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August 29, 2006

雑感二題

■ ようやく、雑誌『論座』に寄せる原稿の執筆、校正作業が終わる。宰相・小泉純一郎をリアル・タイムで論じた最後の原稿になる。小泉内閣の平均支持率は、歴代二位とのことである。これだけの長い政権を保った上で、終始 支持率を40パーセントを割らなかったというのは、率直に驚嘆に値する。
 小泉総理は、「時代に招かれた宰相」であった。こういう宰相の足跡を見続けることができたのは、幸運であったような気がする。これから、次第に学術上の検証作業が始まるのであろうけれども…。
 ポスト小泉絡みでいえば、雪斎は、昨年11月に、このようなエントリーを書いている。これに付け加える話はない。

■ グスタフ・マーラーが「第9交響曲」を書かずに「大地の歌」を書いたというのは、音楽史上の有名な逸話である。雪斎にとっては、「齢五十五」を無事に抜けられるかは、かなり重要な問題である。
 雪斎にとっては、同郷、同じ誕生日の知識人である吉野作造が逝去したのは、齢五十五であったし、「昭和の吉野博士たらん」と自ら語った清沢洌もまた、齢五十五で鬼籍に入った。「平成の吉野、清沢たらん」と想い描いている雪斎は、この「偶然の符合」が気になる。健康オタクの道を進み、「齢五十五」の関門を超えることができたら、ジョージ・F・ケナンよろしく、齢百まで執筆できることを目指したいものである。

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Comments

雪斎殿。
天文だけでなく・・
 マーラーファンでもありました。大地の歌は、バーンスタインを持っています。
 マーラーは9のジンクスに挑むべく、交響曲第9番を書きました。そして第十番を執筆中・・未完にして死を迎えます。9のジンクスを乗りえることが出来ませんでした。
 未完10番の1楽章は、不気味ですがどこまでも美しいです。 

Posted by: ゼーゼマン榊 | August 29, 2006 at 09:33 AM

・榊殿
「大地の歌」と来ると、拙者が聴くのは、ブルーノ・ワルター ウィーンpo,のものですな。ふるいのだけれども、こっれを聞いてしまいますな。

Posted by: 雪斎 | August 29, 2006 at 10:20 AM

雪斎殿
ワルターこそマーラーの遺言執行人・・原点ですからね。

Posted by: ゼーゼマン榊 | August 29, 2006 at 12:31 PM

バーンスタインがバリトン2人に唄わせた演奏は、女性を混ぜないことにより内省的な印象が強くなり素晴らしいと思っています。とはいうものの、ワルターの振ったフェリアーの歌唱だけは特別で別格感がありますね。

しかし不思議と他のマーラーの作品に比べ、比較的古い演奏がまだ決定版となっているように思います。時代の体験者であることが重要なのかもしれませんね。

Posted by: カワセミ | August 30, 2006 at 08:48 PM

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