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April 05, 2007

名残の霙

■ 昨日午後、愛知和男事務所に「准教授」着任の挨拶に出かける。
 外は雷雨の酷い状況であった。聞けば、東京の「四月の霙」は十九年ぶりだそうである。
 他に、小泉純一郎前総理の秘書官だった飯島勲氏に挨拶をして辞去する。
 今までは、中々、身動きの取れないところがあったけれども、これからは色々と動けそうである。
 現在、雑誌『論座』に載せている論稿は、「アカデミズム」に戻ることを見越していなければ、書けないものであった。
 夕刻以降は銀座で母親と天麩羅を食する。
 終わってみれば、何ということもない一日である。

■ 先刻、手に入れた「シャトー・クレール・ミロン2002」は気に入った。

■ とりあえず露は払ったということであろうか。
 

□ <安倍首相>慰安婦問題で理解求める ブッシュ大統領に
                 4月4日1時18分配信 毎日新聞
 安倍晋三首相は3日夜、ブッシュ米大統領と電話で約20分間協議し、いわゆる従軍慰安婦問題について、旧日本軍の関与を認めた93年の「河野洋平官房長官談話」を踏襲するとの立場を説明した。米国内で安倍政権批判が出ていることを踏まえ、26、27両日の米国訪問を前に、自らの立場に理解を求める必要があると判断したとみられる。
 協議は安倍首相側が申し入れた。首相は、米下院に慰安婦問題に関する謝罪要求決議案が提出されていることに触れ、「自分の真意や発言が正しく報道されていない」と釈明。「辛酸をなめられた元慰安婦の方々に心から同情するとともに、極めて苦しい状況に置かれたことについておわびを表明している」と述べた。以下、略

 「河野談話」見直しを要求している「平成ナショナリスト」の憤怒の声が、聞こえてきそうな話である。安倍晋三総理が小泉純一郎前総理から相続したものは、次の三つであろう。
 ① 日米関係
 ② 好調な経済情勢
 ③ 自民党の党勢
 この内、③は既にかなり目減りしている。今は、①が維持できるかが問われている。安倍総理が先手を打って自らの発言の真意を説明したのは、賢明であったといえるであろう。それにしても、安倍総理jの今月末の訪米は、かなり難しいものにになりそうである。共和党政権下の行政府と民主党優位の立法府の間で、どちらにも偏しない対応が必要になるからである。特に・米国のように、立法府の位置付けが高い国では、行政府をを納得させても立法府を納得させなければ、どうにもならないことがある。米国民主党が日本に好意的であるかそうではないかは、瑣末なことである。要は、そうした.好意的でない人々とどのように関係を紡ぐかということである。

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Comments

安倍首相の電話会談の中身、全うだと思うのですが。苦しい戦時下という状況を作った事に対する謝意と、その状況に於いて辛酸を嘗める事となった事への同情という、言わば「誤用されやすい河野談話を正しく纏める」というだけのことだったと思います。但し遅きに失したと言う点で評価はできませんが。

ところでどちらの天麩羅屋に行かれましたか?よく行く手ごろな店があるのですが、バリアフリーに難点がありご紹介しかねます・・・今銀座の通り会の仕事をしているのですが、正直な話銀座は全体的にバリアフリーの取り組みが遅いと思いますので、何らかの形でご意見を賜れれば幸いです。

Posted by: TIG | April 06, 2007 at 10:31 AM

雪斎さん

この時期、何かと忙しくバタバタしており、自分の更新も停滞してますが、遅ればせながら、『論座』の論稿、拝読させていただきました。「案件」の性質の差異は、勉強になる視点であります。

Posted by: forrestal | April 07, 2007 at 08:21 PM

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