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January 05, 2007

天の時、地の利、人の和

■ さて、雪斎も「仕事始め」である。
 

□ 憲法改正、参院選の争点に=衆院との同日選「現在考えず」-安倍首相年頭会見
         1月4日11時1分配信 時事通信
 安倍晋三首相は4日午前、年頭に当たり首相官邸で記者会見し、政権課題の柱に掲げる憲法改正について「わたしの内閣として改正を目指したいというのは当然、参院選でも訴えていきたい」と述べ、自民党として夏の参院選の争点に位置付けて戦う考えを明らかにした。参院選に合わせて衆院を解散し、衆参同日選に踏み切る可能性については「現在のところ全く考えていない」と述べた。
 首相は会見の冒頭、「今年は美しい国に向かってたじろがず一直線で進む覚悟だ」と述べ、一連の不祥事などで求心力低下が指摘される現状に歯止めを掛け、諸課題に取り組む決意を示した。
 その上で、今月25日に召集される通常国会で取り組むテーマに関して、教育再生と社会保険庁改革の2つを重視する方針を強調。特に社保庁改革では「国民から信頼される社会保障制度を構築しなければならない」と指摘するとともに、「廃止、解体、6分割し、徹底した合理化を図る」と言明し、教育関連とともに社保庁改革関連法案の提出、成立を優先する意向を示した。 

 『孟子』に曰く、「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず」である。
 安倍総理が念頭会見で示した話を前にして思い浮かべるのは、「安倍総理には、天の時、地の利、人の和はあるか」ということである。
 どのような偉大なホームラン・バッターであっても、「悪球」をホームランにすることはできない。「好球」を打ち損じることなく、確実に打ち返すことのできるバッターこそが、ホームランを量産できるのである。
 安倍総理の執政に際して、安倍総理が手掛けたい政策の方向は諒解されている。しかし、それは、国民の期待にどこまで合致しているかは定かではない。「国民の期待」から離れたポイントでどれだけバットを振っても、それは「空振り」になるだけである。雪斎は、憲法改正は与野党を超えた国民的な「合意の基盤」であっても、政策上の「争点」にはならないし、「争点」にしてもいけないと思っている。「何かがずれている…」。安倍総理の執政には、そうした想いがつきまとう。

■ 本日朝、テレビ東京系『ニュース・モーニング・サテライト』では、お天気キャスターの井口玲音さんが振袖姿で登場である。少し得した気分になる。


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Comments

国憲の成文部分の改正は政権の課題にとどまらず 全国民の仕事です もし今回の発議に意義があるとすれば 硬性を軟性にという個所で 内容にわたる部分に立ち入ろうとするならば即ち国家の共同体性や国民の統合性のあたりにまで あやうさをただよわす事になるでしょう ここに自由民主主義の党派運動家と政府をあずかる政治家の立場の分裂があり 政党としても国民全体を統合しうるのか 自党支持者の代表に過ぎないのか分かれ道でしょう 前政権の悪しき遺産を継ぎ分裂ぎみの出発は不幸であったとはいえ 憲法改正を発議するには あまりに あめつちひとに恵まれない総理で惜しいことをしたなとしか いまはいえないのです

Posted by: Ld.Ryu | January 06, 2007 at 02:12 AM

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 安倍総理は冬になってから調子が悪いですね。民主党の不甲斐なさに助けられている部分が多分にあります。
 国民の認識が「民主も悪くないじゃん」となったときは危ないでしょうね。

Posted by: talleyrand | January 06, 2007 at 11:32 AM

Ld Ryu殿
憲法で「対立」するというのは率直に阿呆の振る舞いと思います。
talleyrand殿
「民主党では…」という想いがあるうちは…というのも、一つの予断かもしれませんよ。民主党がどうであろうと、安倍総理の求心力が落ちると、中々、止まらないと思います。今月の「施政方針演説」がキーになるでしょう。

Posted by: 雪斎 | January 06, 2007 at 01:27 PM

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