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November 24, 2005

自民党立党50年

■ 一昨日、雑誌『論座』(朝日新聞)に載せる原稿が脱稿する。来月には、雑誌『正論』(産経新聞)に単発エッセイが載り、雑誌『中央公論』では新たな連載が始まる。毎月20日過ぎは、「火事場」である。先週金曜日、機能停止したばかりだというのに、月曜、火曜でまた「24時間耐久レース」をやってしまった。従って、昨日未明以降、実質12時間の「爆睡」と相成る。

■ 昨日午後三時過ぎに起きてみたら、雑誌『月刊自由民主』が十冊分、届いていた。この雑誌は、今号が「立党50年記念号」である。この記念特集の中で、雪斎は、「記念論文」を寄稿している。実に感慨深い。
 因みに、同じ特集には、かんべえ殿が『1955年という年は』という原稿で五十年前の「世相考察」を行っている。他には、与謝野馨金融・財政担当相と作家・水木揚氏が寄稿している。かんべえ&雪斎の「極悪非道」コンビで記念碑的な号に登場である。誠に「いい感じ」である。

■ 一昨日午前に開催された「自民党立党50年記念党大会」の模様は、『産経新聞』が次のように伝えている。
  □ 「小さな政府」実現へ決意 自民 立党50年大会
 自民党は二十二日、都内のホテルで立党五十年記念党大会を開いた。十年ぶりに改正した新しい「理念」と「綱領」に加え、自衛軍の保持を打ち出した「新憲法草案」を正式に表明し、新たな時代に向けた同党の改革への決意をアピールする大会となった。
 二十代総裁である小泉純一郎首相は演説で、明治維新、敗戦後の改革を例に挙げ、「激動の時代に、いかに平和のうちに世界の変化に対応できる改革をしなければならないかが、政権政党であるわれわれの責務だ」と改革への決意を表明。「自民党に対する期待と信頼をしっかり胸に受け止めて、国民のもてる力を発揮できるような環境を整えるのが政治の役割であり、自民党の大きな使命だ」と述べ、構造改革による「小さな政府」実現への意欲を改めて示した。
 大会には、党所属国会議員や地方議員のほか、各国大使や党員・党友ら二千人以上が出席。連立与党の公明党の神崎武法代表は祝辞で「いい意味で緊張感をもって小泉政権を支え、改革に取り組んでいく」と強調。日本経団連の奥田碩会長は「次の時代の政治を担うのは、やはり自民党しかいないと確信する」と期待感を示した。
 また、先の衆院選で当選した新人議員がそろって登壇し、最年少の杉村太蔵氏が代表として「立党五十年宣言」を読み上げた。杉村氏が「国際社会の責任ある一員として積極的に活動する国家の実現を国民に約束する」などと緊張気味に声を張り上げたのに続き、最後は新人全員で宣言の実現を誓う唱和を行った。
 自民党は昭和三十年十一月十五日に自由党、日本民主党(いずれも当時)の保守合同によって誕生した。五十年目にあたる今月十五日が、黒田清子さんとなった紀宮さまの結婚式と重なったため、記念党大会を一週間ずらして開催した。

 新人議員83名の代表として「立党50年記念宣言」を発表したのは、「タイゾー君」こと杉村太蔵議員である。杉村議員には、銀座で女子高校生に囲まれ、余りの人気ぶりに武部勤幹事長が驚いたというエピソードがある。こうしたエピソードは、生真面目に政治を語ろうとする向きには、眉を顰めたくなるものであるかもしれない。しかし、冷静に考えれば、杉村議員に黄色い声を浴びせた女子高校生もまた、数年後には立派な「有権者」になるのである。もし、杉村議員が、ひたむきさを失わずに日々の政治活動に臨んでくれれば、この女子高校生たちは、それこそSMAPやTOKIOを応援する感じで、かなり息の長いサポーターになってくれるであろう。杉村議員が将来、結婚する折には、「女性から反感を買わないタイプの女性」を選んでくれれば、これは、完璧である。また、杉村議員は、まったく社会的な実績を持たないが故に、世の人々は、杉村議員の足跡を一つの「成長物語」として眺めることができる。もしかしたら、自民党は、途方もない「原石」を掘り当てたのかもしれない。


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Comments

 「月刊・自由民主」、興味深くイイ感じで拝読させていただきました。さて、太蔵議員ですが、底知れぬ「スター性」を感じますので、彼を磨き上げていけば面白いことになると感じています。変に青臭い理想に燃えた青年政治家よりも可能性を感じますね。

Posted by: 副会長 | November 24, 2005 at 09:17 PM

小生、杉村議員の人気を見て「ああ、少なくとも
首都圏の”色々”は底を打ったのだな」と感じて
おります。
ああ言ったキャラクターの人気は「回復期」でなければあり得ないなと。
しかし、同時に自民党の生命力に感心もします。
既に名前も残っていない対抗政党のことを考えると
「普通の人たちの恐ろしさ」を無意識に又は、自覚的に理解していた「自民党」とは小泉首相出現前から
結果的な「広範な国民の支持」の結果であったと。
以後、50年「民意も溶媒」として自民党が生き残って行くのか、同じ体質に民主党も変化していくのか、
それとも、より指向性の強い政党が出現するのか
これからの日本の針路と共に興味深いです。

Posted by: TOR | November 24, 2005 at 11:03 PM


修正
「民意も溶媒」→「民意の溶媒」

Posted by: TOR | November 24, 2005 at 11:05 PM

日本も二大政党制になりつつあると言う論調もありますけど、二大政党制は、半分の人材を政府に関わらせずに遊ばせておくという意味では無駄が多い制度でもあるわけです。
日本は優秀な人材を結集したドリームチームによる政治の運用を1955年の保守合同において選択したのだと理解しています。
結局、そのやりかたが日本人のメンタリティーにも有っていたのでしょう。
ただ、人材のストックが厚くなれば、二大政党制をささえる条件も整うわけで、郵政政局で野に下った人達の数を考えると、これからも、ドリームチーム方式が続くのかどうかは流動的だと思います。
優秀な人材も使いつぶしてしまっては元も子もないので、雪斎さんもペース配分を忘れずに、無理を避けて元気で仕事に励んで下さい。

Posted by: T君 | November 25, 2005 at 01:25 AM

上の欄でコメントしたものですが、慣れぬもので、うかつにもメール欄に通常使うメールアドレスを記載してしまいました。そのせいなのかもわかりませんが、最近業者らしきメールがよくきます。申し訳ありませんが、雪斎様、上のコメントごと削除していただくわけにはいかないでしょうか。お願いいたします。

Posted by: 水上玲良 | December 02, 2005 at 08:55 AM

雪斎様、すばやい対応ありがとうございました。
お手間取らせて申し訳ございません。

Posted by: 水上玲良 | December 03, 2005 at 11:35 AM

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