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January 28, 2007

「カノッサの屈辱」復活

■ 遂に、やってくれました…というべきであろうか。
 

□ あの「カノッサの屈辱」が一夜の復活
 「やあみなさん、私の研究室へようこそ」──「カノッサの屈辱」が2月5日深夜に復活。「ナポレ孫」が登場する歴史が描かれるそうで。
             2007年01月26日 16時38分 更新
 「やあみなさん、私の研究室へようこそ」──90年代初頭に深夜番組ブームを築いたフジテレビ「カノッサの屈辱」。2月5日深夜に一夜限りの特番として復活する。授業のテーマは「携帯電話の歴史」だ。
 同番組は1990年4月~91年3月に放送された深夜番組。流行などを東西の歴史になぞらえて解説する内容で、お笑いタレントの盛衰を取り上げた「お笑い大名の萌芽と成長」では、「織タケシ信長」や「今川萩本」「独眼竜タモリ」らが覇を争う戦国時代になぞらえた。
 今回は、同番組に携わったホイチョイ・プロダクションズが原作の映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」(2月10日公開)に合わせたスペシャル番組として復活。昨年死去した仲谷昇教授に代わり、同映画に出演した伊武雅刀さんが教授を務める。
 授業のテーマとなる「携帯電話の歴史」では、約20年前に自動車電話として誕生し、恐いおじさんが手からぶらさげていることが多かった90年代前半の巨大な箱型の機械がどんどん小型軽量化、ついにはカメラを吸収するなど進化を続け、1人に1台のなくてはならない道具になった現在までを描く、と思われます。皇帝「ナポレ孫=正パルト」が登場するそうです。
 放送は2月5日(月)深夜1時8分~1時59分。

 1990年、雪斎は、北海道大学の五年目の日々であった。色々な意味で「忍耐の日々」を過ごしていた。
 「バブルの時代」には、雪斎は、1920年代の米国の社会風俗を描いたフレデリック・ルイス・アレンの『オンリー・イエスタデイ』を読みながら、「早く来い来い、『暗黒の木曜日』…」とほざいていた。「暗黒の木曜日」とは、 1929年10月24日、ニューヨーク株式市場で株価暴落を旗に、世界大恐慌への扉を開けた、一日のことである。
 当時、就職活動中だった北海道大学学生の中には、七つや八つの会社から「羽田・千歳」間の往復旅費と東京での宿泊費をせしめて、一儲けをした猛者がいた。上京予定を短期に集中させて、他の経費を浮かせていたのである。こういうことがまかり通っていた時代であった。.大学院進学を考えた雪斎は、かなり羨ましい話だと思っていた。今にして思えば、「あの葡萄は酸っぱい」というのと同じ感覚で、「早く来い来い、『暗黒の木曜日』…」と口にしていたのであろう。。
 因みに、『カノッサの屈辱』復活版は、映画『バブルでGO!』の宣伝番組であるらしい。この映画に出演していた阿部寛さんは、当時はモデルとして人気が落ち目の時期であったので、時代の「恩恵」に与ることができなかったそうである。阿部さんは、「その頃にいい想いができなかった恨みつらみを晴らすつもりで、演じた」という趣旨のことを語っていたようである。雪斎には、阿部さんの言葉に「同類」を見た想いがした。故に、『坂の上の雲』で阿部さんが秋山好古を演じることに疑念を示した先刻のエントリーでの見解は、「お詫びして」撤回することにしよう(笑)。
 今は、とてもではないけれども、「早く来い来い、『暗黒の木曜日』…」などとは口にはできない。昔、ピンクレディーが歌った『ペッパー警部』に倣えば、 「邪魔をしないで 私たちこれからいいところ…」といったところであろうか。阿部寛さんもそうであろうけれども、、雪斎も、「私たちこれからいいところ…」と行きたいものである。時代と立場が変われば、考えることも言うことも変わってくるようであるl(笑)。
 『カノッサの屈辱』は、雪斎には、そうした「忍耐の日々」の記憶に重なり合った番組である。だから、忘れ難い。
 それにしても、五日未明放送の復活版で教授を演じるのは、この放送が始まる数時間前にNHK大河ドラマ『風林火山』で「雪斎」を演じる伊武雅刀さんである。これも何かの「縁」であろうか。

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