほど、面白いものであるし、雪斎にはことごとく
>「プラス」になっている。セ・ラ・ヴィ…といったところか。

『なっている』という受動形ではなく『している』という能動形ですね。
現状をまず受入れ、そこにある選択肢を選び、選んだ後は得た環境を
最大限に活用する。
よく周囲から「あの時こうしておけば良かった」という言葉が聞かれますが、単に
そうしなくて(別の選択肢を選んで)得た環境を最大限に生かしてないだけ。

師の札幌5年間の一部を拝見した身として、そんな気がしています。

Posted by: 桜新町長五郎 | April 22, 2007 at 07:34 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71618/14772779

Listed below are links to weblogs that reference 「したかったこと」と「したこと」:

« 不愉快な二題 | Main | 安倍総理のインタビュー »