« 折々の言の葉 8 『漢書』「司馬遷伝」 | Main | 折々の言の葉 9 伊達政宗 »

May 12, 2006

大変な一週間

■ 大変な一週間だった。
 ○ 月曜日、『中央公論』編集部のT氏から、連絡が入る。京都大学・中西寛先生が、『毎日新聞』「雑誌を読む」欄で拙稿「今こそ対中デタントに舵を切れ」を取り上げておられたとのことである。。中西先生の時評は、拙稿の意のあるところを適確に紹介していた。うれしくもありがたい時評であった。
 ○ 木曜日、永田町に向かう地下鉄車内で大手出版社幹部M氏と偶然に遭遇する。M氏は、雪斎にとっては、論壇における「育ての親」である。十数年前、雪斎が言論家として出発した折、M氏から「やってはいけない」二ヵ条を示されたことがある。
 1、特定の個人を名指しして批判してはならない。
 2、「運動」に関わりをもってはならない。
 この二ヵ条を守ったお陰で、雪斎も言論家として道を踏み外さずに済んだ。逆にいえば、雪斎は、この二ヵ条のに該当する言論家のことは、信用しないことにしている。
 ○ 話の流れで、「新しい歴史教科書を作る会」の内紛の話が出てくる。そういえば、雪斎の方にも水を向けてくる人々がいる。「知らない」としか答えようがない。そうしたことは、雪斎には既に「異界の出来事」である。
 ○ 土曜、日曜は、また「物書き生活」である。只今、BGMとして流しているのは、ナナ・ムスクーリである。
一番、有名なのは、「オンリー・ラブ」だと思うけれども、この女性アーティストの歌唱には、本当に惹きこまれる。

 ONLY LOVE (Nana Mouskouri)

Only love can make a memory
Only love can make a moment last.
You were there
And all the world was young
And all its songs unsung,
And I remember you then,
When love was all,
All you were living for,
And how you gave that love to me.

Only then I felt my heart was free,
I was part of you and you were all of me.

Warm were the days and the nights of those years,
Painted in colors to outshine the sun.
All of the words and the dreams and the tears
Live in my remembrance.

Only love can make a memory,
Only love can make that moment last,
Life was new
There was a rage to live,
Each day a page to live,
And I remember you then,
When love was all,
All you were living for,
And how you gave that love to me.

Only then I knew my heart was free,
I was part of you and you were all of me.

Only love can make a memory,
Only love can make that moment last,
Life was new
There was a rage to live,
Each day a page to live,
And I remember you then,
When love was all,
All you were living for,
And how you gave that love to me.

Only then I knew my heart was free,
I was part of you and you were all of me.

 歌詞もメロディーも、そしてナナ・ムスクーリの声も、美しい。

|

« 折々の言の葉 8 『漢書』「司馬遷伝」 | Main | 折々の言の葉 9 伊達政宗 »

「学者生活」カテゴリの記事

Comments

よく読ませていただいております。
いつも非常にクリアな論理展開されていますね。
文章や論理に、嫌味を感じさせないのは二か条
を守っておられたからということ、納得させられました。

ナナ・ムスクーリとは渋い好みですね。この手の
歌手の話をすると、息子たちの世代は宇宙人の
話を聞くかのような反応です。

Posted by: kincyan | May 13, 2006 at 06:53 AM

なかなか面白い見識のある方が、いらしたものだと思いました。

「運動」というのは魅力的なもので、多くの人を引きつけて止まないものです。吸い寄せられるように、巻き込まれていくことも多々ありますし、気が付いたときには後には引けない状況になっているということも多いと思います。

私の拙い経験では、言論と運動をそういう位置で捉える機会が少なく、目から少しウロコが落ちたような気がしました。

この二つを深く結合させている人は、数多く居るものと思います。むしろ「『言論』は『運動』の道具である」という風潮は、根強いものではないでしょうか。
ただ、言論の場から出発し運動の中心にいる人々には、自らに誠実であろうとし、運動体の中で苦悶することも多いのではないかと、一連の「作る会」騒動を見て考える次第です。

所詮言論活動とは、自分ひとりで結果を引き受ける孤独な作業であり、事実上群れることを前提とする運動とは、馴染まない部分も多いからではないかと、愚考いたしております。

Posted by: るびい | May 13, 2006 at 09:05 AM

 はじめまして。いつも読ませていただいております。本日のブログでは、言論人としての覚悟・信念、そして矜持を感じることができました。
 思えば、『国家への意志」から、雲斎様の評論には、常に刺激を受け続けてきました。昨年の「時評」で後藤田氏に関するものは、特に良かったです。

 ・・・現実主義の美徳(virtue)は、何よりも慎慮(prudence)に集約される。軍事力の「必要性」を認識すると同時に、その「恐ろしさ」をリアリストは認識しているがゆえに、慎重さを大切にするのだ。また、リアリストは「激情や時間的プレッシャーの中で、冷静さ、慎慮を意地する困難さ」を自覚している。すなわち、「「現実主義」的思考が、現実にはそれほど容易ではないことへの覚悟」、がある。・・・


 良き現実主義者としてのご活躍を、これからもお祈りしています。本も楽しみにしております。

Posted by: もんだ | May 13, 2006 at 06:11 PM

対中関係では、封じ込めすらやってないし、何もやっていない。
それなのに、対中デタントも糞も無い。
問われているのは、中国との距離感の問題であって、政策ではない。

Posted by: 反中派 | May 13, 2006 at 11:40 PM

はじめまして。
ナナ ムスクーリの検索でお邪魔しました。失礼はお許しください。今♪さよならコンサート♪の真っ最中のナナに、どうか日本公演が実現するように♪と、ささやかなブログをはじめました。↓↓

こちらのような格調高いお部屋にコメントさせていただきどうかご無礼はお許しくださいませ。
http://together-with-nana-mouskouri.blogspot.com/

Posted by: サチ | July 25, 2006 at 08:09 PM

再度ごめんくださいませ。初めて書き込ませていだだいて2年近くがたちました。今年ナナムスクーリさんは7月23日のアテネコンサートで引退されます。
厚かましいお願いですが、もしも、放送界や、出光興産とかサントリーの文化事業関係にお知り合いがいらっしゃいましたら
どうぞ雪斎先生のお力で、ナナさんが日本でミニコンサートが開けないかと、ちょこっと、ナナさんのお名前を業界の方々が思い出すようにインプットお願いできませんでしょうか、、、、、

突然の厚かましい書き込みをどうぞお許しくださいませ。
この二年間、ネットで、日本のナナファンをたどらせていただいております。どうぞ宜しくお願いいたします。
お気に障りましたら、どうぞこのコメント消去の上、どうぞお許しくださいませ。ごめんください。サチ

Posted by: サチ | April 12, 2008 at 04:12 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/71618/10035241

Listed below are links to weblogs that reference 大変な一週間:

« 折々の言の葉 8 『漢書』「司馬遷伝」 | Main | 折々の言の葉 9 伊達政宗 »