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March 21, 2006

「最後の勝ち」は俺が握る。

■ 昨日、大学の卒業式である。
 雪斎が大学教員として面倒を観た「最初の学生」も、ほぼ全員めでたく卒業と相成った。
 「君よ、『最後の勝ち』は君が握れ」。
 帰り際に、卒業生の一人に、このように檄を飛ばしておいた。
 昔、子供の頃、ジョン・F・ケネディの言葉として、「一度目は負けてもいい。二度目も負けてもいい。しかし、最後の三度目には必ず勝つのだ…」というものを聞かさされたことがあある。それが本当にケネディの言葉であったのかは確認していない。ただし、ケネディ政権は、ソ連との宇宙開発競争では、一度目は「スプートニク」で負け、二度目も「ヴォストーク」で負けたので、「三度目での勝ち」を目指して「アポロ計画」を始動させたのである。そして、米国は月面着陸で「三度目での勝ち」を握り、その後の宇宙開発を先導した。それは、確かにケネディが言いそうな言葉ではある。
 それは、なにやら、ワールド・ベースボール・クラシックでの「王ジャパン」の軌跡を表現しているような言葉でもある。
 ところで、「『最後の勝ち』は、俺が握る」というのは、若き日の雪斎の信条であった。高校入試から始まり、人生の様々な「勝負」に関していえば、雪斎の勝率は、おそらくは二割以下であろうと思う。大学院入試の折は、確か八連敗の後に、最後の一勝の結果として手にしたのが東京大学行きの切符だったはずである。就職活動の時も十数連敗の後、何故か飛び込んだのが「永田町」であった。身体的なハンディキャップを抱えると、色々と「悪条件」に直面するものなのである。だから、若き日の雪斎は、「敗戦」の連続である。それでも、「とにかく勝つべき戦い」に勝てたことで、政治学者として身を立てることができた。雪斎に付いたニック・ネームは、今から思えば、かなり、びっくりするけれども、「ゾンビ」であった。「殺されても殺されても生き返る奴」という意味であった。雪斎も、「失点率〇・〇一差で生き返った王ジャパン」並には、運が強かったということであろうか。
 だから、何かがあっても、雪斎は、「最後に笑えれば、それでいい」と思っているところがある。眼の前に負けが込んでいても、諦めなければ、「最後の勝ち」は必ず転がり込んでくるものだと思っている。雪斎は、そのことだけは楽天的に考えている。

■ 尚、雪斎も、三月三十一日付で大学を退職し、新年度以降は「兼任講師」という立場で授業を持つことになった。従って、今後、二、三年は、完全な「永田町シフト」で活動することになる。もっとも、授業は週三コマ分担当するから、負担が変わるわけでもないが…。

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Comments

王ジャパン、「最後の勝ち」を握りましたね。おめでとうございます。

それにしても、もうかんべえさんが不規則発言で取り上げてたのはびっくりしました。対応が早いですね。

Posted by: Baatarism | March 21, 2006 at 03:55 PM

・Baatarism殿
ホントに「最後の勝ち」を取ってしまいました。
「初代」というのが意味のあることのように思います。しかし、それにしても、あの日テレの間の悪さは…。

Posted by: 雪斎 | March 21, 2006 at 04:42 PM

平成の子房様も、やはりあれにはご立腹ですか。
CMに変わった瞬間、年甲斐もなく抗議の電突したくなりました。
ところで、監督が長島さんではなくて王さんだということも、日本にとっては微妙にラッキーな気がします。

Posted by: KU | March 21, 2006 at 05:09 PM

>日テレの間の悪さ
あのときは慌ててケーブルテレビに変えたので、無事トロフィー授与のシーンを見ることができました。最初からケーブルで見れば良かったです。

荒川静香の時のNHKと今回の日テレ、どっちが批判が大きいかなあ。w

Posted by: Baatarism | March 21, 2006 at 05:44 PM

「最後の勝ち」は「決勝戦における勝利」でもありますね。やっぱり一番大事な「勝ち」であると思います。

>「君よ、『最後の勝ち』は君が握れ」

おそらく雪斎先生の卒業生は、一生この言葉を忘れないでしょうね…。良き師に恵まれることは、本当に幸せなことだと思います。

Posted by: 藤田 | March 21, 2006 at 06:59 PM

・ku殿
「平成の子房」とは、畏れ多いことです。
ところで、「サダハル・オー」のネーム・バリューの凄さでも勝った試合かもしれません
・Baatarism殿
あれは、日テレの方が「明白な失態」だと思います。
後続番組のワイドショーなどは時間をずらせるのですから、なにも、あのタイミングで切る必要はないのです。高級フレンチ・レストランでデザートを食い損ねたような気分です。
・藤田殿
本当に「勝つべきとき」に勝たないと道は開けないとおもいます。

Posted by: 雪斎 | March 22, 2006 at 12:49 AM

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