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March 30, 2005

戯言050330

■ 昨日、ネット環境がバージョン・アップする。これの関係で正午から午後九時近く「ネット」を使えない状態に陥る。慌てる。
■ しかし、接続後、「光」はいいものだと実感する。
■ 従って、昨日の相場の「後場」は、全く確認できなかった、日経平均1万6千円割れという結果に、「ここは買い時だったろう」とほぞをかむ。
■ スマトラ沖地震二連発に戦慄する。
■ ホリエモンさんの傍らに影のように付き添っていた女性が、表舞台に出るようになったようである。ホリエモンさんが「表に出なくなった」のは、組織運営の観点からは、大事なものであろう。

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March 28, 2005

「特撮ヒーロー」番組の記憶

■ 特撮ヒーローの代名詞といえば、「ウルトラマン」と「仮面ライダー」である。このシリーズは、今でも続いている。現在、放送されているのは、「仮面ライダー響鬼」(出演/細川茂樹)だそうである。親子二代で「仮面ライダー」を観ている光景は、珍しくないのだろうと思う。
 しかし、雪斎が小学生の頃、即ち一九七〇年代前半頃、これに類する特撮ヒーローものの番組が集中豪雨的に製作されていた。「人造人間キカイダー」、「流星人間ゾーン」、「シルバー仮面」、「スペクトルマン」、「ミラーマン」、「レインボーマン」、「ジャンボーグA」,「変身忍者嵐」、「怪傑ライオン丸」・…といった具合である。調べてみたら、こうした番組は、民放はどこでも制作していたのである。「よくもまあ、これだけ色々なものを作っていたな…」という気がする。当時のテレビの現場は、よほど「熱かった」のであろう。


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March 26, 2005

日本メディアが伝えた「ケナン逝去」

■ 歴史用語には、言葉の印象とと事件の実態とが乖離させているものがある。日本では「ボストン茶会事件」と呼び習わされる(Boston Tea Party)は、そうした事例の一つである。この事件は、1773年12月16日、マサチューセッツ州ボストン市で、英国本国からの過酷な税に憤慨した植民地人たちが、アメリカインディアンに扮装して港に停泊中の英国船に進入し、東インド会社の紅茶の船荷を海に投げ棄てたという事件である。この事件は、米国建国史の重要な風景であるし、当然のことながら日本の高校「世界史」教科書にも載っている。ところで、何故、〈Boston Tea Party〉は、「茶会」事件と訳されているのであろうか。事件の実態を考えれば、「茶隊」事件、あるいは「茶党」事件と呼ぶべきではないのであろうか。
 〈containment policy〉に与えられた「封じ込め」というという言葉にも、同じような語弊がある。「封じ込め」という言葉には、外から締め上げるという印象があるけれども、〈contain〉という言葉には元来、そのような意味合いはない。〈contain〉の語は、物資を収蔵する「コンテナー」との連想で、何かが外に溢れ出ないように収容し、塞き止めるというニュアンスがある。要するに、〈containment policy〉の含意とは、共産主義の勢力が自由世界に溢れ出てくるのを「塞き止める」というものであったのである。それ故、「封じ込め」政策は、本来は「塞き止め」政策とでも呼び替えられるのが適切であろう。

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March 25, 2005

戯言050324

■ このところ、久し振りに「二十四時間、戦えますが」モードに入る。この一、二日、関わった仕事は次の通りである。
 ① 雑誌「中央公論」に寄せる原稿の執筆
 ② 「読売新聞」経済部から依頼された「フジ・ライブドア紛争」への所見の執筆
 ③ 雑誌「論座」に寄稿した原稿の校正
 ④ 雑誌「月刊自由民主」に寄せる原稿の執筆
 ということで、ブログにも色々と書きたいネタがあるが、今日は、少しだけ。

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March 24, 2005

『漢書』が示す日本の安全保障・各論一

■ 一昨日、TBS系列で『青春の門』最新版が放映されていた。主人公の伊吹信介を演じたのは十七歳の新人俳優のようであるけれども、「よく頑張った」演技をしていたと思う。
 昨日、韓国の盧武鉉大統領は、青瓦台のホームページに対日政策について国民向けの談話を寄せた。この談話中、盧大統領は、島根県議会の「竹島の日」条例制定と歴史教科書検定問題とに言及し、「侵略の歴史を正当化する行為」と批判した。韓国政府は、一旦は封印したはずの「歴史カード」を持ち出して、日本の「頭」を抑え付けに掛かっているようである。しかし、こうした韓国政府の対応は、雪斎には「あほらしい」の一言で片付ける他ない代物でである。

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March 23, 2005

国連安保理再編とアフリカの「二枠」

■ 三月二十二日付『共同通信』電は、「日本は常任理入り有力 6カ国増ならと国連総長」の見出しで次の記事を配信した。
 

【ニューヨーク21日共同】国連のアナン事務総長は21日午前(日本時間22日未明)、国連改革に関する勧告をめぐり記者会見し、焦点の安全保障理事会拡大について、事務総長が勧告で示した2案のうち加盟国が常任理事国の6カ国増加で合意した場合には「アジア地域の割り当て2カ国のうち1つはもちろん日本に行く」との見通しを明らかにした。
 加盟国間の利害が対立している安保理拡大問題で、事務総長が具体的な国名を挙げるのは極めて異例で、外交筋によると、日本に直接言及したのは今回が初めて。
 事務総長は会見後、報道官を通じ「決断を下す加盟国の権利を封じる意図はなかった」と釈明する声明を出した。同案に反対する諸国からの“越権行為”との批判を避けるためとみられる。

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March 22, 2005

「六ヵ国協議」の風刺画

■ 『朝鮮日報』(三月二十一日付、電子版)に載った次の「風刺画」は、誠に面白い。雪斎は、不覚にも笑ってしまった。というのも、この風刺画は、「六ヵ国協議」における各国の立場を象徴的に表しているからである。

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March 20, 2005

ジョージ・F・ケナンの足跡

 只今、ジョージ・F・ケナンを追悼する論稿を執筆している。米国の有力メディアは、ケナンを追悼する記事を載せている。実は今日中、そうした記事を読み漁っていた。米国政府も公式の追悼声明を出すのだろうと思っていたら、コンドリーザ・ライス国務長官の声明が、やはり出ていた。

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March 19, 2005

ジョージ・F・ケナンの逝去

■ ジョージ・フロスト・ケナンが逝去した。『読売新聞』の訃報は、次のように伝えている。
 

【ワシントン支局】米国トルーマン政権下で対ソ連「封じ込め」政策を提唱し、米ソ冷戦時代の本格的幕開けを告げる役割を果たした元米外交官ジョージ・ケナン氏が17日、ニュージャージー州プリンストンの自宅で、死去した。101歳だった。AP通信が親族の話として報じた。
 ケナン氏は、1926年国務省入り。外交問題専門誌「フォーリン・アフェアーズ」の47年7月号に、「X」の匿名で論文「ソビエト対外行動の源泉」を発表し、「ソ連指導部が平和で安定した世界の利益を脅かす兆しのあるすべての地域で、しっかりと対抗することを目的とする封じ込め政策」を提唱した。
 国務省政策企画部長として、封じ込め政策の具体策作りに当たり、48年には占領下の日本を訪問。日本の共産化を防ぐことがアジアでのソ連の影響力阻止に欠かせないと判断し、帰国後の報告書で対日経済援助や賠償見直しを提言した。
 ケナン氏は、52~53年にソ連大使、61~63年にユーゴスラビア大使を務め、その後はプリンストン高等研究所で研究生活に入り、晩年まで提言を続けていた。

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March 18, 2005

日々の戯言050318

■ 昨日夕刻、都内平河町で講演する。弁護士、税理士、経営者の方々で構成される研究会の趣である。「ボルテックス」というメディア系会社の女性社長であるNさんから持ち込まれた話であった。話した中身は、時節柄、やはり「ホリエモン」論を取っ掛かりにした澁澤青淵論である。当ブログを御覧になっている方々には、馴染みのネタであろう。尚、集まった方々の中に、とある民放法律相談系番組に出演されていたK弁護士の姿があった。「番組中での印象は素の性格とは、まるで異なる」という当たり前の事実を諒解した。

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March 17, 2005

「ホリえもんはアウト、三木谷はイン」続編

■ 『溜池通信』「不規則発言」中、かんべえ殿が示した「ホリえもんはアウト、三木谷はイン、孫はボーダーライン、となる。既存の産業の中でも、義明はアウトで清二はインであったりする」という記述に触発された日本社会の「イン」と「アウト」に関する考察は、なかなか興味深い。ところで、「既存の産業の中でも、義明はアウトで清二はインであったりする」のは、何故であろうか。一般的には、義明氏のほうが羽振りがよかったという印象が、強いであろう。しかし、実際には、義明氏は、たとえ『フォーチュン』誌が「世界の富豪」の一に数えようとも、この国の「イン」ではなかった。それは、義明氏が「獄窓の人」になったという事情からではなく、元々、「イン」たりえない雰囲気を持っていたということである。

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March 16, 2005

「馬車船舶の奔逸、覆没を恐れて徒歩する」愚昧

■ 時事通信は、一昨日深夜、「日本に『反動的外国嫌い』=ライブドアへの怒りが外資に-英FT紙」の見出しで次のような記事を配信している、
 

【ロンドン14日時事】14日付の英紙フィナンシャル・タイムズは社説で、榊原英資慶大教授が、ニッポン放送株買収を進めるライブドアの後ろ盾とされているリーマン・ブラザーズのアドバイザーを「金融界の既存権力からの圧力の下」で辞任したと指摘した上で、本来ライブドアに向けられるはずの怒りが外資のリーマンに向けられているのは日本のビジネス界に「反動的な外国嫌い」が存在していることを示唆するものだと批判した。

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March 15, 2005

戯言050315

■ 本日、確定申告締切。雪斎は、本職は私立学校教員であるけれども、原稿料その他の別ルートからの「資金流入」があったりするから、この時期は、書類の作成などに付き合う羽目になる。どうも、面倒なのだな。これが…。


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March 13, 2005

ホリエモンはアウト、三木谷浩史はイン。

■ 『溜池通信』「不規則発言」の先週水曜日のコーナーには、次のような記述がある。

○良くも悪くも、日本の財界というのは閉鎖的で排他的な世界である。IT企業であれば、ホリえもんはアウト、三木谷はイン、孫はボーダーライン、となる。既存の産業の中でも、義明はアウトで清二はインであったりする。アウトとインはどこで線引きされるかというと、所詮は人間関係の世界なので説明が難しい。てなことを言うと、「だから日本は駄目なんだ」という批判が聞こえてきそうだが、ライブドアが本気で成功を望むならば、その辺を承知の上で挑戦すべきだろう。今ごろになって「友好的に」と言ってるようじゃ、駄目っすよ

 何故、「ホリエモンはアウト、三木谷はイン」なのか。このことは、日本社会の性格を考える上では、存外、興味深い材料である。


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March 11, 2005

『中央公論』「時評2005」原稿・#4

■ 雪斎が幼少の頃に見たテレビ画面の光景で忘れられないものがある。それは、一面の雪が積もっていた林に囲まれた一軒の綺麗な家を巨大な鉄球で壊しているというものであった。「雪」「綺麗な家」「鉄球」と来れば、ピーンと来る人々もいるであろう。それは、「連合赤軍あさま山荘事件」を伝える報道であった。

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March 10, 2005

 「“想い出の曲”聴いていたときの平均年齢は18.8歳」

■ 「“想い出の曲”聴いていたときの平均年齢は18.8歳」という誠に面白い記事を見つけた。

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March 09, 2005

日々の戯言050309

■ ただ今、『論座』に寄せる原稿の執筆が佳境に入ったところである。当ブログで雪斎の「与太話」を期待されている方々には、暫時、新エントリーをお持ち頂きたい。
 ところで、『夢芝居』(作詞・作曲/小椋佳)は、雪斎も好きな歌である。

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March 06, 2005

『論座』に寄せた原稿

■ これからの数日、雑誌『論座』に寄稿する原稿を仕上げる手前、当ブログへのエントリー執筆を中断する。10日頃に再開するけれども、中断前に「論壇」の意味について少し記しておくことにしよう。

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March 05, 2005

「雪」と「金」の話

■ 昨日の東京は、雪が降った。札幌にいた頃、朝方の横殴りの雪が降っているのを目にするたび、「また、雪かよ…」とうんざりしたものであるけれども、今日の雪には、「おおっ、雪だ」と快哉を叫んでしまった。ところで、雪に因んだ歌で有名なのは、『雪山讃歌』(西堀栄三郎作詞・アメリカ民謡)であろう。

雪よ岩よわれらが宿り
おれたちゃ町には住めないからに
おれたちゃ町には住めないからに

シールはずしてパイプの煙
輝く尾根に春風そよぐ
輝く尾根に春風そよぐ

けむい小屋でも黄金(こがね)の御殿
早く行こうよ谷間の小屋へ
早く行こうよ谷間の小屋へ

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March 04, 2005

日々の戯言050304

■ 昨日まで、原稿料談議を披露したけれども、実際には、依頼された原稿を片付ける他はない。一昨日、昨日で産経新聞に寄稿する書評原稿、雑誌『正論』から急遽依頼された原稿を片付ける。そして、反転して、雑誌『論座』に寄稿する原稿に再び取り掛かる。『論座』には二ヵ月、連続で載せることになる。かくして、来月には『正論』『中央公論』『論座』に同時に原稿を載せるjことになる。

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March 03, 2005

続・『愛の流刑地』って…

■ 昨日のエントリーを次のように締めくくった。

その藤さんの劇中の肩書きは、「大学教授・文芸評論家」である。今、雪斎も社会的には似たような肩書きを付けて活動している手前、この映画の設定を思い起こすに付け、「当時の大学教授・文芸評論家というのは、高級クラブに通えるぐらいカネを儲けていたのか…」という素朴に思う。学者・知識人などというのは、今では「カネ」にならない商売の典型である。誠に残念な現実ではある。

 何故、こういうことになるのであろうか。

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March 02, 2005

『愛の流刑地』って…

■ かんべえ殿のところのサイトでは、日本経済新聞に連載されている渡辺淳一氏の小説『愛の流刑地』が紹介されている。今では、「あいるけ」という新語が登場しているのだそうである。振り返れば、十年前、世が「失楽園ブーム」の最中にあった頃、「日経というクォリティ・ペーパーに、ああいうポルノもどきを載せるとは何事か…」と激怒した
友人がいた。その友人は、「俺は渡辺淳一を南高OBとは認めぬ」とも口走った。彼は、雪斎の北海道大学時代の同期にして札幌南高校出身、渡辺淳一氏の後輩に当たる。品行方正を絵に描いたような男だった。

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March 01, 2005

士為知己者死、女為説己者容。

 雪斎は色々な映画を観てきた。大概の日本人は、2月26日という日付を見れば、「2・26事件」を連想するだろう。篠田正浩監督作品『スパイ・ゾルゲ』でも、「2・26事件」の一日は描かれている。石原良純さん演ずる決起将校が朝日新聞に乱入し、「奸賊、朝日新聞を討つ」と叫んだシーンには、雪斎は、父君である石原慎太郎都知事の顔を思い浮かべながら、苦笑してしまった。しかし、「2・26事件」を扱った映画で忘れられないのが、森谷司郎監督作品『動乱』(出演・高倉健&吉永小百合/東映/1980)年)である。

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