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September 16, 2005

映画バトン

■ 政治ネタが続いたので、趣向を変えてみる。以前、「ミュージック・バトン」というのが、ブロガーの中で流行っていたので、その「映画」バージョンをやってみる。「映画バトン」である。

 
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  ※ 映画バトン ※     by 雪斎

■ movies that I have watched most recently(最も直近,観た映画)
○ 映画館 『亡国のイージス』』(監督/阪本順治)
○ DVD 『ラ・マンチャの男』(監督/アーサー・ヒラー)

■ The most impressive movie that I have watched recentry(最近に観た映画で印象的な一編)
○ 『ラ・マンチャの男』(監督/アーサー・ヒラー)

■ Five movies that mean a lot to me(特別な思い入れのある映画五編)
 □ 邦画部門
○ 『七人の侍』(監督/黒澤明)
お約束です。
○ 『動乱』(監督/森谷司郎)
「男は軍人、女は娼婦。この配役なら、どんなに下手な役者でも様になる」。昔、こういう話を聞いたことがある。しかし、2・26事件で決起した陸軍将校を演じた高倉健さん、遊郭に身を落とし後に将校の妻になる女性を演じた吉永小百合さんには、「下手な役者」どころか「紛れもなく上質な演技」によって、「日本の男と女」の何たるかをおしえてもらった。
○ 『遠雷』(監督/根岸吉太郎)
数あるATG系映画では好きな一作。「田舎の兄ちゃんと姉ちゃん」の恋愛は、こういうものである。
しかし、最後に全員で歌われるのは、何故、「私の青い鳥」だったのであろうか。
○『君よ憤怒の河を渉れ 』(監督/佐藤純彌 )
健さんですよ。健さん。公道の真ん中を馬が駆けるシーンには、びっくりしたが…。
○ 『赫い髪の女』』(監督/神代辰巳)
日活ロマン・ポルノの傑作。石橋蓮司さんの「鋭角的な」演技は、凄まじいものです。だから、後年、缶コーヒー「ジョージア」のCMに出ていた石橋さんには、違和感が残った。
○ 番外 『田園に死す』(監督/寺山修司)
これは「怖い」映画だと思います。霊場・恐山を思わせるシーンがあったりして、「ディープ・アオモリ」(陸奥の国のの深奥部)のテイストが満載です。そういえば、この時代、「大間のマグロ」は全然、有名でなかったような…。

 □ アジア映画部門
○ 『悲情城市』(監督/侯孝賢)
傑作。傑作。傑作。これを観て一遍に「台湾好き」になってしまいました。
○ 『宋家の三姉妹』(監督/メイベル・チャン)
こういう「歴史」絡みの話は、何はともあれチェックするのです。
○ 『ラブソング』(監督/ピーター・チャン)
マギー・チャンyは「いい女」だな・・・と素朴に思わせる作品です。
○ 『初恋の来た道』(監督/チャン・イーモウ)
いやあ、このチャン・ツィイーの可愛いこと。今のメジャーになってしまった姿よりも、余程好ましいと思います。
○ 『ラスト・エンペラー』(監督/ベルナルト・ベルトリッチ)
老いて一市民になった後の「末代皇帝」の姿には、清々しいものを感じました。

 □ 「英語圏洋画」部門
○ 『アラビアのロレンス』(監督/デーヴィッド・リーン)
「若者は戦い、老人は取引をする」。凄い台詞です。
○ 『日の名残り』(監督/ジェームズ・アイヴォリー)
ジェームズ・アイヴォリー作品は、どれも好きなのですが、これが一番かなと思います。
○ 『ゴッドファーザー part2』』(監督/フランシス・コッポラ)
「1」よりも「2」が好きですね。若き日のヴィトー・コレルオーネを演じたロバート・デ・ニーロの演技は印象深かった。
○ 『フィールド・オブ・ドリームス』』(監督/フィル・アルデン・ロビンソン)
「アメリカ」を最も感じさせる映画。これを観た後に、メジャー・リーグ中継を観ると、ベース・ボールの見方が変わってくる。
○ 『炎のランナー』』(監督/ヒュー・ハドソン)
「踵に翼を持った若者たち」。雪斎の「人生の一作」。雪斎は、こういう高貴なエリートになりたかった…。

 □ 「英語圏以外の洋画」部門
○ 『道』(監督/フェデリコ・フェリーニ)
「本当に大事なものは失ってみて判る」。うっ、重い。
○ 『黒い瞳』(監督/二キータ・ミハルコフ)
このマルチェロ・マストロヤンニの「情けない男」の演技は、秀逸です。
○ 『さよなら子供たち』 (監督/ルイ・マル)
子供の残酷さが、よく判る作品です。
○ 『愛の嵐』(監督/リリアーナ・カヴァーニ)
このシャーロット・ランプリングの「妖しさ」は、かなりショックでだった。
○ 『ヴェニスに死す』(監督/ルキノ・ヴィスコンティ)
この世界は、何と表現すればよいのでしょう。

■ Three people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す3名)
  ・ やじゅん殿 http://blog.goo.ne.jp/junyastone
  ・ 玄倉川殿 http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa
  ・ さくら殿  http://lovelysakura.way-nifty.com/sakura/

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Comments

うーん、雪斎さんならではの、渋いラインアップですね。うならされます。
喜んでバトンを拝受します。じっくり検討させていただきます。
寺山修司と言えば、Stereolabというロンドン出身の現代音楽型のロック・グループが『Emperor Tomato Ketchup』というアルバムを出しているのですが、『トマトケチャップ皇帝』からとっているんですね。こういうのを見ると妙に嬉しくなります。

Posted by: やじゅん | September 16, 2005 at 08:57 PM

おはようございます。
産經新聞の『正論』、一読しました。
「天皇陛下の反対党」という言葉に強くうたれました。期待はできませんが、民主党の再生を望みます。

Posted by: さぬきうどん | September 17, 2005 at 05:20 AM

バトンありがとうございました(^^)雪斎先生の、あまりのジャンルの幅広さに感動しました!
私は基本的にアメリカ映画ばかり見てきたので、しかもほとんど邦画を見ていないし、偏ったものになりそうで恥ずかしいですが、近日中にアップしますね。

『フィールド・オブ・ドリームズ』はよかったですよね。野球の映画では、『さよならゲーム』がいちばん好きです

Posted by: さくら | September 18, 2005 at 12:10 AM

雪斎殿、大変ご無沙汰しております。一昔前、ロンドンの文教地区名を冠したグループ名で読書会を実施していた時のメンバーです。益々ご活躍の様で何よりです。皆様が祝福されている通り、元ボスがご当選され身辺も慌しくなる時期だと思われます。ご健康には留意され、変らぬ志を貫いて下さい。PS:映画バトン中の様ですね。3人の方々の推薦作品も楽しみです。因みに、小生も「炎のランナー」が心に残る作品です。ヴァンゲリスのテーマ音楽や洗練された衣装と共に、砂浜を疾走するシーン等が鮮やかに思い出されます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000185DBC/250-7190517-2881855

Posted by: リラ冷え | September 18, 2005 at 01:38 AM

・やじゅん殿
・さくら殿
物事を考えるネタということで、よしなに。
・さぬきうどん殿
多謝。あの言葉は、「女王陛下の反対党」のもじりです。
・リラ冷え殿
お久しぶりです。あの勉強会は、やることがだいぶスノビッシュでしたな。懐かしいものです。

Posted by: 雪斎 | September 19, 2005 at 03:46 AM

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