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July 05, 2006

すわ、スキャンダル!?

■ 暫く完全SOHO勤務を続けていると、新聞記事を読んで慌てることがある。三日に「朝日」が配信した記事である。
 

□ 仙台防衛施設局、国会議員ら14人「口利き」 文書残す
 防衛施設庁の発注工事や用地買収をめぐって、仙台防衛施設局元幹部が在職中、国会議員やその秘書らから受けた「口利き」を文書に記録していたことがわかった。朝日新聞社が入手した文書には、防衛庁長官を務めた現職国会議員など14人の実名が記載されている。うち2議員側が防衛庁側への働きかけを認めた。施設局元幹部は、文書のほか、議員から建設業者の入札指名を催促された経緯などを業務日誌に書き残していた。
 防衛施設庁の発注工事をめぐっては、東京地検の捜査で、官製談合の実態が暴かれたばかり。施設庁主導の談合が長年続いた背景には、今回発覚した防衛族議員らの口利きの多さがあったとされる。官製談合の一面が、この文書や業務日誌で裏づけられた形だ。
 朝日新聞社が入手した文書は「斡旋(あっせん)利得議員等リスト」と題され、パソコンに入力されたデータをA4判の紙に印刷したもの。99年4月~00年6月に、東北6県を管轄する仙台防衛施設局側が受けた口利きの内容がまとめられていた。
 文書には、口利きした当時の役職として(1)国会議員9人(衆院7人、参院2人)、元議員1人(2)防衛庁幹部、OB計3人(3)宮城県議1人、の計14人の氏名が記載されていた。国会議員のうち7人は、防衛庁長官など同庁の要職経験者だった。実際には議員秘書が口利きした例も含まれているという。

 慌てたというのは、「東北の国会議員」、「防衛関係」と来ると、雪斎のボスが該当するからである。それで、「うちの代議士は大丈夫か…」と反応したわけである。昨日朝一番に事務所に確認したところ、問題となった文書には、「愛知」の名前は「ない」ことが判明した。こういうのは、本当に嫌なものである。「それでは誰よ…」という声が上がるかもしれないけれども、雪斎は、そうした問いに答える立場にはない。
 ところで、Hache殿にいわせると、雪斎が巻き込まれるスキャンダルは、間違いなく「ハニー・トラップ」絡みだそうである。「据え膳食わぬは…」という言葉も…。もっとも、そうしたHache 殿の予言が外れるように精進したいものである。やはり、「清く正しく美しく」と行きたいものである。誰かが突っ込みを入れてきそうである。「非道・雪斎よ。白々しい、柄にもないことを書いてはいけない…」。確かに、雪斎は今、「柄にもないこと」を書いたと思う。

■ 『論座』今月号が届けられる。「元祖「タカ派」が憂う「タカ」の増殖」という見出しが眼を引く。山崎拓、石破茂の二人の「自民党内安全保障プロフェッショナル」のインタビューが載っている。

● 山崎 拓(自民党安全保障調査会長)
元祖「タカ派」が憂う浅慮な「タカ」の増殖
● 石破 茂(前防衛庁長官)
生粋の愛読者が抱く「正論」「諸君 !」への違和感

 山崎先生も石破先生も、結局、感じていることは雪斎と同じであったようである。「正論」も「諸君!」も、「運動」に肩入れし始めてから、完全に変質した。歴史教科書にせよ邦人拉致にせよである。だから、そこに多く載っているのは、たとえ大学教授という肩書を持っていても、実態としては「活動家」と呼ぶ他ない人々の文章である。「活動家」の文章が、どのようなものになるかは、推して知るべしであろう。「運動にかかわりを持つな」。この戒めは、確かに正しかった。

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Comments

せっかく○日鉄が自社株買表明で雪斎殿もウハウハかと思われましたが、北朝鮮のミサイル発動で東証に水を差されてしまいました。
 あの弾道を地球儀上でそのまま延長するとアメリカ東海岸です。
 一体・・何考えているのでしょうか?上下朝鮮とも冷戦の忘れ形見のようなもの。良き知恵にて解決していただきたいものです。
 これでまた雪斎殿は忙しくなりそうですね。間もなく梅雨明けで暑い夏が来ると思います。お体に気をつけてご活躍ください。

Posted by: ゼーゼマン | July 05, 2006 at 03:18 PM

 私はどうもハト・タカという単純化された用語が気に入りません。
 「タカすぎる」ということではなくて、「タカであることは大いに結構。だけれども、視野を広くもって慎重に行動しなければいけないよ。議論のレベルを高めて複眼的に物事を見て、いまできることとできないことを区別しなければいけないよ」ということだと思うのです。
 思い込みかもしれませんが「論座」からのメッセージとなると、「単細胞のタカ派が増えて困りますねえ。私らハト派のように賢くなってもらわないと」という歪んだメッセージ性を不可避的に伴ってしまうのではないか、というキモチになります。重要なことは、タカ・ハト以前の問題として「議論の質」だと思うのですが、それがタカ・ハトという軸にすりかえられてしまうような気がするのです。
 「正論」「諸君!」に向けてメッセージを発するのならば、むしろ「正論」「諸君!」に直接、意見が投稿されるというのが望ましいことではないでしょうか、と。そういうふうに思います。

Posted by: ムシメ | July 05, 2006 at 04:17 PM

Hacheの代理人、太木算夫と申しまする。まず、Hacheより言伝がございましたので、申し上げまする。Hacheによりますると、「雪斎先生がハニー・トラップに巻き込まれるという『予測』をした記憶はないけれども、ひょっとしたら、他所様のところでうっかり『寝言』を言ってしまったかもしれない。なお、私は『逆神』なので(以下略)」とのことでした。本日は、Hacheより、先生の運命を鑑定するよう、命ぜられましたので、言上仕りまする。なお、当方は四柱推命を専門としておりますが、「西洋占星術で占え」という強引な指示を受けましたので、「当たり外れ」は保証できないことをお詫び申し上げます。

お名前:雪斎(敬称略)
出生地:○○県(個人情報に属するため、伏字)
出生時刻:不明(正午と仮定して算定)

(あなたの本質)
あなたは、他人に寛大、自分にも寛大。束縛を嫌う楽天的な自由人です。常に高い理想を掲げて、その目的達成のために努力を惜しみません。目標をこれと定めたら、立ちはだかる障害をもろともせず、それこそ矢のように飛んでいきます。あなたは、物事の本質をとらえることに巧みで、どんな分野においても短期間の内に習得してしまうことでしょう。だから、人生のノルマ部分を達成するのは早そう。仕事でも勉強でも人並以上のことを軽々とやってのけ、その余力で人生の快楽の中に深くのめり込んでいったり、哲学的なテーマに取り組んだり、様々に人生を愉しみます。あなたの中には常に野性と知性が同居しているため、こうした二面性が発揮されるわけです。

(恋愛運)
あなたには浮気性で、飽きっぽいところがあるので、相手を泣かせることもしばしばです。また、極端に束縛を嫌うあなたは、相手の独占欲などが見え隠れすると、急速に熱が冷めてきます。外国と縁の深いあなたには、外人の恋人もぴったりお似合いです。あなたは、あまり若くして結婚しない方がいいでしょう。持ち前の飽きっぽさから、離婚を経験することになるかもしれません。相手と一緒に人生を楽しみ、何でも語り合うことが恋を成就させるコツです。

(金銭運)
人生のあらゆる面で、より広くより多くを要求するあなたにとって、金銭もまた無関心事ではありません。ただ、あまりガツガツしなくとも、自然にお金が転がり込む恵まれた金運の持ち主だけに、あまりじたばたしないほうが得策。低調期は、収入の額ではなく、お金に働かされていると感じた時。人に誇れる「天職」を発見できれば、低調期などそれこそ嘘のように逃げ去っていきます。

(健康運)
いちどこれと決めたら、それこそ矢のように目標に飛んでいく、あなたにとって、世界はなんとも広大で、人生はなんと短いものでしょう。肉体よりも精神が優れるあなたは、とかく肉体を酷使しがち。それに常に気を配り詰めていますから、疲れも神経系に集中します。健康を損なったなと思ったら、なにをおいても休養。楽天的で快活な気分が戻ってきたら、もう大丈夫です。ウィークポイントは肝臓。深酒や夜更しは要注意です。

Hacheは、影の総帥様のブログでやっつけられてから、相当落ち込んでいる様子で、手短に占うよう、命じられましたが、長くなってしまいました。駄文で貴重なスペースを占有してしまい、申し訳ありません。なお、「逆神」Hacheによる「予測」ではなく、私、太木による占いですので、ご安心ください。末尾になりましたが、Hacheより「新刊をお待ちしております」との伝言があったことを申し上げまする。

Posted by: Hache | July 05, 2006 at 09:33 PM

私の代理人めが御迷惑をおかけしたいたしました。お詫び申し上げます。お手数ですが、このコメントと二重投稿となったコメントの一方、もしくは両方ともでも構いませんので削除していただきますよう、お願い申し上げます。

Posted by: Hache | July 05, 2006 at 09:44 PM

>生粋の愛読者が抱く「正論」「諸君 !」への違和感

おお、俄然興味を惹かれました。早速読んでみたいと思います。

考えてみればメディアとは、別に政党、政治結社ではないのだから、この雑誌だからこいつの論文が混ざるのはおかしい、ということはないわけです。
しかも雑誌は「商品」ですから、多種多様な消費者の興味をひくことも大事です。

論とは、批評されて反論し鍛えられていくべきものと思います。むしろ「他流試合」は、歓迎されてしかるべきではないかと。
「他流試合」を避けて「仲良しこよし」で固まって
次第に説得力を失っていった「左翼論壇」(てのがあったかどうか知りませんが、この手の論客の方々)を見れば一目瞭然でしょう。

少し「あちら側」のメディアにお邪魔するだけで
「日和見」「裏切り者」扱いでは、本当に「いつか来た道、内ゲバ自滅への道」になってしまいます。

人生は、長い。
本当に「ひよった」かどうか心配なら、その後、じっくりと見極めていけば別に良い話なのですし。

些細な意見の相違に敏感な「保守論客」への違和感とは、もしかしたら「いい年をして、相手が100%敵か味方か、すごく気になる」さまが、社会経験の薄い未熟な若者を連想させるからかも知れません。
大人だったら、そう世間は単純でないことが判らなければ。

Posted by: るびい | July 06, 2006 at 06:03 AM

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