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August 28, 2006

西洋占星術と「冥王星」脱落

■ かんべえ殿が「占星術」フリークであったのを知って、かなり驚いた。実は、雪斎も、かなりの「占星術フリーク」なのである。自宅に西洋占星術関連の英文専門書が数冊ある。
 因みに、雪斎のホロスコープには
 乙女座に、天王星、冥王星
 牡牛座に、木星
 山羊座に、水星、金星    があり、
 それぞれが四重のグランド・トラインを形成している。
 それ故、「冥王星」が脱落すると、吉相とされるグランド・トラインの有難みが減るようで、寂ししい。
 「冥王星」には、「究極」、「再生」、「極端」という意味合いがある。
 ホロスコープから判断すると、「神懸り」的なことをやるという意味合いになるのであるけれども、果たして、どうなのであろうか。どうやら、「冥王星」脱落によって、雪斎の「神通力」も消滅ということであろうか(苦笑)。
 もっとも、安心したこともある。雪斎の「冥王星」は、「第8ハウス」に位置しているのであるけれども、この相は、間違えば「カサノヴァ」になってもおかしくない相である。若き日の雪斎は、「おいおい…。全然、違うだろ…(そうだったら、ムフフだが…)」と思ったものである。これが弱まるのであればという想いもあり、そうなると寂しいという想いもある。
 それにしても、雪斎の周囲には、「占星術フリーク」が意外と多いものだということが判った。強烈な「確信」の下に振る舞っているような人物であっても、拠り所が要るということであろう。そういえば、アドルフ・ヒトラーにも、フランクリン・ローズヴェルトにも、傍らに占星術師がいた。ロナルド・レーガンの傍らにも、居たようである。

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「日々の戯言」カテゴリの記事

Comments

いつも楽しく拝見しています。
初めてコメントいたします。
専門外の与太話に突っ込みを入れるのも憚られるのですが・・・

かんべえ氏は、天文学は17世紀頃に占星術から枝分かれして誕生した、と書かれていますが、遅くとも古代ギリシャの時代には、天文学と占星術は、別の知識体系だと意識されていたようです。史料によっては、"astronomy"と"astrology"が逆の意味で用いられた場合もありますが、両者が区別されていたことは確かなようです。
プトレマイオスが天文学書である『アルマゲスト』と、占星術書である『テトラ・ビブロス』を著したことは、両者が区別されていたことの有力な証拠です。
また、古代ギリシャの学問に学んだイスラーム世界でも、天文学と占星術は厳然と区別されていました。
プトレマイオスやコペルニクス、ガリレオ、ケプラーなどは占星術と天文学の両方に習熟していましたが、混同するようなことはなかったようです。

要するに、占星術と天文学は古来から別々の知的体系として存在しており、天文学から占星術への影響がしばしば見られるのに対し、占星術から天文学への影響は、古代ギリシャ時代以降はほとんど見られないということです。

今回のIAU決議は、太陽系の天体に新しい分類を与えたものであり、それによって冥王星は"dwarf planet"(訳語は未確定)に区分されるとともに、トランス・ネプチュニアン天体の典型例になりました。
したがって、惑星からの“降格”や“脱落”という表現は、多分に感傷的で誤解を招き易く不適切だと考えます。

私としては、天文学と占星術を区別した方が良いと思いますが、両者を峻別して後者(占星術)を殲滅すべきであるというような「科学十字軍」的な思想には与しません。

ともあれ、天文学上の変化に対しては、占星術も何らかのリアクションを示す必要があるでしょう。冥王星を外すにせよ残すにせよ、新たな物語の創造が求められているのです。

長文失礼いたしました。

Posted by: 木星人 | August 28, 2006 at 09:12 AM

・木星人殿
 いやはや。御教示有り難うございます。
 専門以外の与太話ということで、御寛恕を。
 ところで、冥王星は、これから、どう分類されて呼ばれるるのでしょうか。
 「准惑星」がいいと思いますが、どうでしょう。
 「准惑星・冥王星」新装登場 ということで一件落着。

Posted by: 雪斎 | August 28, 2006 at 09:38 AM

雪斎様、早速のコメントをありがとうございます。

私見では"dwarf planet"は「矮惑星」かなと。
"dwarf"という語にはあまり学問的な(≒ラテン語・ギリシャ語に由来する)痕跡はないようですし、すでに白色矮星(white dwarf)という名称もあります。
「矮」は「倭」に通じ、侮蔑的なニュアンスが残っているところが気にはなりますが、それは"dwarf"も同じことですから。
名称委員会の委員長を務めたギンガリッチ氏も困惑しているようです。
> "Pluto is a dwarf planet, but we are now faced with the absurdity that a dwarf planet is not a planet," Gingerich retorted. "Is a human dwarf not a human?"
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/08/24/AR2006082400109_2.html

天文学者には、国立天文台広報担当の渡部氏のような幅広い教養をお持ちで思考が柔らかな方もおられますが、先に書いたような「科学十字軍」を自認する人が目立つような気がします。
少し前に、天動説を撲滅して地動説を普及させようという天文学者の報道に触れ、「ガリレオの相対原理」をどう理解しているのだろうかと危惧したものです。
もっともその伝だと、ガリレオの著名な言動は、自らの名を冠した原理によって論駁されてしまうわけですが。

余談失礼いたしました。

Posted by: 木星人 | August 28, 2006 at 10:17 AM

なんと、雪斎どののところで占星術オタの話題が続いている・・・・。

かんべえは占い、ギャンブルの類はだいたい一通りやっておりまして、要は将来予測が好きなんですな。一時期は人の名刺をもらった瞬間に、画数を数えていた時期もあります。手相だけはわりと覚えていて、今でも女性に限って観相することがあります。わはは。

Posted by: かんべえ | August 28, 2006 at 12:11 PM

>実は、雪斎も、かなりの「占星術フリーク」なのである
・・・意外です。本当に。
まぁ、私も神道的な概念について違和感がないので否定はできませんが。
そういえば、昔読んだ、堀晃というハードSF作家が占星術ネタで「生誕時の重力場の影響による精神的影響」というテーマの作品を書いていました。
しかし、占星術ですが、多分今世紀中に火星やら月やらの他天体で生まれた子供はどうなるのか小学生の頃から疑問に思っていました。太陽系内の緻密な観測結果や近隣恒星系との関係や太陽系の銀河系における位置なんかの知識を取り込んで、コンピューターの支援無しには成り立たないくらい複雑化していくのでしょうなぁ。

Posted by: TOR | August 28, 2006 at 07:29 PM

そういえば、レーガン夫人が占星術師からアドバイスを得ていたおかげで、レーガン大統領は暗殺を免れ、「0年のジンクス」を逃れることができた、なんて話もありましたね。

Posted by: Baatarism | August 29, 2006 at 12:40 AM

遠く離れた天体の運行と自らの運命を結びつけようというのは、なかなかロマンチックな発想ですよね。
ところで今回の件で、冥王星がこんなに人気があったというのは、少々意外でした。

Posted by: 西田瓜太郎 | August 29, 2006 at 01:18 AM

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