週末の朝
■ 週末なので、簡略なエントリーを書く。
1 最近のテレビ・ドラマで観ているのは、次の三つである。
① NHK大河ドラマ『風林火山』
/ 明日辺りから盛り上がりそうである。
② NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』
/ これは面白い。第一回放送分は、宇崎竜童さんの必死の演技が、印象に残る、
「バルク・セール」とは、価値の落ちた資産を二束三文で「まとめて売る」意味らしい。
こういうドラマを作るから、NHは侮れない。
③ 『華麗なる一族』
/ 「キムタク」だけが確かに浮いている。この俳優を除けば、「昭和の雰囲気」は確かに伝わるのだが…。
2、最近、入手したワイン
① コンポジション・レイフ[2004] /ヨーゼフ・マイヤー
/ 残念ながら、「ラマレイン」は手に入らないので、「コンポジション・レイフ」を代わりにする。
② カリュアド・ド・ラフィット・ロートシルト[2000]
/ 思わず買ってしまった。2000年モノに眼が眩んだ結果である。
3 最近の音楽
① 「水蓮―しなやかに歌って」(シィー・ヤン)
/ 中国の女性シンガーであるシィー・ヤンによる「山口百恵ナンバー」のカヴァーである。収録されているのは、「しなやかに歌って」、「秋桜」、 「曼珠沙華」、「横須賀ストーリー」、「 いい日旅立ち」、「さよならの向う側」である。全曲、中国語で歌われている。「百恵さんの歌も、アジア共通の歌になりつつある」と実感させられる。特に「秋桜」が味わい深い。
② 「ベートーヴェン:交響曲第7番」 (カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団)
/ クライバーの「ベト7」には、ウィーン・フィルを振ったものがあるけれども、このライブ版は「凄い演奏」である。しかし、この演奏を聴くときは、聴くほうも構えていないと疲れる。普段は、ギュンター・ヴァント辺りを聴いているのが、よいのであろう。
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Comments
おお、視聴しているドラマがぴったり一致です。
確かに、今クールのドラマはなかなかの秀作ぞろいです。
「風林火山」
久しぶりに大河ドラマの王道を見る思いですね。男臭さ満点です。
「ハゲタカ」
主演の大森南朋は同じ土曜ドラマ「クライマーズ・ハイ」では県警キャップ役を好演しました。それにしても面白い。
「華麗なる一族」
同じ山崎作品でも、CX「白い巨塔」と違って簡略化しすぎの感ありです。おっしゃるとおり、キムタクだけ浮いちゃってます。もったいない。現在、原作を読んでいます。
>こういうドラマを作るから、NHは侮れない。
御意。この調子で「坂の上の雲」を完成させてほしいですね。制作費はかなり削られそうですが…
Posted by: talleyrand | February 24, 2007 06:31 AM
こんばんは
NHKは凄いですよね。
>② 「ベートーヴェン:交響曲第7番」 (カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団)
こちらに反応・ウィーンフィルのが凄く好きなんですが、バイエルン盤は聴いたことがありません。年末にCD買いすぎたので、嫁に切り出しにくいなぁ・・
Posted by: SAKAKI | February 24, 2007 10:35 PM
クライバー/バイエルン響の演奏ですが、日本公演の時のライブが素晴らしいな演奏でした。NHKかどこかで放送されていたのをたまたま見たのですが、ベートーヴェンのみならずアンコールの「こうもり」や「雷鳴と電光」に至るまで一発勝負の凄絶な代物。ところがこの公演、神経質なクライバーが再放送の回数に至るまで注文を付けているので再度の放送が出来ないという状況です。本人は残念ながら亡くなってしまいましたが、遺族の許可を得て放送出来ないものかと思います。貴重な遺産と思うのですが。当時ハイバンドβで録画したテープを今も取ってあります。βデッキを処分するときに唯一ダビングして残したのがこれでした。
クライバー/ウィーン・フィルの日本公演のチケットを入手したはいいが、結局キャンセルしてしまったのも思い出します。それにしても、「第九」は無理にしても「英雄」の演奏は一度は聞いてみたかった。
Posted by: カワセミ | February 25, 2007 11:35 PM
・talleyrand殿
きちんとしたドラマを作れば、視聴率など自ずから付いてきそうな気がします。
・SAKAKI殿
CD買い過ぎなのは拙者も同じで…。
ワーグナーの「指輪」全曲(カイルベルト/バイロイト)を買ってしまいましたよ。
・カワセミ殿
クライバーの演奏を直に聞いたのですか。
それは羨ましい話です。
Posted by: 雪斎 | February 26, 2007 05:59 AM
雪斎様、SAKAKI様、
クライバー/バイエルン響日本公演(1986年5月19日・人見記念講堂)のライブCDは、海賊版ですが次のものが手に入ります。
イタリア MEMORIES EXCELLENCE ME1005
曲目は
1. ベートーベン 交響曲第4番
2. ベートーベン 交響曲第7番
3. シュトラウス 喜歌劇「こうもり」序曲
4. シュトラウス ポルカ「雷鳴と電光」
よく聞くと高域が丸まって聞こえるので、おそらく良質のFMエアチェック・テープが音源になっているのでは、と思われます。
秋葉原の石丸電気始め、通販でも手に入るものと思います。
知らずに購入して、管が音をはずすところ、拍手にかぶさるブラボーマンの歓声など、手持ちの生放送エアチェックカセットテープと比べて寸分違わぬ録音でしたので間違いありません。
Posted by: blue | February 26, 2007 10:08 AM
>雪斎様
ああ、書き方が曖昧だったでしょうか。「聞き損なった」ということです。キャンセルされたのには参りました。当時のクライバー、日本に来るのは来ていて箱根で温泉に浸かっていたという真偽の確かめようのない噂が出回っていました。
私は他にバーンスタインもアルゲリッチもキャンセルされています。どうも運が悪い。バーンスタインは最晩年でした。一度くらいは顔を見ておきたかったという思いがあります。
>blue様
情報ありがとうございます。映像ソースもどこかにあるといいんですけどね。これまでの著名な演奏家の例からすると、そろそろ生前禁止されていたものが出てくるような時期と思うのですが。
Posted by: カワセミ | February 26, 2007 08:35 PM