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November 23, 2006

木端を貯めて大木を流すな。

■ このところ、政局の焦点になってているのが、 郵政政局「造反組」の自民党復党を認めるかどうかという話である。
 雪斎も今は自民党関係者であるので、この微妙な問題に対する言及は控えてきたところである。
 しかし、この際、明確に所見を示すことにする。
 いいたいことは、ただ一つである。

  「木端を貯めて大木を流すな」。

 党内で「造反組」復党に熱心な層というのは、要するに、選挙区の支援団体組織票という拾いやすい「木端」を集めることに関心を向けているかもしれないけれども、それが無党派層の票という「大木」を流す結果を招くかもしれないということには気を付けていないところがある。来年の参議院議員選挙は、小泉旋風の下で、自民党が「大木」を得たことによって勝った六年前の選挙の改選である。現有議席の「積み上げ」を狙うのは無論、「目減り」を防ごうとすれば、「大木」をつかみ続けるしかない。安倍晋三総裁それ自身が、「大木」をつかみ続けるのに最も相応しい人材であると思われた故にこそ、総裁に選ばれたのではなかったか。「初心」を忘れたような議論が多すぎるのである。

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「永田町の話」カテゴリの記事

Comments

その通りであります。保守系無党派の僕でさえ、この動きはいただけません。当の離党組の連中も節操が無さすぎじゃありませんか?

Posted by: 笛吹働爺 | November 23, 2006 at 12:15 PM

「敵」があまりにも自滅を繰り返してますからね。この程度のことやっても少なくとも向こうに流れることはないと舐めきってるんじゃないですか?

Posted by: koge | November 23, 2006 at 04:40 PM

 今回、中川幹事長が出した復党条件に反発している造反組もいるようですが、結局戻ることになるんでしょうねえ…。
 こういうとき、政権担当能力に折紙付きの野党があると、自民党のオルタナティブとして投票することもできるのですがね。

Posted by: talleyrand | November 23, 2006 at 05:55 PM

私も、雪斎さんに同感です。この際、片山さんが落選したとしても、それは実力でしょう。いろいろ議論はあるにしても、分かりやすいスジを通した方がよいと思います。

Posted by: 珈琲 | November 23, 2006 at 08:45 PM

雪斎さん

御説の通りですね。

『小異をもって、大同につく』ではなくて、
『大異をもって、小同につくな』ですね。

有権者は、よくみています。この辺りを読み間違えると、
政局運営は、危なくなりますね。

Posted by: forrestal | November 23, 2006 at 10:42 PM

まともな所見が見られて、ほっとしています。
自民党支持ではないが小泉支持で、郵政賛成で投票した身として、復党の話は腹が立つ思いで聞いていました。まあ、「復党したら、安倍政権の間は自民党に投票しない」という方針で考えをまとめてからは、落ち着きましたが。
復党させるとしたら、カワセミ氏(http://kawa-kingfisher.sblo.jp/
)の10月24日のブログにあるように、「国会議員だけでなく一般党員も含めた党としての合意」が最低ラインと考えています。最低といっても「免停」レベルの最低ですが。
当面は、安倍首相のお手並み拝見、といったところです。
しかし、私のような人間には議論になること自体がおかしいと思えるのですが、自民党の方にとってはそんなに微妙な問題なのでしょうか・・。

Posted by: 居眠り中 | November 23, 2006 at 11:54 PM

昨今の雇用問題とか労働分配率の偏りが一向に是正されないとか、の問題で「とりあえず暮らし重視」の庶民は、自民党から離れている気がします。
が、「身の回りの安全重視」を考えると自民党以外の政党がいない訳で。
民主党は次回の選挙で多分議席を減らし、社民党は存続するかも不明ですが、最近の同和組織の不正問題噴出の件で、以前から問題提起していた共産党が躍進するかも。

共産党も、皇室と安全保障を除けば悪くないのですが。

戦後、保守は「日々の暮らしと身の回りの安全が続くこと」で
政権を維持してきましたが、自民党がこのまま、戦後保守政党として政権を維持できるかを密かに危うんでいます。
民主党の旧社会党勢力と元自民党議員団を切り離せないかな?

Posted by: TOR | November 24, 2006 at 12:11 AM

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