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September 15, 2006

「男」と「女」と「国際政治」

■ 昨日、安保研の会合に出たら、いきなり著名エコノミストK・U氏が痴漢逮捕された件が、話題になる。
 これで三回目だそうである。もう、「社会人」としては…と思う。
 雪斎には、「痴漢に走る男」の心理が、まるで理解できない。「触るだけで、何が楽しいやねん…」というのが、正直な感想である。精神分析の上では、「痴漢に走る男」を生じさせる環境は、どのように説明されるのであろうか。詳しい人々がいたら、聞いて見たいと思う。
 因みに、雪斎は、「女嫌い」ではない。今に至るまで独身であるのは、ただ単に「縁」がなかったということである。十年前に、政策担当秘書を始めたばかりの頃に、愛知代議士と酒席をともにした折に、次のようなやり取りがあったことを思い出す。先輩秘書だった人物とのやり取りである。
 先 / 先生、ご存知ですか。雪斎君は、実はとんでもない「スケベ野郎」なのですよ(慨嘆)。
 代 / 俺も、そう思う(冷静、淡々)。
 雪 / ははは…(汗)。私は、謹厳実直を旨としているのですが…(焦、慌)。
 先 / 全然、違うだろう(呆、苦笑)。
 あの頃は、若かった。今でも、大学の授業では、「グラビア・アイドル」をネタにして学生に「性事」、もとい「政治」を説明している。

 ところで、中国の経済発展を妨げる要因になると指摘されているのが、「人口における男女比の不均衡」である。元々、男児誕生を待望する気風が強いところで、「一人っ子政策」を進めたものだから、中国社会は、「男が過剰な社会」になりつつあるのである。こうした社会は、不安と停滞をもたらす。「性的に満たされない男」が数千万人規模で居る社会の行く末を考えるのは、ちょっとしたホラー小説を書くのと同じ趣である。
 昨日のエントリーでも書いたように、雪斎は、中国が朝鮮半島北部を吸収するという可能性は、かなりあると思っている。中国が朝鮮半島北部を吸収した場合、真っ先に手にするのは、鉱物資源などではなく、「喜び組美女」を含む十五歳から四十歳位までの「北の女」であろう。おそらく、「中国本土」と「朝鮮半島北部」の経済格差は甚大なものであろうから、黙ってでも「北の女」は「中国本土」に流れる。「北の女」が数百万人規模で流れれば、前に触れた「中国の人口における男女比の不均衡」は幾分かでも緩和されるであろう。そして、割を食うのは、「北の男」ということになるのであろう。
 こうした風景は、トゥキディデスの古典『戦史』にも似たようなものが描かれている。ペロポネソス戦争の最中、とある島を占領したアテネの軍隊は、島の男たちを根絶やしにした一方で、島の女たちを連行して帰ったと記されている。同じことが二十一世紀の東アジアでも起こるのであろうか。「男」と「女」と「国際政治」に関する話である。

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「国際情勢」カテゴリの記事

Comments

こんな年になって本当に恥ずかしいのですが(皇太子殿下と同い年)、
女は別に、何年男日照りが続いてるのが大勢いても、暴動がおきるくらいのエネルギーになることは殆どないけど、
男はそうもいかないみたいだ…ということが、少しずつ判ってきました。
中野翠さんのコラムにあったのですが
「若くて綺麗な女の子の写真が載っていない男性雑誌は皆無だけど、女性誌には、オトコの写真が皆無、というのはたくさんたくさん、ある。
ことほど左様に、オトコと言うものはオンナが好きなんである」というような文章を見て、本当に180度、世界がひっくり返るくらい驚きました。それに気付いたのが40過ぎだってのも、馬鹿と言うかアホというか、単に自分が淡白なのか…

でもこれ、分かっていないオンナが多いですよ。メスってそういうものなのかもしれませんが。
戦争と女、と聞くだけで、敵も味方も無関係にヒステリックにオトコを敵視してしまう。従軍慰安婦問題なんて、典型ですよね。
何が真実がでっち上げか思い込みか、女は思考停止になりますから…

てなことを、考えされられました、はい。

Posted by: るびい | September 15, 2006 at 06:36 AM

私は半島が統一された際、韓国人男性が全く同じことをするのではないかと考えていました。
いずれにせよ、北の男性には受難の時代が続きますね。

Posted by: 波導 | September 15, 2006 at 05:32 PM

雪齋先生 こんにちは
上記の意見ですが、小生も以前から、一つの民族を完全併合・同化するなら、男子は赤児に至るまで皆殺し、労働力は女だけとする政策が”最も効率的である”と考えておりました。
そう言う意味で、日本の朝鮮併合は大甘であったなと。
北朝鮮が併合されるまでもなく、北朝鮮の女性を対象とした中国への人身売買が指摘されていますが、古来、女は商品であり財産でもある、という事実からもアジア最貧国からの女性輸入は続くでしょう。
似たような事態はロシアでもロシア革命期とソ連崩壊期に大発生しています。
日本でも、貧農はどんなに苦しくても女児だけは間引かず育てたのも、美人に育てば富農から嫁の口がかかるかもしれないし、最低でも売ることが出来たからであると。
日本でも昨今、格差社会や負け組が話題となっておりますが、社会階層の固定化が進めば、「各階級」毎の国際結婚が珍しくなくなるかもしれません。

Posted by: TOR | September 15, 2006 at 07:03 PM

久しぶりに来て見て、自分の頭の固さを痛感しました。
それでも、しゃべってみてもらわんと女性の価値はわ
からん、と信じてるσ(^_^;がここにいます。

Posted by: おおみや%バイト君 | September 15, 2006 at 07:18 PM

・・・シビアな話題だったので、多少の潤いを。

「私に似た人」
直系の先祖ではないが、祖母の弟、つまり私の大叔父が現在写真記録が残っている中で、最も私によく似た血縁である。
祖母亡き今、どのような経緯を経たのか不明だが、大正末期、東京を捨て、当時、まだ新興植民都市だった札幌にただ独り居を移し、まだ三十代という若さで、隠居生活に入った。
メイドに囲った亡命白系露西亜人の娘に身の回りの世話をさせながら本に埋もれて暮らしていたという。
祖母の葬儀の際、思い出話と共に出てきた、今に残る数枚の写真の中で大叔父に寄り添う彼女は思えば確かにメイド服を身に纏ってたと記憶している・・・。

最も、そのセピア色の彼女によく似た、現在高校生のはとこの娘は、私のこと理由も無く思いっきり嫌っているのであるが。

                                TOR

Posted by: TOR | September 15, 2006 at 07:20 PM


雪齋先生の問題提起と、自身のコメントを元に思いついた
「でっち上げ」にしては中々上手く書けましたかな。
ちなみに、上記の話は正真正銘の”妄想”なので
露西亜系の血が入った女子校生を紹介してくれ等とは言わないように(笑)

Posted by: TOR | September 15, 2006 at 07:24 PM

るびい殿
安倍晋三氏の祖父、、岸信介元総理は八十歳過ぎまで「現役」だったとか。男として驚嘆する話です。

おおみや殿
お久しぶりです。拙者も、だんだん壊れてきています(笑)。

波導殿
TOR殿
 拙者が中国政府の「朝鮮半島北部」担当官ならば、次のようなことを考えるでしょう。
 ① 「朝鮮半島北部」に中国の「豊かさ」を宣伝する。
 ② 女性限定で「中国本土」への「出稼ぎ」を奨励する。
 ③ 「朝鮮半島北部」への資本投下は行わない。
    出稼ぎ女性の送金も制限する。
 ④ そのまま、三十年間、放置する。
 これで、「朝鮮半島北部」の「合法的エスニック・クレンジング」が完成します。おー、怖っ。だけど、中国政府の対チベット政策のことを考えると、これくらいのことは、やっても不思議でですね。

TOR殿
そういえば、昔、田中真理さんという女優が居ましたね。
綺麗なひとでした。

Posted by: 雪斎 | September 15, 2006 at 08:14 PM

雪齋先生 ども
さて、>中国政府の「朝鮮半島北部」担当官ならば~ですが、
現在の中国に朝鮮民族社会が無い訳ではありません。
故に、その政策では中国内部の朝鮮族社会に焼け太りをもたらす結果に終わるかと。
中国男性との結婚を奨励するならば、
1,中国人地区(租界)の設置と大量の資本投下
2,租界への朝鮮民族入場制限(若い女性を除く)
3,租界へ赴任する中国人は家族持ちより独身男性を優先する<軍人、技術職等
4、朝鮮族に対する漢民族同化政策を推し進める。
・・・でしょうか?
しかし、永年アメリカに占領統治されていた沖縄でも、民族の混在がおこるほどの国際結婚が無かったことを考えると、よほど強力な施策を実施しなければ、「民族浄化」は難しいと思います。

「同化・吸収政策」なら、日本はウタリに対して行ってますが。

PS 田中真理さんをぐぐってみました・・・
   で、一言 雪齋先生・・・・彼女が活躍していた年代では
   貴方は小学生か行って中学では?
   愛知先生でありませんが、「とんでもないスケベ野郎」という    発言に同意してしまいます。

Posted by: TOR | September 16, 2006 at 12:10 AM

TOR殿
「田中真理」さんをご存知なかったのですか。
白系ロシア人のハーフかクオータでしょうね。
拙者は、小学生の頃から知っていたような記憶があるのですが。
すごい綺麗なひとだと思っていました。

Posted by: 雪斎 | September 16, 2006 at 02:07 AM

満州から中央アジアにかけて、朝鮮族のコミュニティがかなり広がっているそうですから、普通に誘うだけなら、女性はそっちに流れる可能性が高い、と思います。
残る手立ては計画に従っての割り当て。当人の意志無視の人生の強要。
これって、強制連行ですよね・・・。

著名エコノミストの件、前回の裁判のときの弁護団は「白と信じて」弁護していたのか、「黒を白くさせる」ために努力していたのか、彼らの心中に興味があります。

Posted by: KU | September 16, 2006 at 11:56 AM

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