「従軍慰安婦」案件を考える視点
■ この案件は、今後も尾を引くのであろうか。
□ 「日本軍によるレイプは遺憾」=米大使、慰安婦問題で不快感
3月17日12時0分配信 時事通信
【ニューヨーク16日時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、米国のシーファー駐日大使が先の下院公聴会に出席した元従軍慰安婦3人の証言を「信じる」と明言、3人が「日本軍によってレイプされた」ことは「遺憾で恐ろしい」と述べたと報じた。米外交当局者としては、異例の強い表現で慰安婦問題に絡み不快感を表明した形だ。□ 軍による慰安婦強制連行示す資料なし…答弁書閣議決定
3月17日3時3分配信 読売新聞
政府は16日の閣議で、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話について、「(談話発表までに)政府が発見した資料の中には、軍や官憲による、いわゆる強制連行を直接示すような記述は見あたらなかった」とする答弁書を決定した。
安倍首相は「狭義の意味での強制性を裏づける資料はなかった」としているが、その根拠となる、従来の政府の立場を改めて示した形だ。社民党の辻元清美衆院議員の質問主意書に答えた。
この案件に関して、少し緻密に書いてみる。
東北地方のブロック紙『河北新報』に興味深い記事がある。「時よ語れ 東北の20世紀22 わかれっぱ/壱千参百円 望郷の念売り払い 苦界に沈む」と題された記事である。昭和初期の「娘の身売り」の風景が紹介されている。こうした「娘の身売り」の風景を知る上では、古来、冷害と飢饉が続発した東北の実情を知ることが前提である。
「冷害・飢饉の歴史年表」という資料を観ると、青森県八戸市一帯では、明治以降、昭和二十年までに限っても十四度の凶作の時期がある。ほぼ五年に一度という頻度である。昭和初期、一九三〇年代初頭には、連年の凶作に金融恐慌が重なったために、状況は一層悲惨になった。だから、往時の東北の農村では、女児が誕生することを歓迎する雰囲気があったそうである。「男なら結局、兵隊に取られるだけ…。女なら身売りに出せる…」という理屈であった。往時の東北の農民は、それほどまでに貧しかったのである。因みに、昭和十六年、日米開戦の年は、「皆無作」である。「こんな状態で、よくぞ
戦争をやろうと思ったものよ…」と率直に思う。時代は下って、平成五年は「皆無作」だったようである。
雪斎が八戸の小学生の頃、社会見学のコースとして設定されたのは、最初は「対泉院」という寺院に行き、次に魚市場に行き、最後に臨海工場群に行くというものであったと記憶する。「対泉院」には、江戸後期、天明・天保年間の飢饉の際の惨状を伝えた碑文があり、その碑文には、「人肉も食べた」という趣旨の記述があったはずである。要するに、「昔は、これだけ酷かったけれど、今は豊かになりました。がんばりましょう」という趣旨のプログラムだったと思うけれども、当時の雪斎には、ただ「飢饉の際のおぞましさ」だけが印象に残った。今は、本当に「貧乏だけは嫌だな…」と思う。故に、雪斎は学生の時分に「併合後の朝鮮半島に大々的な資本投下が行われた」という事実を知り、「何故、朝鮮半島に回すカネがあるなら、東北地方に回さなかったのか…」と訝ったことがある。
特に1930年代の「農民の悲惨」は、日本だけの話ではない。ジョン・スタインベックの傑作小説『怒りの葡萄』は、そうした米国における「農民の悲惨」の風景を描き出している。ジョン・フォード監督の映画も傑作である。
前に触れた『河北新報』記事に話を戻す。この記事に接して特に印象深かったのは、次の三つである。
① 「娘の身売り」は、ちゃんとした「契約」の体裁で行われた。当時で1300円である。
② 「おしん」は恵まれた存在であった。
③ 「遊郭」を廃止したのは、GHQの指令であった。
「おしん」というのは、1982年放送の伝説的NHK朝ドラマ『おしん』の主人公のことである。おしんは、確かに子供のときに奉公に出されたとはいっても、「遊郭」ではなく「商家」に行ったわけだから、その運命は決して過酷ではなかったのである。
こうして考えれば、此度の「従軍慰安婦」案件での対米説得の仕方も、見えてくるような気がする。安倍晋三総理には、四月末に訪米するようであるけれども、雪斎が総理大臣補佐官ならば、多分、次のようなことを進言する。「慰安婦」案件それ自体は、 あまり真正面から言及する必要もないと思うけれども、火種が燻り続けるようならば、訪米に先立って次のような手を打っておくのがよかろう。
① 「慰安婦」案件を語る前に、戦前期の日本の「絶望的なまでの貧しさ」を説明する。
/ 『怒りの葡萄』に描かれたオクラホマの農民と似たようなものである。
/ その「貧しさ」から抜け出そうとした女性の一代記が、世界で放映されている『おしん』である。
/ 1982年当時、この「おしん」の物語を賞賛したのは、かのロナルド・レーガン大統領である。
② その「貧しさ」の中で「娘の身売り」が行われたことを説明する。実態を説明するために、前の『河北新報』記事の英訳版でも用意しておくのがよいであろう。
/ 同じようなことは、朝鮮半島でも行われた。だから、朝鮮半島だけを狙って「慰安婦の徴募」などを行ったわけではない。
③ 「娘の身売り」という悪しき習慣を止めたのは、GHQの指令であった事実を指摘する。
/ 残念ながら、「娘の身売り」という悪しき習慣は、「農民の貧困の救済」という側面があったために、往時の日本政府には、それを禁止する措置を取るに至らなかった。
/ だから、この案件にも、米国が間接的に関わっている。米国では、どれだけ知られているであろうか。
④ 故に、日本政府が国策として「慰安婦の強制徴収」を進めた事実はないことを強調する。
/ そのようなことをすれば、往時の日本の軍隊は、維持できなかった。当時の日本社会では、「兵隊」も「娼妓」も同じような境遇であった。
/ もっとも、軍紀の弛緩により、末端の部隊が「凶行」に及んだ事例は残っている。
/ その点に関しては、「河野談話」を既に出したとおり、謝罪をしている。
まだまだ様々なことを考えておく必要がある。今は、日本でも米国でも、④の部分だけが議論の対象になっているけれども、①②③の事実が米国に知られていないのでは話にならない。 特に①において、「東北の農民」と「オクラホマの農民」も似たような境遇だったという説明をすれば、米国国民にも、何ほどかを訴えかけられると思うのだが…。
それにしても、前のシーファー大使発言に過剰に反応するのも、愚かである。あらためて、「憂国の士が国を滅ぼす」という勝海舟の言葉は正しいと思う。
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Comments
これはまずシーファー大使の失点だと思います。
安倍政権とシーファー大使を始めとするアメリカ大使館とのコミュニケーションが上手く機能していないんでしょうか?
何らかの「苛だちの表明」に見えるのですが、
何に対する「苛だち」なのかがよくわかりません。
「安倍政権はちょっとアメリカに甘えすぎなんじゃないの?」という警告でしょうか?
しかし、そのことを踏まえた上でも、やはりこの発言はいただけないと思います。
外交関係、とりわけ同盟関係においては、もっとソフトな表現を使うか、言及を回避するべきだったでしょう。
単に議会の決議というだけではなく、アメリカ政府の代理人の発言となれば、意味合いが完全に異なってしまい、「政治レベルで扱う問題」という位置に近づけてしまうことになります。
シーファー大使の発言は杜撰で、慎重さに欠けるものではなかったでしょうか。
本格的に議論するということになれば、日本側としても、アメリカ政府にも「スネに傷」があるということに言及しないわけにはいかなくなってしまいます(例えば、日本占領期間中のアメリカ軍によるレイプについて、米政府は謝罪できるのか?と)。
もっとも、日米両国の力関係を考えれば、日本の方がより多くの忍耐をし、上手に立ち回るよりほかないのだろうとは思います。
とは思いますが、この発言は大使としてはいただけない発言であることは、まず指摘されるべきだと思います。
仮に米政府からの支持であったとすれば、米政府の失点だと思います。
「やはりアメリカは甘ちゃんだ。この甘さは利用できる」
第三国に対してはこういう印象を与えることになったと思います。
Posted by: 妖怪 | March 19, 2007 03:18 AM
これは危険な兆候ですね。
明らかに「挑発」ですよ。多分今、北挑戦との国交正常化が進んでいる事と機を一にしているのでしょう。新しく出来る統一朝鮮が反米にならないようにこの問題を生かして親米にしておこうという事ではないでしょうか。
そして法案が成立したら、今度は教科書のい修正、ドイツと同じやり方で歴史問題に対処せよという厳命を下し、朝鮮半島自体を新米にする作戦です。つまり日本より朝鮮半島をとったというシグナルではないでしょうか。
正直、私なら今安部さんを変えますね。
一番アメリカに分かりやすいシグナルです。
そして憲法改正を一時凍結する旨を伝えるべきです。我々はアメリカに決して逆らわないという事を示さないと謀反の兆しありで日本が叩かれる事になる。
多分北に出かけ強攻策を否定した山崎さんなら次第がもっと分かるのではないでしょうか。雪斎さんも至急相談なされてはいかがですか。
Posted by: ペルゼウス | March 19, 2007 05:11 AM
何せ今アメリカはもっと遠慮なく軍事的に動ける国を求めています。イラクでの苦戦でこれ以上の戦争は出来ない。しかし武力という抑止が必要な現実に変わりない。
朝鮮半島ならベトナムで使いましたし、血を流しても別段大騒ぎにはならない。
それに引き換え人口も減少傾向で、PKOですら大論戦の果てに可能になる有様の日本ではカネ以外はパートナーの魅力に乏しい。
そこを売り込んだ結果が北とアメリカの国交樹立という事ではないでしょうか。
さて、ここで出てくるのは「本格的な連合軍としてアメリカについてゆくのはOKか」という事です。そこまで日本がアメリカ同様血を流せば、今度は国民が根をあげて、日米同盟は終わる気がしてなりません。
そうなるとアメリカとの友好のみでわたろうという今の外交ではアウトです。
中国・韓国との交流に向いた人間を日本の首相にせよ。そういう声に聞こえます。それがアメリカの要望でしょう。
Posted by: ペルゼウス | March 19, 2007 05:26 AM
リンクしておきましたのでご参考までに
Posted by: ペルゼウス | March 19, 2007 05:53 AM
妖怪殿
ペルゼウス殿
シーファー発言の意図の読み方は、確かに大事ですな。過剰反応は慎むべきですが、きちんとした分析はやっておく必要があります。
最も無難な説明は、「民主党主導の議会の雰囲気に敢えて乗って、ブッシュに無用な逆風が吹くのを避ける」というものでしょう。そのためには、「一旦、日本には泣いてもらおう」ということなのでしょう。シーファー大使にとって大事なのは,「日本との関係」よりは親友の「威信」です。その点は、日本と特別な「縁」を感じさせたエドウィン・ライシャワーやマイク・マンスフィールドのような過去の大使とは、違うと思います。ただし、シーファー大使は、「拉致」には誠実に対応していた。「慰安婦」案件で、かなり雰囲気が変わったような感じですが、どうでしょうか。
Posted by: 雪斎 | March 19, 2007 06:44 AM
いや、実は「拉致問題での誠実さ」は「作戦」かもしれません。
アメリカは日本が自分から離れられないと知っている。だから作戦に選択の余地がある。でも日本はそうではない。
中川さんや外務省の役人方はどれほどこの件について考えているのか不安でたまりません。日本人はなかなか決断できないけれど、一つ決まると最後までやるという事があり、悲惨な結末を迎えてしまう事が多い。保守陣営で「裏切り」を主張する人が多い。これは先の戦争の失敗に学んでいないからです。
この場合方向転換をどう図るかと言うと私なら山崎さんか加藤紘一さんを暫定的な総理にして、事態をとりあえず収拾することで仕切りなおします。北朝鮮とアメリカが手を結んだわけですから、北東アジアの情勢は大変化で、アメリカにしてみれば「分割して統治せよ」の古典的な手法に戻ったわけです。
そういう意味では都知事選では正直石原さんはアウトだとありがたい。当選すればまたしても強気発言でアメリカからより突っ込まれかねない。浅野さんなら温家宝氏ともぶつかりますまい。
中国・韓国が日本同様アメリカの同盟国になるという事態に阿部さんは実にまずい存在なんですよね。何せ小泉首相が相当中国・韓国の間と溝を作ってしまった部分が多いのでなおさら。
憲法改正もこうなるとひとまず凍結とした方が無難ではないでしょうか。「日本で再び軍国主義の芽が生えつつある」とまた難癖をつけられる可能性が大きいからです。
Posted by: ペルゼウス | March 19, 2007 07:51 AM
拉致問題も慰安婦問題も、本来アメリカの国益にとっては重要ではない問題のはずなのに、アメリカがこれほどまでに強く関わっている理由は何なのか?、それを考えてみると、どちらも「被害者への同情」が大きな理由になっていると思います。
慰安婦問題に対するアメリカの政治家の発言を見ていると、彼らは元慰安婦の韓国人女性の発言に強く心を打たれたようですね。拉致問題でも、アメリカが動くようになったきっかけは、拉致被害者家族の心からの訴えでしょう。そういう意味で、アメリカがこの2つの問題で動くようになった理由はよく似ているのだと思います。
だからアメリカについて言えば、慰安婦問題は(そして拉致問題も)、感情の問題なのでしょう。そして日本側が対処を誤ったのは、慰安婦問題を理屈や論理の問題と考えて、論理的に説得しようとしたからなのでしょう。
英『エコノミスト』誌の慰安婦問題の記事の中に「言い換えれば、女性たちはウソつきだということである。」という言葉があります。これはかなり感情的な言葉だと思いますが、『エコノミスト』誌ですら感情を無視できなくなっているということでもあります。
雪斎さんの案はそのような「感情問題」に対処する一つの有効な考え方だと思います。ただ、安倍首相にそういう「感情問題」に対処する資質があるかが気になってしまうんですよねえ。「感情問題」にマジレスしても、余計こじれるだけですから。
結局、主義主張は脇に置いてでも、拉致被害者家族と同様に元慰安婦にも同情できるかということなんでしょうね。彼女らの人生が悲惨であったことだけは間違いないわけですから。
Posted by: Baatarism | March 19, 2007 11:17 AM
欧米では売春自体が法制度の上で禁じられてから長く それ以前から野蛮な習慣とされ 特に英米では 犯罪集団が運営する管理売春は人身売買 麻薬窟 誘拐などのイメージが強く その先入観からすると 国家機関である軍が公然と利用推奨関与したというだけでスキャンダラスな話題となるのは理解できます
その意味では 当時の社会背景の説明から 米人の知識や売春に関する道徳感情に即しての解説をすべきという意見には同感します
渋谷や新宿などでは半公然と管理非管理の売春が現在も容認されており 地方や町田などでは貧困を原因とする売春も観察され 買う方も別段社会のアウトサイダーではありません この辺の社会風俗の違いについては 一概に当方が指弾されるべきとも思えませんが
酌婦や娼婦の虚言癖はこの国では一般的で かつ軍の関与や強制性については証言というよりも文学方面に属する事として特に彼女達と同じ境遇で戦地売春婦であった日本人との扱いの落差は 不当性被害性の感覚がずれているのだなと感じそれなりの対応が必要でもあるでしょう
Posted by: ryu | March 19, 2007 12:46 PM
現在、戦時下にあり、グアンタナモなどの人権問題を抱え込んでいる国が、高みに立って指摘するにしては、緊急性も重要性も低く、本来ならば慎重に対処するべき問題でしょうに、そこを「感情」で動くから「甘ちゃん」なんですね。しんどいことからは逃げて、楽なほうに流されている。
「感情」は我が身に都合のいいようにしか働きませんからね。
ブッシュ政権の弱体化とともに、アメリカ合衆国そのものが心理的に脆弱化していることが露わになってきた気がします。
タフなアメリカは頼もしい同盟国ですが、甘ちゃんになったアメリカは手に負えないダダっ子ですよ。
Posted by: 妖怪 | March 19, 2007 12:56 PM
>この場合方向転換をどう図るかと言うと私なら山崎さんか加藤紘一さんを暫定的な総理にして
いったいどのように考えればこんな主張が出てくるのか不思議でたまりません。
だれも突っ込まないんですか?
なんか痛い方向に進んでますね。
このコメント欄も。
Posted by: sakai | March 19, 2007 04:06 PM
本論には全く関係ありませんが、「nu」さんへ一言だけ。
小生の知る限り、欧州の殆どの国で売春は合法的です。英国では街娼による強引な客引きが違法ではありますが・・・。米国は州によって異なります。オーストラリアでは売春を希望する外国人にはワークビザを発行します。
アメリカのギャング時代に禁酒法で闇の酒がマフィアに格好の財源となったのと同様、今の日本では売春が暴力団の格好の収入源になっております。
Posted by: 赤堀 篤良 | March 19, 2007 05:48 PM
以下、「強く辛辣な言辞」なのかもしれません。
しかし、この意見を「強く辛辣な言辞」と感じてしまうのは、
語り手の論拠の弱さの示唆ではなく、
聞き手・受け手の論拠の弱さの示唆なのではないでしょうか。
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2005/11/#a000522
Posted by: MUTI | March 19, 2007 09:10 PM
TBさせていただきました。
Baatarismさんもかいておられますが、エコノミスト誌の書き方すら感情的とも取れる状況であり、あちらは論理より情で動いているというカンジがします。
安倍ちゃんは戦前のとてつもない格差社会の実態がわからないのでしょうね。
Posted by: SAKAKI | March 19, 2007 11:34 PM
是非「改憲凍結」宣言をお勧めします。
まず「宣言」という事で分かりやすく、「謝罪」を繰り返すよりは友好なパンチとして米国、および周辺諸国に「効く」という事です。
「凍結」ですから「改憲の否定」でもない。
韓国・北朝鮮は正直、「脅威としての日本」が失われて、「反日」の勢いを削がれます。彼らは内心困ったと思いながら、「評価」をせざるを得ません。これは国内の左翼がわもしかりで、慰安婦運動で盛り上がろうというのを「政府の決定を歓迎する」という形でとめざるを得ない。
そしてアメリカは「戦争犯罪」で日本を追求したゆえにこうなったのだから、「平和憲法を守る」という発言を尊重し、戦争犯罪を犯さないよう、日本を監視する形で駐留を続けなければならない。戦略が狂って困惑するものの、反論は出来ますまい。
ただ決議に怒ったと観られないために、現在のイラクへ送ったインド洋での給油や航空自衛隊の応援は続けると。戦争犯罪の可能性はありませんからという理由でです。
「けしからん」と怒るよりはこれを契機に大きく仕掛けてやろうという企みが欲しいものです。上手く行けば日系議員に大恥をかかせてやる事も可能でないでしょうか。
Posted by: ペルゼウス | March 21, 2007 02:33 AM
あんまりにもアレな主張なので横槍
>是非「改憲凍結」宣言をお勧めします
安倍政権だけではなく、自民党そのものの最大の旗印を本気で撤回できるとお思いですか?
与党復帰をかけて社会党と連立するときですらやらなかったのに、下手をすれば政権はおろか党が分裂してもおかしくないんですが。上でも出てますが加藤某議員などの党内における勢力を過大評価してませんか?
>韓国・北朝鮮は正直、「脅威としての日本」
>が失われて、「反日」の勢いを削がれます。
>彼らは内心困ったと思いながら、
>「評価」をせざるを得ません。
これも「こちらが一歩的に譲歩すれば相手も譲るはず」というナイーブ極まる思い込みにしかみえないです。譲歩するなとは言いませんがせめて根拠なり担保なりが示されなければ説得力皆無で例の河野某による「政治的妥協」と同じで、勝利宣言の後さらに強硬な態度を招のでは。
>戦争犯罪を犯さないよう、日本を監視する形で
>駐留を続けなければならない。
日本人(?)で米軍駐留と「ビンの蓋」論を同時に肯定する方がいるとは驚きです。こういう日本を先天的犯罪者とするような理屈では左右問わず強烈な反発を招くでしょうが。
Posted by: 足軽 | March 21, 2007 04:00 PM
加藤議員を過大評価などしていません。
しかし「勝ち」を手に入れるためには思い切った手段が必要です。今現にアメリカは半島統一の情勢もにらんで、反日法案提出したり、北朝鮮と国交樹立(おそらく将来は安保条約ですな)を言い出している。嫌韓流など振りかざしている某国とはわけがちがう。そういう考えこそまさにアメリカの思う壺です。
アメリカから見ればクルト人も、朝鮮半島も、ユダヤ人もみな使える捨て駒に過ぎない。日本も当然そうですから、捨てられる時が来るのも当然。それで困らんように如何なる作でも出来る事はやる。
それなら「憲法改正」など凍結して様子見するのみならず、それを利用してやろうというくらいどうだと言うのでしょう。野党の作であろうが使えるものは使う。それでこそ国策です。
また捨てられたからと言ってかっとなり、安保など打ち切れというのはまた愚の骨頂。朝鮮半島も、中国も、アメリカも日本を先天性犯罪者と扱うほうが団結するのにいいからそうしている。「慰安婦」をめぐる報道はまさにそうです。悪の枢軸が日本にならない保障は無いとどうしていえましょうか。東京がバグダットにならない保障などどこにもない。アメリカは日本に核を持たせておいて、中国・韓国には日本人はヤバイとけしかける。よくある手口じゃないですか。
では「戦争犯罪国家」という前科をどう利用するかという考えがあってもよいでしょう。
「憲法改正凍結宣言」したところで失うものなどこちらには少しも無い。自衛隊は事実上国民の支持を得ている。負担を他に押し付ける作戦を露骨にとるという手も票になる。「平和憲法を守るというヒトラーがいたか?」と日本脅威論を叫ぶ連中を困らせるというのも有効な手段じゃないかという事です。
勝つためには手段を選ぶべきじゃないでしょう。
Posted by: ペルゼウス | March 21, 2007 06:47 PM
他国の言掛かりをこう『 論破 』せよ!
女尊男卑社会の日本女性は、世界一の長寿である。
故に、日本男性は、世界一女性にやさしいのである。
日本民族は世界一、人にやさしい長寿の民族である!
日本の政治家たちよ!他国の言掛かりにこう答えればいい。
・・だから、旧日本軍の従軍?慰安婦など、あり得ないと・・。
そして医学的に、学術的に世界を『 論破 』すればいい!
世界に強烈に主張・・・・・・・・・・・日本国際サイト群!
世界で一番巨額な援助金をだまし取り易い、経済大国!
日本国に群がる国内外の劣悪なハゲタカどもを、殲滅[センメツ]せよ!
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※ 法律上、公人[政治家・小説家・タレントなど]の真実に基づく
暴露・批判・写真掲載は本人・法人の許可なく認められる。
Posted by: じゅんじ | April 07, 2007 02:46 AM