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June 18, 2006

国会閉幕、一転して風雲急を告げるのか。

■ 一昨日金曜日は、終日、身体的な具合が悪かった。梅雨時の高温多湿の状況は、雪斎には最悪の生活環境である。この時期、雪斎の心は、「札幌の空」に誘われる。ばたばたしているうちに、通常国会が閉幕してしまった。
 □ 重要法案先送りで閉会 小泉首相最後の国会  
 第164通常国会は16日、衆参両院の本会議で継続審議の手続きを行い、18日の会期末を前に事実上閉会した。小泉純一郎首相にとって最後となる国会で、構造改革の「総決算」と位置付けた行政改革推進法など内閣提出と議員立法を合わせて96本が成立したが、重要法案の多くが次期国会以降に先送りされた。今後は、「ポスト小泉」をめぐる自民党総裁レースが本格化することになる。
 政府が今国会に提出した法案は91本。成立した82本には与野党が全面対立した医療制度改革関連法のほか、金融商品取引法も含まれる。
 成立率90%は例年に比べ高くはなく、衆院で3分の2以上の議席を持つ「巨大与党」としてはやや寂しい成績だが、首相自身は会期を延長しなかったことを理由に「決して低くない」と自賛。議員立法ではがん対策基本法や北朝鮮人権法など14本が成立した。(共同通信)

 「課題先送り」は、「ポスト小泉」内閣にも、小泉内閣の路線を引き継がせるための仕掛であろう。だから、その点は、何ら驚くに値しない。
 それにしても、日本で通常国会が閉幕し、日米首脳会談、サンクト・ぺテルブルク・サミットという「外交の季節」に入ったの待っていたかのように、周辺情勢が騒がしくなっている。「共同」記事である。
 □ テポドン2:18日にも発射の可能性 韓国通信社報道
 韓国の聯合ニュースは17日、ソウルの外交関係者の話として、北朝鮮が18日か19日に弾道ミサイルを試験発射する可能性が高いとの見方で日米韓当局が一致したと伝えた。
 同関係者は「(19日までに)発射される可能性が、発射されない可能性よりも高いと日米韓は見ている」と述べる一方、20日までに行われなければ発射はないとの見方を示した。発言の根拠は報じられていない。
 また、別の関係者は聯合ニュースに、試験発射を成功させるだけの技術水準を北朝鮮が持っていると述べた上で、米国がミサイル発射に備えてイージス艦を日本海の北朝鮮寄りの海域に配置し、警戒態勢をとる可能性があると話した。(共同)

 金正日の意図は判らない。日米首脳会談やサンクト・ぺテルブルク・サミットを控えた時期に「挑発」を行えば、世界各国の批判を呼び込むのは、明らかであるからである。しかも、FIFAワールドカップで世界中が盛り上がっている時期の「挑発」は、それだけでも北朝鮮に対する心証を悪くするであろう、合理的に考えれば、此度の「挑発」は、実際に行われれば、北朝鮮には何の益にもならないはずである。
 しかも、気になるのは、発射が準備されているミサイルが、アラスカ近くまで射程を持つとされるテポドン2であるということである。もし、米国領土が直接に脅かされるような「挑発」が行われれば、米国は、おそらくは黙っていない。ヴェトナムやイラクのように、「正当性が疑われている戦争」を闘っているときの米国は、意外な脆さを示すときがあるけれども、「正当性を疑わない戦争」を闘っているときの米国は、殊の他、強い。日本の真珠湾攻撃の失敗は、先に手を出したことによって、第二次世界大戦を闘う「正当性」を米国に与えたことにあったのである。
 テポドン2がどこに向けて発射されるかが、かなりの問題である。もし、本当に「非常事態」になったら、自民党も、既定方針通り総裁選挙などをやっていられるのであろううか。そういえば、今日夜は、日本―クロアチア戦であるけれども、雪斎には、それどころではない時間を迎えることになるであろう。金正日も、祝祭気分をぶち壊しにしてくれるつもりであろうか。

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Comments

おはようございます
TBさせていただきました。株の乱高下で精神衛生上よくありません・・しかも梅雨ですから。雪斎殿もくれぐれもご自愛ください。個人的にはブログが一端消えてしまい、あらたに再構築しました。ボチボチやって行きたいと思います。
 テポドンなんぞ持ち出して、北朝鮮は何を考えているのでしょうか?こちらが思う以上に切迫し疲弊しているのではと思えてなりません。 SAKAKI

Posted by: ゼーゼマン榊 | June 18, 2006 at 09:14 AM

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Tracked on June 18, 2006 at 09:07 AM

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