頑張れ、ネオ民主党
■ 椎名恵さんが、シャーリーンの「愛はかげろうのように― "I've Never been to me"」をカヴァーした「LOVE IS ALL~愛を聴かせて」は、割合、よく聴く曲である。この曲のサビの部分は、かなり有名であろう。
Love is all
女なら何よりも 愛を選ぶわ
たとえそれが苦しみでも かまわない
そうよ
遠くても 大切なものが 見えるから
生きていける
You know my love is true
この歌が主題歌として使われたのが、TBSが1986年から1987年に掛けて放映したドラマ『おんな風林火山」』(出演/鈴木保奈美、伊藤かずえ他) であった。このドラマは、「裏」がNHK大河ドラマの最高傑作『独眼竜政宗』であったために、今では「知る人ぞ知る」作品であろう。それは、かの大映テレビのテイストが濃厚な異色の時代劇であったと記憶する。
前置きが長い。後に『東京ラブストーリー』に主演し、「1990年代の代表的女優」となった鈴木保奈美さんが、丁度、この『おんな風林火山』の直後に、わたせせいぞう原作の漫画『ハートカクテル』の実写版ドラマに出演していた。そのドラマにの題材に使われたのが、1988年に、札幌で開かれた「世界・食の祭典」というイヴェントであった。
さて、ここからが本題である。「世界・食の祭典」」は、90億円という未曾有の大赤字を出し、関係者が自殺に追い込まれた散々なイヴェントであった。そして、このイヴェントを北海道知事として総括する立場にあったのが、横路孝弘・現衆議院副議長であった。このイヴェントの失敗の責任を横路氏が取ったという話を雪斎は寡聞にして知らない。
1986年から1991年まで、雪斎は北海道大学の学生であった。今、「永田自爆メール」の一件によって前原誠司代表のような「ネオ民主党」の勢力失墜は免れないであろうけれども、横路氏に象徴される「民主党クラシック」の復権は、それ以上に醜悪である。雪斎は、横路北海道政をリアル・タイムで経験した一人として、横路道知事の無責任対応を忘れていない。雪斎は、「民主党クラシック」が政権を握れば、「世界・食の祭典」の失敗と同じことが国家規模で行われるのであろうと思っている。
だから、雪斎は、前原代表や長島昭久代議士などの「ネオ民主党」には、期待を寄せた。雪斎は、実はまだ期待している。まともな野党が自壊している現状は、日本政治の「危機」である。今は、「塩」を贈るつもりで、「ネオ民主党」を応援したい気がする。
頑張れ、前原、長島、近藤。
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Comments
党首討論は、見ていて痛々しかったです。ああいう形で終わるのであれば、少なくとも事前に「お楽しみにしてください」などと煽るべきではなかったと思います。却って「何が『お楽しみ』だ」と国民の怒りを増幅させてしまいました。
前原氏は「頭でっかち」な感じがして、個人的にあまり好きではないですが、雪斎先生が仰るように、「クラシック勢力」の復権は醜悪以外の何者でもないですね。今回の党難において彼らは沈黙を保っており、何とも不気味です。
フィギュアもいよいよ大詰めですね。メダル取れるかな…?
Posted by: 藤田 | February 24, 2006 06:07 AM
野田という国対委員長の評価ってどうなんでしょう。この間、「なめんな」と啖呵切ったばかりの筈なのに^^;
爆弾議員は心を病んで入院とのこと。元気がないのなら同僚に「薬」もらったらどうでしょ。って、あ、塀の中ですね(これも前代未聞な話です)
てっきり何かを阻止したいゆえの確信犯の自爆テロだと思っていましたけど、みっともない幕引きですね。
Posted by: KU | February 24, 2006 07:30 AM
ご無沙汰しております。
常々民主党を必要以上に甘やかしていたマスコミも、
今回ばかりはどうしようもなかったのでしょう。
それでもまだ、先週末の段階では、まだ「この先、何が出てくるか分からない」と様子見に回っていた彼らですが、「まともに相手にする案件ではない」という空気が国民に広がるうちに、さすがにフォローのしようがないことに気付いたのかも知れません。
「永田議員入院」「党内で永田氏への処分が決められない、鳩山氏一任」「記者会見中止」という反応は、いまだ民主党が、自らが置かれている状況を正しく理解できていない何よりの証拠だと思います。
適当な憶測に基づく状況証拠めいたものを叩きつければ、後はマスコミやら国民が背中を力強く押してくれるとでも思っていたのでしょうか。
前日のコメントにもあったとおり、こんな甘い認識で、どうして「次の内閣」だの野党第一党だの、胸が張れるのか…
政治家として外交なんて担当できるのか…
私も怒りを通り越し、涙でます。
荒川静香の爪の垢でも飲ませ…以下、略ですね。
Posted by: るびい | February 24, 2006 08:05 AM
このセカンドカップさんの記事が、民主党の問題点をよく示しているように思います。
結局ネオもクラシックもひっくるめて、あの政党は言葉と外面だけしかなく、中身がからっぽであるように思うのです。
http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20060223#1140692336
Posted by: Baatarism | February 24, 2006 10:42 AM
>適当な憶測に基づく状況証拠めいたものを叩きつければ、後はマスコミやら国民が背中を力強く押してくれるとでも思っていたのでしょうか。
10年位前まではそんな構図で、「挙証責任」だの「ソースロンダリング」だのいいだす人もいなかったし、いてもマスコミスクラムで消せたわけですから。それにリべラルを立ち位置にしたら、無条件に「正義の味方」でしたし・・・。
成功体験が捨てられないのは世の恒でしょうね
Posted by: KU | February 24, 2006 01:09 PM
結局、民主党はマスコミにおだてられ持ち上げられ期待されてる気になって、それを己が実力と見誤っていたということかもしれません。
永田氏に対しては「浮かれ気分の政治家気取り」という言葉を思いつきました(じつは他の場所で別HNで書いてしまったのですが)。
荒川静香については、当初の計画ではトリプルトリプルのジャンプで攻めていく方針だったのが、サーシャ・コーエンの転倒を見て、あえて危険を冒さずとも堅実に点数を積み重ねていけると、トリプルダブルに変更したと聞きました。
「勝ちに行く」ためには、当然ながら作戦というものが存在します。
今の民主党を見ていると、政党としての最低限の作戦、方針というか、根底を貫く理念さえも持ち合わせていないような、そういう危うさを感じます。
Posted by: るびい | February 24, 2006 03:43 PM
「ネオ民主党」の面々には「幼い~頃に描いてた~、そしていつしか忘れた夢の続きを~」という状態ですね。雪斎先生のブログを読んで「今鮮やかに満ちてゆく、あぁ~目覚めてくぅ~」という状態になっていただきたいものです。
これを糧にして荒廃の中から健全な精神を培ってもらいたいです。「わずか数年で政権交代を成し遂げた奇跡を通じて」となると、それはそれで困っちゃうのですが。
大映好きですいません…
Posted by: 副会長 | February 24, 2006 04:42 PM
永田君は、嘆くことより何ができるかを今日もまた確かめて目を閉じてほしいです。民主党には、政権交代という命より熱い夢を抱きしめて走ってほしかったのにと、別の心が同じ体を冷たく見つめています。
椎名恵ネタはいいですね♪風が叫び雨が泣いて崩れていくだけの民主党・・・頑張ってほしいのに!
Posted by: さくら | February 24, 2006 04:59 PM
「ネオ民主党」の面々は塩気が足りない印象を受けます。彼らに比べれば国内政治や市民団体で現場の修羅場をかいくぐってきた民主党クラシックの方が強かでしょう。
小生も道民として「世界食の祭典」を知ってますが当時予備校通いだった為か、全く、興味がありませんでした。
しかし、官僚あがりは本当に塩気が足りませんな。
人間が動物であることをどこかで忘れているような、もしくは子供のときからある種の盲目さを身に着けて受験勉強に邁進してたような。
頭とお行儀の良い”だけ”ならいくらでもスペアがいるんだがなぁ・・・
Posted by: TOR | February 24, 2006 06:10 PM
確かに民主党はネオでなければ、政権準備政
党であるにはふさわしくありません。民主党
クラシックの連中は、自民党クラシックの面々
より更に時代に乗り遅れてる感がありますので。
Posted by: おおみや%バイト君 | February 24, 2006 06:16 PM
・藤田殿
御説。同意。
・ku殿
野田氏は「ネオの中の寝業師」という位置付けなのでしょう。こういう泥臭いことを手掛けられる人材も必要なので…。
・るびい殿
荒川さんが闘った相手は、「世界」ですから。ちょっと民主党と比べるのは、難しいかなとおもいます。
・baatarism殿
多謝。
・副会長殿
最後の口上を眼にすると「HERO」のメロディーが…。
・さくら殿
ははは、そうですな。
・TOR殿
ライトノベルの感想は暫時、おまちを。これから、「ジパング」を六刷分まとめて読まないと…。
・おおみや殿
民主党クラシックは、「化石」ですからね。
Posted by: 雪斎 | February 25, 2006 03:08 AM