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January 31, 2007

「命懸けの仕事」

■ アーネスト・へミングウェイの小説『武器よさらば』は、 丁度、五十年前にチャールズ・ヴィダー監督の手で映画化されている。粗筋は以下の通りである。

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January 30, 2007

「厄年」の始まり

■ 昨日、齢四十二を迎える。「厄年」である。
 他の占いでは、これから雪斎の運気は再び上昇するらしい。
 どちらが本当であろうか。
 用心に越したことはない。

■ 昨日午後、愛知和男代議士が勤続二十五年の表彰を受ける。
 愛知代議士は本会議場で「謝辞」を述べた。
 衆議院議員の立場を四半世紀も維持できる人々は、例外に属する。
 愛知代議士が七年前の選挙で落選し、政界引退を一旦は表明した折、雪斎は、「二十五年を目前にして、惜しすぎる」と思った。
 しかし、一昨年の選挙で「あり得ない復活当選」を果たし、昨日、その「例外」に連なった。
 何とも、「運に恵まれた」人物である。小泉純一郎前総理を「豪運の政治家」と呼ぶ向きが定着しているけれども、愛知代議士も、それに近い人物である。「徳」が「運」を呼び寄せるのか。
 愛知事務所関係者が総出で議場傍聴席で「謝辞」を見守った。「運に恵まれた人物」の周囲には、やはり「運に恵まれた人々」が集っている。
 無論、雪斎も、「運に恵まれた男」であると自覚する。ただし、「徳」が伴っているかは、定かではない。

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January 28, 2007

「カノッサの屈辱」復活

■ 遂に、やってくれました…というべきであろうか。
 

□ あの「カノッサの屈辱」が一夜の復活
 「やあみなさん、私の研究室へようこそ」──「カノッサの屈辱」が2月5日深夜に復活。「ナポレ孫」が登場する歴史が描かれるそうで。
             2007年01月26日 16時38分 更新
 「やあみなさん、私の研究室へようこそ」──90年代初頭に深夜番組ブームを築いたフジテレビ「カノッサの屈辱」。2月5日深夜に一夜限りの特番として復活する。授業のテーマは「携帯電話の歴史」だ。
 同番組は1990年4月~91年3月に放送された深夜番組。流行などを東西の歴史になぞらえて解説する内容で、お笑いタレントの盛衰を取り上げた「お笑い大名の萌芽と成長」では、「織タケシ信長」や「今川萩本」「独眼竜タモリ」らが覇を争う戦国時代になぞらえた。
 今回は、同番組に携わったホイチョイ・プロダクションズが原作の映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」(2月10日公開)に合わせたスペシャル番組として復活。昨年死去した仲谷昇教授に代わり、同映画に出演した伊武雅刀さんが教授を務める。
 授業のテーマとなる「携帯電話の歴史」では、約20年前に自動車電話として誕生し、恐いおじさんが手からぶらさげていることが多かった90年代前半の巨大な箱型の機械がどんどん小型軽量化、ついにはカメラを吸収するなど進化を続け、1人に1台のなくてはならない道具になった現在までを描く、と思われます。皇帝「ナポレ孫=正パルト」が登場するそうです。
 放送は2月5日(月)深夜1時8分~1時59分。

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January 26, 2007

福澤諭吉の言葉・続

■ 「…随て新聞紙の如きも自から事に慣れざるが故に、其の議論にも自ら用心を欠き、却て大言壮語して国内の人心を騒がすのみならず、実際に当局の事を妨るの感なきに非ず。本人の考は毫も悪意あるに非ずと雖も、国家の不利は免かる可らず。大いに警しむ可き所なり。外交の結局はつまり国力の如何に決するものなれども、その掛引は甚だ微妙なり…」。
  ―福澤諭吉 「新聞紙の外交論」『時事新報』(明治三十年八月八日)社説
 22日のエントリーで紹介した福澤諭吉 「新聞紙の外交論」の一節は、論稿の締めの文章であるけれども、これは、中盤部分の一節である。
 

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January 24, 2007

「華麗なる一族」の虚実

■  『華麗なる一族』を観る。といっても、現在、放映中のドラマ版ではなく、1974年制作の映画版のことである。配役以下の通りである。2007年版と比べる。

1974年板            2007年版
佐分利信     万俵大介   北大路欣也
月丘夢路     万俵寧子   原田美枝子 
仲代達矢     万俵鉄平   木村拓也
山本陽子     万俵早苗   長谷川京子 
目黒祐樹     万俵銀平   山本耕史
中山麻理     万俵万樹子  山田優 
酒井和歌子    万俵二子    相武紗季
田宮二郎     美馬中    仲村トオル
香川京子     美馬一子   吹石一恵
京マチ子      高須相子   鈴木京香 

 要するに、神戸の新興金融財閥の当主が、政官財の各界に張った「閨閥」のネットワークによって自分の銀行を護ろうとしたという話である。中核が、「銀行」と「鉄鋼会社」なので、「結局、今も昔も銀行と鉄鋼なのか…」と、銀行株と鉄鋼株のホルダーである雪斎は、思わずニヤリとしている。

 

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January 23, 2007

安倍晋三総理の三題噺

■ 雪斎が昨日、書いたことを安倍晋三総理が語っていたようである。
 

□ 「彼は再チャレンジに成功した」 宮崎知事選で首相
2007年01月23日01時33分
 安倍首相は22日夜、首相公邸で岡崎久彦・元駐タイ大使や北岡伸一・東大教授ら外交専門家と会食し、意見交換をした。首相は、東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)(そのまんま東)氏が宮崎県知事選で当選したことに触れ、「彼は再チャレンジに成功したんだ」と言及。不祥事から芸能活動を謹慎し、その後早大で学び直した東国原氏の経歴を念頭に、自ら看板に掲げる再チャレンジ政策の申し子だという認識を示した。

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January 22, 2007

福澤諭吉の言葉

■ 「外交の事態いよいよ切迫すれば、外交の事を記し又これを論ずるに當りては自から外務大臣たるの心得を以てするが故に、一身の私に於ては世間の人気に投ず可き壮快の説なきに非ざれども、紙に臨めば自から筆の不自由を感じて自から躊躇するものなり。苟も国家の利害を思ふものならんには此心得なかる可らず」。
   ―福澤諭吉 「新聞紙の外交論」『時事新報』(明治三十年八月)社説
 この福澤の言葉には、政治評論の「作法」の総てが詰まっている。要するに、「自分が外務大臣だったら、どう考えるか」という姿勢を貫かないと、政治や外交を論じる資格はないということである。

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January 19, 2007

「坂の上の雲」の配役

■ 「待ってました…」という話である。
 

□ 「坂の上の雲」配役決まる。
 「坂の上の雲」は、日露戦争で活躍した軍人の秋山兄弟と俳人の正岡子規という四国・松山出身の3人を中心に、明治に生きた日本人の青春群像を描いた司馬遼太郎の代表作です。NHKでは、この作品を大河ドラマを超える大型ドラマとして制作しますが、主な出演者が決まり、18日東京・渋谷で記者会見が行われました。主人公の1人で、連合艦隊の参謀として当時世界最強といわれたロシアのバルチック艦隊を破る秋山真之に本木雅弘さん、その兄で後に陸軍大将となる好古に阿部寛さんが決まりました。また、兄弟の友人で明治の俳壇をリードした正岡子規を香川照之さん、子規を支える妹の律を菅野美穂さんが演じます。本木さんは「指揮官はどうあるべきか、主人公が見せる決断力をしっかり演じたい」と抱負を語りました。また、菅野さんは「原作を読んで物語に引き込まれました。登場人物のエネルギーに負けないようにしっかり演じたいです」と話していました。撮影はことしの秋からで、中国やロシアでの海外ロケや最新の特撮を駆使してスケールの大きな番組を目指します。「坂の上の雲」の放送は再来年の秋から始まり、全13回、3年にわたって放送される予定です。

 以前、雪斎が勝手に配役を予想したときは、次のように書いていた。
 秋山真之 ― 中村端之助
 秋山好古 ― 佐藤浩市
 正岡子規 ― 香川照之
 結局、香川・子規の配役が雪斎の予想通りだったので、かなり嬉しい。本木・真之は、悪くないなと思う。本木さんは、映画『スパイ・ゾルゲ』でも、尾崎秀実を演じていたから、「奇矯なインテリ」という役どころを演じるのは、いいところであろう。問題は、阿部・好古である。これは、観てみないと判らない。
 今後、続々と配役が追加で発表されるのであろう。注目は、明石元二郎、広瀬武夫が登場するのか。誰が演じるのかということである。
 さしあたり、こんなところでどうであろうか。
 明石元二郎 ― 加藤雅也  竹中直人…
   ・ 以前、原田芳雄さんが演じたところを考えると、「危なさ」を演じてもらう必要がある。
 広瀬武夫  ―  山本耕史 小泉孝太郎…
   ・ 広瀬に関して描くなら、ロシア貴族令嬢とのロマンスも入れてもらう必要はある。「貴族」然とした雰囲気を出せることが大事であろう。
 こういう予想は、結構、楽しいのだな。 
 ついでに、乃木第三軍幕僚長・伊地知幸介は、佐野史郎さんjしか思い浮ばないのだな。


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January 18, 2007

北朝鮮に絡む「複雑怪奇」

■ 一昨日16日午前、東京大学でジョン・ボルトン前米国国連大使の講演会が開催され、聴講する。確かに、「米国人の愛すべき親父さん」という風情の人物である。ボルトン大使は、昨日は次のようなことを語っていたようである。
 

□ <前米国連大使>「6カ国協議は失敗」ボルトン氏会見
1月17日19時46分配信 毎日新聞
 来日中のボルトン前米国連大使は17日、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議について「結果を出せずに失敗したようだ」と述べ、北朝鮮への経済制裁を中心にした新たな政策が必要だとの考えを示した。さらに「唯一の解決策は政権の崩壊であり、平和裏に(朝鮮半島が)再統一されることを望む」との見方も示した。

 流石に「ネオコン」の面目躍如であるけれども、こういう議論には公職を退いた故の「単純さ」が反映されている。しかも、ドナルド・ラムズフェルドも去った今、米国政府部内でも、こうした議論が取り上げられる余地が少なくなっているのは、間違いないであろう。
 ただし、東京大学法学部内の大会議室での講演は、立ち見がでるほどの盛況であった。ジョン・ボルトン大使も、満足であろう。

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January 16, 2007

日本の歌百選

■ 既に旧聞に属する話であるけれども、昨年十二月、文化庁のお声掛りで、「親子で歌い継ごう 日本の歌百選」というのが選定されていたようである。百選のライン・アップは、こちらを参照されたい。
 このライン・アップに対する感想は、様々であろう。「何故、この歌が入って、この歌が入っていないのか」という議論もあるだろう。
 「日本の歌」と呼ばれるものは、日本の「近代」の産物である。江戸時代以前の謡曲は、学校などの場で教えられる類のものではかったからである。だから、当初は、スコットランド辺りの民謡が翻案され、後に滝廉太郎のような人物が自前の唱歌を作っていたのである。

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January 12, 2007

男だったら 一つにかける

■ 「さもありなん…」という話である。
 

□ 安倍政権の方向性、「分からない」7割…有識者アンケ
                 1月9日21時51分配信 読売新聞
 国の政策評価などを議論する「言論NPO」(工藤泰志代表)は9日、安倍政権発足から100日間の評価に関する有識者らの緊急アンケート調査結果を発表した。
 「安倍政権がどんなことを目指す政権か」という質問に対し、69・4%が「分からない」と回答し、「分かった」は25・4%にとどまった。
 アンケートは昨年12月下旬、電子メールで実施し、<1>新聞や放送局の記者、編集幹部<2>大学生<3>企業経営者、学者など有識者――各100人と官僚50人の計350人から回答を得た。
 安倍政権の支持率は24・0%。支持率が最も高かったのは官僚の44・0%で、有識者26・0%、大学生25・0%と続いた。記者は11・0%で最も低かった。

 

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January 11, 2007

武大偉次官の意図

■ 昨日のエントリーの続きである。
 

□ 米朝が金融制裁で会合へ、中国外務次官が山崎氏に表明
 【北京=末続哲也】北朝鮮核問題をめぐる6か国協議議長の武大偉・中国外務次官は9日朝、自民党の山崎拓・前副総裁と北京で会談し、米朝間の金融制裁問題に関する専門家会合を21日か22日から米ニューヨークで開く方向で調整していることを明らかにした。
 武次官はさらに、「(米朝間で)合意が得られれば、6か国協議が再開されるだろう」と述べた。
 山崎氏が9日午前、同日からの北朝鮮訪問を前に、北京空港で報道陣に明らかにした。山崎氏はまた、自身の北朝鮮訪問について、「(北朝鮮に対する)対話と説得の努力が必要だ」と強調した。山崎氏はこのほか、9日朝に、中国共産党対外連絡部の劉洪才副部長とも会談した。
 山崎氏は、9日に平壌入りした後、13日まで北朝鮮に滞在し、同国高官との間で日朝関係打破の糸口を探る予定。(2007年1月9日12時39分 読売新聞)

□ 中国外相、2月に訪日へ・次官が公明代表に表明
 【北京=久門武史】中国訪問中の公明党の太田昭宏代表は9日午前、武大偉外務次官と北京市内で会談した。武次官は李肇星外相が2月中旬に訪日すると表明。4月に予定される温家宝首相の日本訪問に向けた準備のためとみられる。日本の谷内正太郎外務次官と中国の戴秉国外務次官による日中総合政策対話を1月末に開くことも明らかにした。
 会談で太田氏は日本の国連安保理常任理事国入りについて中国の支持を要請。武次官は「すべての加盟国で決める問題で、中国一国の態度で決めることはできない。他の多くの国に働きかけるようお願いしたい」と述べるにとどめた。日本経済新聞1月9日(13:50)

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January 10, 2007

山崎拓氏訪朝の意味

■ こういう話の「裏」は、傍目からは判らない。
 

□<山崎拓氏訪朝>政府・与党、距離置く姿勢目立つ
1月9日20時4分配信 毎日新聞
 自民党の山崎拓前副総裁の北朝鮮訪問を受け、政府・与党からは9日、「望ましいことではない」(塩崎恭久官房長官)などの批判が相次いだ。北朝鮮のミサイル発射や核実験で国際社会が圧力を強める中の訪朝は、成果に懐疑的な見方も強いだけに、距離を置く姿勢が目立っている。
 
 山崎拓という政治家は、雪斎には、「永田町」で最も親近感のある人物の一人である。この訪朝の報が流れたとき、雪斎は、「何かがある…」と反応した。
 

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January 09, 2007

東アジア二題

■ 早くも、国際情勢は動き出している。安倍晋三総理は「旧欧州」、麻生太郎外務大臣は新欧州」訪問に出発である。東アジアにも、ダイナミズムが生じはじめている。

□ 胡国家主席、来日の意向表明…太田公明代表と会談
               1月8日21時39分配信 読売新聞
 【北京=中山詳三】公明党の太田代表は8日、北京市内の人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席と約45分間、会談した。
 太田氏は安倍首相の親書を手渡し、「首相も(中国との)関係改善に強い意向を持ち、胡主席の早期来日を望んでいる。早い時期に、例えば6月ごろに来てもらえるとうれしく思う」と述べた。胡主席は「中日関係は最も重要な二国間関係として意識してきた。喜んで招請を受け、双方にとって都合が良い時期に訪日することに賛成する」と前向きに検討する意向を示した。
 太田氏は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議について、「拉致問題は日本にとって重要であり、6か国協議の俎上(そじょう)に乗せるよう中国のサポートをお願いしたい」と要請した。

 なるほど、「六月」というのは、よいタイミングである。この時期の胡錦濤訪日が実現し、「日中新時代」が演出できれば、翌月の参議院選挙を見据えた政権浮揚の仕掛けにはなる。;
 もうひとつ、苦笑してしまった記事がある。

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January 08, 2007

本格始動直前

■ 昨日、『中央公論』最新号が届く。
 「新『保守』の研究」という特集がある。
 その中で、雪斎の原稿が、御厨貴(東京大学)先生と佐伯啓思(京都大学)先生の原稿に挟まれて載っている。雪斎の原稿には、『安倍外交jは「フクロウ」の道を歩め』という論題が付されている。
 中身は、何時も、このブログで書いているようなことである。
 それにしても、御厨、佐伯両先生に並んでの登場というのは、我ながら驚く。
 両先生とも、雪斎が若き日より仰ぎ見た知識人であるからである。
 雪斎も、「えらく」なったのか。いや、まだまだであろう。

■ 本日は、「成人の日」であるらしい。
 どうも、15日だった頃から一週間も早い「成人の日」というのは、しっくり来ない。
 ところで、二十歳の頃、雪斎は何をしていたのか。
 時は、1985年である。
 仙台で、浪人生活一年目である。
 「夢は…」と問われて、「大学教授」と答えていた。
 「何時かは、『中央公論』に書きたい…」と思っていた。
 既に「専任講師」(assistant professor)になっているのであるから、後は「准教授」(associate professor)か「教授」(professor)の違いでしかない。
 確かに、あの頃の「夢」は、叶えられたのである。

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January 07, 2007

 「豊かな社会」と「知恵」

■ 「豊かな社会」を生き抜くには、余程の「知恵」が要る。
 新春の巷を賑せているのは、渋谷の歯科医の家庭で次兄が妹を惨殺した一件の顛末である。
 その家庭は、祖父以来、歯科医を開業していた「裕福な家庭」であったらしい。その「裕福な家庭」で、大学受験生活三年目の次兄が妹を殺めたのだから、ちょっとしたニュース・ヴァリューがあるのであろう。、

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January 05, 2007

天の時、地の利、人の和

■ さて、雪斎も「仕事始め」である。
 

□ 憲法改正、参院選の争点に=衆院との同日選「現在考えず」-安倍首相年頭会見
         1月4日11時1分配信 時事通信
 安倍晋三首相は4日午前、年頭に当たり首相官邸で記者会見し、政権課題の柱に掲げる憲法改正について「わたしの内閣として改正を目指したいというのは当然、参院選でも訴えていきたい」と述べ、自民党として夏の参院選の争点に位置付けて戦う考えを明らかにした。参院選に合わせて衆院を解散し、衆参同日選に踏み切る可能性については「現在のところ全く考えていない」と述べた。
 首相は会見の冒頭、「今年は美しい国に向かってたじろがず一直線で進む覚悟だ」と述べ、一連の不祥事などで求心力低下が指摘される現状に歯止めを掛け、諸課題に取り組む決意を示した。
 その上で、今月25日に召集される通常国会で取り組むテーマに関して、教育再生と社会保険庁改革の2つを重視する方針を強調。特に社保庁改革では「国民から信頼される社会保障制度を構築しなければならない」と指摘するとともに、「廃止、解体、6分割し、徹底した合理化を図る」と言明し、教育関連とともに社保庁改革関連法案の提出、成立を優先する意向を示した。 

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January 03, 2007

正月三日目

■ あけましておめでとうございます。

■ 雪斎は、越年執筆作業の果てに、元旦の朝を迎えた。取り組んでいたのは、昨年内に脱稿しているはずの「朝日新書」原稿である。「新書」という体裁は、書く中身の「絞り込み」が難しい。ちょっと、詳しく突き詰めて書こうとすると途端に紙幅が膨れ上がるから、厄介なのである。これは、本当に苦労するのだな…。

■ 今年、最初のBGMは、次の二つであった。
 ① ベートーヴェン 交響曲第7番 (オイゲン・ヨッフム/ロンドン交響楽団)
 ② 寺尾聡 『Re-Cool Reflections』
 寺尾さんの新作アルバムは、率直に「お薦め」である。「ルビーの指輪」が流行っていたのが、1981年である。当時、雪斎は、田舎の高校生であった。寺尾さんの歌の醸し出す雰囲気は、「都会の男のカッコよさ」に対する憧れを植え付けてくれた。それから、四半世紀の歳月が経った。
 「都会の男のカッコよさ」ということでいえば、四半世紀前の当時三十歳代半ばの頃よりも、現在の還暦手前の寺尾さんのほうが、断然、「カッコよい」と思う。
 雪斎は、どこまで憬れていた「都会の男のカッコよさ」のイメージに近付けたであろうか。そういえば、東京に出てきて、もう14年である。

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